マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

おむつなし育児<fellow sitter>養成講座 第6回開催いたしました。

2011年07月26日 15時28分40秒 | 子育て講座 ココロビオティックセミナー
母乳育児は若いママにずいぶんポピュラーになってきましたね。
松見歯科に来られる方は、ほとんど、当たり前に母乳育児を実践されている方ばかりです。

口から腸、肛門といった食べる、消化吸収、排泄という一連の生命活動を担う内臓系の器官の初めが口、つまり食べることが母乳育児であれば、最後の過程を担うのが肛門、つまり排泄はおむつなし育児となります。

食べることと排泄は、私たちが生まれてから死ぬまで続けられる命の循環です。

そしてそれは食べて身につけるという栄養だけのことではなく、生きる機能を高め、カラダとココロの成長に大きく関わってくることなのです。

だからこそ、大切にしなくてはいけないのですね。

今年から始めたおむつなし育児の講座は、<fellow sitter>の養成が目的です。
fellow sitterとは寄り添う仲間という意味です。

おむつなし育児をするときの先輩とでもいいましょうか。
ちょっとしたアドバイスができる方、そして、もっと楽しくおむつなし育児の輪が広がるように、ちょこっと力を貸してくれる方を育てていきたいとの思いで始めました。

前半は一人の女の子をおむつなし育児で育てている先輩ママにナビゲーターをお願いいたしました。
今回から後半に折り返しましたが、これからは少しずつ成長のことや生理的なこと、医学的なことも加えながら私が座長を勤めてまいりたいと思います。

おむつなし育児の実践は、母乳育児よりライトな育児法です。
それは、母体作りから始める母乳育児はお母さんの心身の健康状態がすぐに赤ちゃんに関わりますが、おむつなし育児はイクメンパパにだってできる育児法です。
だから、今すでに母乳育児をされている方なら、すぐにでも始めることができるほど、ハードルは低いのです。
でも、未体験ソーンに入るのは誰だってちょっと二の足を踏みますよね。

今日も、この春からおむつなし育児を実践している「ゆうくんママ」が最初はムリ~って思っていたけれど、やってみると全然大丈夫だったって話してくれました。

今回は、月齢が8か月~12か月の赤ちゃんのおむつなし育児の実践法をお話いたしました。時々、パートタイム、フルタイムなど、すでにおむつなし育児をされている方はもちろんですが、これからやってみようという方も実践できるように、3つのステップのお話や、この時期の赤ちゃんの特性からくる「おまるイヤイヤ期」の原因と乗り越え方、ママ以外の方に世話を頼む時の心得や外出時のアドバイスなどをいたしました。

今回初めての方もいらして、興味はあって、始めようとしたけれど上の子どもにも手がかかって敢え無く断念したとのご報告に、これから実践するためのアイディアなどもお話いたしました。うまくいくといいですね。

また、赤ちゃんのために用意したおまるなのに、3つ上のお姉ちゃんにおまるを取られてしまって、使わせてくれなくて今は出来ていないとのご報告も。
上のお姉ちゃんのときはおむつなし育児をしていなかったので、きっと、うらやましいのでしょうね(笑)。100円ショップでプラスチックのボウルを買って、丁度入る箱に入れて安定させて実践している方のお話をして、お姉ちゃんと一緒に並んでやってみるのもいいかもという提案もいたしました。

上のお姉ちゃんは、まだまだ小さくても、下の赤ちゃんの面倒はよく見てくれるものです。大人のように上手にはできなくても、ママのココロはちょっとほっこり。うれしいものです。

おむつなし育児は、こうしなくてはいけないというルールなどありません。

赤ちゃんの身体機能を阻害しないおむつなし育児は、ママと赤ちゃんと家族の素敵なコミュニケーションが生まれる育児でもあります。
だから、ママやパパ、家族と赤ちゃんの数だけ、おむつなし育児のスタイルがあるのです。

もちろん毎日でなくてもいいのです。
1時間でも、半日でも、ちょっと勇気をだして始めませんか?

