いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ビートルズ学問。 study of the beatles

2017-07-02 20:20:28 | 日記
 (1)どこかに「ビートルズ学」(study of the beatles)という系統的な専門学問、研究があるのかわからないが、もちろんビートルズの軌跡を専門的に分析、解析、検証、研究する学問系統があってもいいだろう。

 多分広い世界の大学、研究専門機関の中にはそういう分野は確立されているだろうが、やはり「ビートルズ」が主体となって歴史的に残すビートルズの軌跡の専門史、学問があればこの上ないものだ。

 (2)ビートルズはメンバー自ら作詞、作曲し、演奏し、歌ってきた。当時はビートルズは楽譜を読めない、書けないといわれて、主に曲を作ってきたポール・マッカートニーとジョン・レノンはそれぞれが楽器で音を出してメロディにして言葉を乗せていくという作曲手法で、どちらが作った曲という区別もなく作詞、作曲もどちらが主に作っても「レノン・マッカートニー」というクレジットを使っていたといわれている。

 (3)印税に関しては二人の間、ないしは音楽管理部門の中で取り決めがあったと思われる。ビートルズが世界的に注目を集めた初期の頃はリバプールのライブハスで演奏し歌うビートルズを発掘してマネージメントしたブライアン・エプスタインという有能なビジネスマンが「ビートルズ」を事業として監理していたとみられるが、エプスタイン亡き後は「ビートルズ」が巨大産業として成長したこともあって、またビートルズ自らがアップルレーベルを立ち上げて音楽管理権を管理しようとしたが十分に掌握、機能せずにビートルズメンバーと管理部門との間で訴訟沙汰の争いもあった。

 (4)こうした時期にビートルズ音楽の著作権(copyright)が多く別の音楽産業会社に流出したともいわれていた。こうしたことことへの不満もビートルズがそれぞれに独自の音楽活動に向かわせた一因でもあったのではないのか。

 (5)メンバーの中でとりわけ「ビートルズ」にこだわりがあるといわれるポール・マッカートニーさん(75)がこのほど米国に本社を置くソニー系音楽出版社を相手取り同社が持つビートルズの260曲以上の楽曲の著作権を返還するよう求めた訴訟は和解(報道)が成立した。

 ポール・マッカートニー側がビートルズ時代の多くの楽曲の著作権を取り返して(いづれかになくなるものだが)、ビートルズの音楽歴史の集大成をまとめるのか動向が注目される。

 (6)ビートルズの事実上の解体にともないポール・マッカートニーさんもビートルズ音楽から離れて独自のバンドを結成して音楽活動をしていたが、近年はビートルズ音楽中心の構成で世界ツアーを毎年のように開催している。

 ポール・マッカートニーさんは75才を迎えて、残された「ビートルズ」としてビートルズ音楽をビートルズ史として専門的、学問的世界史(study of the beatles)に刻む時が来たように考える。
 

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