マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

若い女性の退化について

2011年06月02日 13時36分14秒 | 子育て講座 ココロビオティックセミナー
1日の毎日新聞の朝刊に出たニュースです。

歯:若い女性の歯退化 鶴見大教授ら学生調査、7~8割が親知らず欠如 /神奈川
毎日新聞 6月1日(水)11時52分配信

 ◇あなたは大丈夫?「乳児期に固い食べ物を」 鶴見大教授ら学生124人調査
 
鶴見大短期大学部(横浜市鶴見区)の後藤仁敏教授と田中宣子講師が、女子学生124人の歯型を調べた結果、若い女性のかむ力が弱くなり、親知らず(第3大臼歯)の退化が進んでいることが分かった。後藤教授は「乳児期にもっと固い食べ物をかむ習慣が必要」と指摘する。【網谷利一郎、写真も】
 
対象は歯科衛生科で学ぶ学生で、18~20歳。咋春、上下のあごの石こう模型を採取し、歯の特徴を調べた。

 歯数は24~32本で平均28・2本。基本の32本は6人だった。上あごの親知らずの欠如が82・2%。その前の第2大臼歯も退化が進み、三角形に変形傾向が見られる。第1大臼歯への影響も出ている。下あごの親知らずの欠如は71・8%だった。

 後藤教授は「人類の歯の退化予測」を新人・現代人段階(抜歯も含め32本)と未来型現代人段階(28本)に分類。調査では未来型が57・3%で、新人・現代人は12・1%、中間(29~31本)が24・2%だった。

 05年から女子学生の歯の調査を続ける後藤教授は「若い女性は、かむ力が年々弱くなっている。歯の退化を防ぐのは、人類史的な重要課題」。田中講師も「ソフトな食品が人気だが、乳児期にしっかりかむ習慣が大切。今年も歯型を調べ、データを積み上げたい」と意欲を示した。

6月1日朝刊


いまさら?って感じがしますが、
女性に限らず、最近の子どもの7割、8割があごが未成熟で
歯が並ばない状態になっています。

この記事は、生えるべく親知らずが萌出以前に、歯の種もないというものですが、
臨床の中では、ずいぶん前から始まっていることです。

これは、病院出産の在り方から、人工乳の増加・定着、工業化された離乳食の味覚教育、保育からスタートする教育現場での食育の問題、家での食習慣、などなどが複雑に絡み合って、退化傾向を促してきていることを浮き彫りにしています。

松見歯科でも、定期的に咬合力や口唇閉鎖力などの検査をいたしますが、
初診時はどなたも数値が低く能力の低下が見受けられます。

しかし、食を改め、トレーニングを習慣化すると、この値は上昇し、あるべく値に改善していきます。

もっと乳幼児の段階で、しっかりと管理できれば
未然に防ぐことができるのです。

子どもたちの将来はだいたい2歳くらいになるとおおよその見当が付きます。

この子は綺麗に歯がならびそうだな、この子は叢生歯になりそうだなと。

そして、叢生歯となる子どもの多くは、成長し大人を過ぎると親知らずが初めから生えなかったという結果に気がつくのです。

子どもの食事や出産、育児スタイルで、将来が決まるとすれば
しっかりと育ててやらなくてはいけませんね。
それには、ある程度の知識も必要になります。

ココロビオティックセミナーでは、子育てに必要な情報をお届けしていますので、ご利用くださいませ。

しかし、第3大臼歯(親知らず)だけではなく、第2大臼歯(12歳臼歯)、第1大臼歯(6歳臼歯までも退化傾向がでてきていることは、深刻な問題ですね。

あ~恐ろしい(><)





















最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。