来月は8月23日(火)10時~12時の開催です。
お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323受付西尾まで。
ミニおやつの準備がありますので、あらかじめお申し込みをお願いいたします。

次回から、受講料は2000円となります。





















石巻ダッシュ写真展

2011年07月25日 08時44分54秒 | 庵主の日記
昨日は、第4回となった<オーガニック蔵マルシェ>の開催でした。
今回、夏休みを迎えて初めての日曜日。
お客様は来て下さるのか?とドキドキしながらの開催。

出店数が7、8月と少ないので、急遽私も出店。
無何有庵でご紹介しています塩や醤油、お番茶と、「黒体鍋 ぢわもん」を並べました。



そして、農家さんも台風の影響で出店が少なく、元木農園のお米とジャガイモ、玉ねぎの販売を引き受けました。ぢわもん鍋でスチームした野菜は本当に甘くなります。







もちろん、素材も天下一品ですから、試食販売はお客様の笑顔をいただけて、楽しかったです。



そして、石巻ダッシュ写真展をいたしました。



試食販売なんて、神戸屋以来だわ。

11時スタートのマルシェですが、準備がちょっと遅れとなり、なんと外では待ってくださっているお客様が!うれしいスタートとなりましたが、でも、準備不足、出店舖が少なくて、ご満足を得ることができなかったのではないかと反省でした。

それから、ピタッとお客様が途絶え、「ひゃぁ~身内だけやねぇ~(@^^);;;」って言っていたら、石巻ダッシュ隊員が続々来てくれて、一気に蔵の中はにぎやかに!
みんな、写真展にきてくれたんですね~。
ありがとう
お陰さまで、マルシェの方も活気づいてなんとか無事に終了できました。

































































次回は、8月28日(日)です。
みなさん、遊びにきてくださいね~。






















受付嬢

2011年07月22日 20時28分49秒 | 庵主の日記
昨日から、松見歯科の受付嬢をしています、たまです♪
いやぁ、受付の仕事は楽しいです。
患者さまのお顔を見ることができて、いろいろな会話ができて、
そして、スタッフの頑張っている様子もよくわかります。

また、細かな改善点もあれこれ見えて、患者さまに、もう少し喜んで頂ける環境が作れるのではないかと思っています。

昨日から歯科衛生士の筒井千佳が加わって、それはもう、診療室は活気づいています。
他の新人スタッフも、なんだか元気です。
人を動かす力は、やっぱり人間力なんですね。

昨日初診の、子どもさんのお母さんから、今朝お電話を頂いて、
子どもさんが、お家に帰ってから、診療室で受けた初診の検査のあれこれをお母さんに色紙などを使って、再現してくれて、どうも、とても楽しかったらしいとのご報告をくださいました。
すぐに歯科衛生士の筒井に電話を代わりましたら、テーマパークのようだったとおっしゃってくださったみたいで、筒井もとても喜んでいました。
子どもたちが、怖くない歯医者があっていいですよね?(笑)

ただただ、申し訳ないのが、
このところ、食養相談や、お問い合わせにちゃんとお返事を返せていません。
スタッフも読むことができないようにしているアドレス、tama@matsumishika.jpには、どんどんお問い合わせなどが貯まってきていて、本当に申し訳ないと思っています。
悪気はないのですが、時間がありません。
どうぞ、もう少しお待ちいただけると幸いです。
順次、返信させて頂いております。

また、昨日から、初診を再開いたしました。
しばらく満杯で、初診をお断りいたしておりましたが、少しずつですがお応えできるようになりましたので、ご希望の方はお問い合わせくださいませ。































スタッフの退職

2011年07月20日 23時17分47秒 | 庵主の日記
半年間、患者さまに育てて頂いた受付の加藤が、今日付けで退職いたしました。
7か月という短い期間ではありましたが、皆さまに叱咤激励を頂き、
人間としても成長してくれた半年間だったのではないかと思います。
本当にありがとうございました。
院長も二、三日前にブログに記事を書いていましたが、
スタッフの総入れ替えとなりました。
来月20日付けで退職となるスタッフもいます。
また、明日から元気に出勤が決まりましたおなじみの筒井千佳の復帰。今川さえの出産後の復帰と、うれしいニュースもあります。

