評価 (3点/5点満点)
ダントツな経営ができている会社と経営難に陥っている会社・・・この両者を分ける理由を会計的な視点から分析し、その秘密を明らかにして、皆さんのビジネスに役立てるというのが、この本の狙いです。
強い経営、ダントツな経営ができるポイントは、「数字」を経営に活かす7つのルールにあります。
1.客単価をつり上げる
2.顧客数を増やす
3.優良顧客を見極める
4.ビジネスを高回転させる
5.好調品に集注特化する
6.ダラリ(ムダ・ムラ・ムリ)を排除する
7.プロセスを複眼(鳥の目・虫の目・魚の目)で観る
損益分岐点分析における固定費と変動費分解、ROAとROE、在庫管理など、財務会計・管理会計で必ず登場する基本項目も分かりやすく理解できます。
ちょうど今、東芝の不適切な会計処理が話題となっていますが、経営(ビジネス)に「数字」をコミュニケーションツールとして活用する際も、その前提として経営者の正しい倫理観・顧客志向が必要だと感じましたね。
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