院長と私が望むスタッフ像のハードルは高すぎるのかもしれませんね。
スタッフの高いスキルと深い思いと限りない学びの姿勢を求めています。
ですから、誰でもなれるものではないかもしれません。

●労働者である前に医療者であってほしいこと。
●滅私奉公ができる人。
●常に患者さまの方を向くことができる人。
●学ぶ意欲のある人。
●負けない、あきらめない人。
●トップを目指す人。
●患者さま指導を自らも実践できる人。
●院長の指し示す方向にシフトできる人。

・・・と、キリがないかもしれませんね。

それでも、ご縁をいただいて当院に在籍してくれたスタッフは宝物です。
今日は、送別会としてお昼間にうどんツアーに行ってまいりました。
美味しい物を囲むと、自然とココロが和みます。
笑顔の送別となり、ほっといたしました。
「また、来ますよ」と言ってくれた加藤のこれからに
ココロからエールを送り続けたいと思っています。

一般企業の総務で人事労務をしてきた私からみれば、
松見歯科のスタッフ教育は、まだまだ、優しいものだと思います。
企業はもっとシビアですし、厳しいです。

だからこそ、その厳しさを患者さまに優しさに変換して届けることのできるスタッフで構成したいと思います。

これからの松見歯科にごきたいくださいませ。

明日から、私が看板娘です(笑)。
よろしくお願い申し上げます。





















おむつなし育児<fellow sitter>養成講座 第6回開催のご案内

2011年07月20日 12時34分46秒 | 庵主の日記
今日の香川は台風は過ぎ去りましたが、まだ各地では風と雨を撒き散らしているようですね。

昨日、今日のご予約が、県外からの患者さまがほとんどで、県外の患者さまの場合、まるまる一日のご予約となることが多いものですから、台風の影響で航空便も瀬戸大橋も普通となり、やむなくキャンセル。診療室はがらんとしてます。
なのでこの時ゾとばかりに、受付の加藤の送別に院内うどんツアーを決行。3件梯子でお腹がうどんで埋まってます。

午後からは、院内断捨離。カウンターの中や棚など大掃除をすることにいたしました。

昨日まで、蝉の声が全く感じられなかったのですが、車で田舎道を走らせていますと、蝉の声が聞こえてきて、ちょっと嬉しい時間でした。

我が家の水連鉢には黄色い水連が咲き、なんとメダカの赤ちゃんが5mmくらいの小さなカラダを楽しそうに動かして泳いでいました。いつの間にか生まれていたんですね。

どんな生き物も、ちいちゃな赤ちゃんは可愛いです。


さて、人間の赤ちゃんも元気に育ってほしいので
おむつなし育児の講座、今月もいたします。

今回は、おむつなし育児実践として生後8ヶ月~12ヶ月の時期のお話をいたします。

ちょうど這い這いから一人立ちする期間で、動き始めた赤ちゃんへのおむつなしタイムって、ちょっと大変じゃ?って思っているママも多いはず。
実際に実践してみても、おむつイヤイヤ攻撃に撃沈されたり、今までの排泄のサインが変わってきたりと戸惑うこともおおいのがこの時期です。
アクティブになってきた赤ちゃんにとっては、お外での活動も増えてきますので
そんなときの対応も知っておくとうんと楽に過ごせてしまいます。

ママと赤ちゃんの世界から、外の世界、人間関係も広がってきますので
おむつなし育児がいつでもどこでも多くの人に理解していただくためのマナー、心得もしっかり持つことが大切です。

そして、たくさんの方の手を借りておむつなしの子育てができるように、しゃかりきにならずおおらかで、それでいて気遣いを忘れない、そんなおむつなし育児の方法を考えていきましょうね。

今月のおむつなし育児は7月26日(火)10時~12時の開催です。

おやつの準備がありますので、お申し込みをお願いいたします。
松見歯科診療所087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 西尾まで。























 
 
  


台風上陸?

2011年07月19日 06時56分44秒 | 庵主の日記
おはようございます。
大型台風6号は進路を日本の太平洋側をなめるように北上中。

昨日、JALをキャンセルして、なんとか新幹線でと望みをつなぐべく出張の準備をしていましたが
今朝一番に高松駅に向かいましたが、マリンライナー(瀬戸大橋線)はすでに運休で今日は動く見込みなし。明日もいつから運転開始となるかは不明と言われました(><)。

横浜青葉台での甘酒講座、東京世田谷のココロビオティックランチセミナー、大変申し訳ございませんが中止とさせて頂きました。
世田谷の講座では、はるばる愛知県から吉村医院の助産婦さんがご参加くださる予定でした。
他の皆さまも平日にお仕事を調整してのご参加や、家事、育児の忙しい合間をご予定くださっていましたのに、本当に申し訳ございません。

主催をしていただきました、MY Kitchenの中西先生atelier Hachiの中平先生、ご準備いただいていましたのに、本当に本当にすみません。

関東の講座は今回で一応お休みとさせていただくことにしておりましたので、最後の講座と楽しみにいたしておりました。とても残念です。

台風はまだ九州、足摺に近づいている段階ですが、すでに道路には、樹木の折れた枝などがとばされていました。

台風は南西から来ているのに、雲は東から西に!すごい勢いで流れています。
きっと上空は渦巻きになっているのでしょうね。


今夜あたりに四国上陸かもとのニュース。
その後、関東に北上するようです。
関東も明日はかなりの暴風雨となる予想です。

どうぞ、大きな被害がおきませんように、くれぐれもお気をつけくださいませ。

香川は、今夜満潮と重なるので、海抜0m地帯のこのあたり、要注意です。
何年か前の台風が思いだされます。
土嚢、いるかなぁ?
今日は、高松の中央公園で土嚢作りができるそうです。
必要な方は、いかれてはいかがでしょうか?(時間など確認してくださいね。)























今朝は撫子J.で始まりました。

2011年07月18日 22時45分20秒 | 庵主の日記
今朝、7時前からが優勝、優勝で一瞬にして大量のツイートが入ってきました。
あ~、撫子JAPAN、優勝しちゃったんだ♪って
飛び上がりました。
うれしかったですね~。
サッカーのことあんまりよくわかんないけど(でも、高校の時サッカー部のマネージャーをしていたことがあります)それでも興奮しました。

そんな興奮が台風に伝わったのか、同時期に進路を急に右に取り、え~、四国を通過するのぉ~?

明日から関東に出張。
JALの朝一番の飛行機を予約していたので、急遽キャンセル。
早朝の新幹線で行くことにしました。
神様、瀬戸大橋が通行止めになりませんように(>nn<)と祈りつつ、
出張準備をしております。

今日のシンポジウムのご報告はまたゆっくりとさせていただきますね。

21日に帰宅してすぐ写真展の設営、会場の番人とお役を頂いているので、なんとかこなさねばですが、な、なんと、今週末、来週頭の講座のテキストもまだ!ではありませんか(><)

きゃぁ~!

いやいや、ここであきらめてはなりません。
私も老撫子。今夜は、できることはしておこう。


























キリちゃんにお返事。

2011年07月18日 21時44分57秒 | 庵主の日記
キリちゃんが贈ってくれたひまわりの種。
石巻で大きくなってました。

大阪のダッシュ隊員トッピーさんとなっちが7月に石巻ボランティア弾丸ツアーに行かれて、撮ってきてくれました。

7月3日の写真ですよ。





もうそろそろ花が咲いているかなぁ。

阿蘇生まれで石巻育ちのひまわりです。

みんなの気持ちがいっぱい詰まってますね。

地元の方が、芽を間引いてくれて、ちゃんと育ててくださってます。

キリちゃん、ありがとうね。






















無音の夏・・・。

2011年07月17日 13時33分14秒 | マクロビおもてなし料理 霽華(さいか)
梅雨が明けて、連日こんなに暑いのに、そう言えば、まだ蝉の声をきいていませんね?
昨年も蝉の数が少なかったように感じたのですが、ことしはまったく見当たりません。
地球環境の変化がそうさせているのでしょうか。
だとすると、少し不安な気持ちになりますね。

暑さを増す蝉の声も、無音となるとさみしいものです。
しかし、それ以上に暑さが勝ってしまっているかも。

たしかにあついです。

そんな暑さを、涼やかなおもてなし料理で楽しみませんか?

盛り付けは参考の写真よりも
涼しい演出をいたしますよ。

7月の霽華のコースは
<和食>です。

くずし精進料理として、無何有庵流にレシピをご用意いたします。

フレンチやイタリアンと比べると、より繊細な和のお料理は
包丁さばきや、食材の持ち味を生かす工夫が随所にありますので、
家庭料理にも参考になることがたくさんあります。

和のおもてなしは、私もちょっと背筋が伸びる気がいたします。

<くずし盆>

◆椎茸と豆腐の味噌漬けのピンチョス
◆夏野菜の湯葉包み
◆水菜のハリハリ

<向附>
◆完熟トマトとこんにゃくの刺身

<椀物>
◆冬瓜とアスパラ 南瓜のすり流し

<お凌ぎ>

◆玉蜀黍、筆みょうが、大葉の一文字

<油物>
◆枝豆の子持ち新蓮根と夏野菜の冷やし天婦羅

<甘味>

◆無花果の胡桃味噌焼き







日 時  7月28日(木)10:00~15:00

参加費  5,000円

お申し込みは松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 加藤まで。
入金確認の上、お申し込みを受理いたしますので、ご了承ねがいます。
開催3日以内のキャンセルは、ご返金できませんのでご了承願います。





























あたらしい(^・^)

2011年07月17日 13時00分04秒 | 院長のブログ <歯医者さんの健康常備学>
この半年、スタッフの出産・育児休暇、結婚退職、と続きましたので、皆さまには新人スタッフで何かとご迷惑をおかけしてまいりました。

新人たちはそれなりに頑張ってはくれましたが、やはり、なかなか思うようにはいかず、
スタッフの力が、本当に大切だということを感じた半年でもあります。
また、仕事の適正、向き不向き、資質も大きいことを感じました。
それぞれの仕事への思いや、考え方もよく見えました。

その間、新人たちのたび重なる失敗や不手際にやきもきしながら、マンパワーの低下に嘆きもしました。
人を育てるということは大切なことですが、限度もあることを思い知らされました。

患者さまからのクレームも次第に増加し、最終的な決断としては、6月、7月と段階的ですが、スタッフの入れ替えということにいたしました。当然それに伴い、新たに新人スタッフ西尾が仲間入りすることにはなりましたが、現段階では、私と女房のたまの思いをしっかりと受け止め一丸となって取り組む気合いのある人材と期待しております。

幸いにも、休暇中だったうちのトップ歯科衛生士の今川さえも、子どもを連れての復帰を始めました。さらに、今川のいない期間を出向という形で守ってくれた立本歯科さんのトップ歯科衛生士の筒井千佳が、ご縁を頂いて正式に当院スタッフとしてこの21日から勤務することになりました。

やはり、ベテランスタッフたちの復帰には、力をもらいます。

日本をとりまく環境では、3月の震災、津波、原発事故と大きな問題をつきつけられて、
まさに人間力を試されています。
その環境下で、私たちは自分の働きの一部を分かち合いたいと思い、また、現地の方々はいつまでも施しを受けるのではなく自らが働き、社会に貢献したいと願っていると聞きます。

働くということは、人との関わりそのもので、
決して生活の糧という意味ではないのだと感じます。

私の周りには、秋山陣君のように住まいを自らが廃材ビルドし、食料もできるだけ自給自足。年間に100万もあれば誰よりも豊かに暮らすことができるという、暮らしの達人がいます。
そしてその生き方が、私たちに大きな希望や勇気を与えてくれています。
子どもたちのしあわせな未来を見据えた彼らの、社会への提案です。

お金を得るために働くというスタイルはもう古いのではないかと思います。

人との関わりの中で、誰かの役に立ち、誰かを楽にし、誰かを元気にし、誰かに喜ばれて初めて働いたということではないでしょうか?

そこに、労いと礼讃をかたちにして贈られるのが、報酬のはずです。
まさに「お礼(おれい)」は「お札(おさつ)」なわけです。

ありがとうという言葉がいただけないのでは、働いたといえないのかもしれません。

ことにわれわれ医療に従事する者は、ナイチンゲールの心を持ち、マザーテレサのように身を捧げなくてはいけません。


われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わんーーー

わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。

われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、

悪しき薬を用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。

われはわが力の限りわが任務の標準を高くせんことを努むべし。

わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、

わが知り得たる一家の内事のすべて、われは人に洩らさざるべし。

われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。




このナイチンゲール誓詞は、看護師や歯科衛生士が戴帽式の時に全員で唱和する心得です。
看護師や歯科衛生士に限らず医療従事者は全員が持っていたいものです。

当院のスタッフにおいても、全てのメンバーが患者さまの幸せのために身を捧げる気持ちを持ち、
それぞれの任務を尽くし働きたいと考えています。
また、そうあるスタッフでなくてはいけないと思っています。

常に最高のスタッフで患者さまをお迎えできるように
スタッフとしての条件のハードルは高くしておきたいと切実に思います。
まだまだ、スタッフの入れ替えがあるかもしれませんが、
皆さんに喜んでいただけるようなスタッフに育ててまいりますので、
今後ともよろしくお願い申し上げます。


受付の加藤は20日付けで退職となります。
心根の優しい男でしたが、ご縁というものははかり知れないこともあるようです。
皆さんとは、あと二日お会いできます。
彼なりに頑張ってくれました。
どうぞ、労ってやってください。


<松見歯科診療所新スタッフ構成>

歯科医師   松見哲雄

歯科衛生士  今川さえ
         筒井千佳

歯科技工士  大住隆之

歯科助手    松見卓志
歯科助手見習 宮本香織

メディカルコンシェルジュ 
         西尾和久

トリートメントコーディネーター
食養指導・カウンセラー
         松見千奈美

マクロビオティkック料理講師
         中原亜智

管理栄養士・食養指導
         谷口江利香
  

















鼻咽腔を意識した3次元床矯正<健康顎歯列育成法-松見メソッド>

2011年07月14日 15時34分58秒 | 庵主の日記
松見歯科主催「育てる歯ならび」よい歯のこどもシンポジウムもいよいよ4日後となりました。

今回のシンポジウムでは、当院の<健康顎歯列育成法-松見メソッド>による臨床を中心にお話をいたしますよ。

<健康顎歯列育成法-松見メソッド>は、一般矯正とも一般床矯正(一般拡大床)とも違います。

まず、現行行われている一般矯正とは、犬歯のうしろにある第一小臼歯を抜いてすき間をつくり、そこにはみ出した前歯を並べる高額治療法です。
ちなみにここでいう前歯とは、犬歯から犬歯までの6本(前歯4本、左右犬歯2本)をさします。

この6本が、大臼歯や小臼歯(乳歯の約1.5倍強の大きさの大人の歯)の萌出によって押されて歯列からはみ出し、歯並びが悪く見えるのです。

もともと顎のスペ-スが小さく歯が並びきらないから、それを歯列に全部並べるためにはスペ-スが必要となり、そのスペ-スを、小臼歯を抜いてつくると考えるわけです。

小臼歯は、第一・第二小臼歯が左右に2本ずつ並び、上下に8本あります。このうち抜かれるのは犬歯の隣の第一小臼歯(まれに第二小臼歯)で、通常は上下で4本抜きます。親知らずがかみ合わせを圧迫している場合はそれも抜きますから、最大で8本抜くケ-スもあります。32本中の8本ですから、全部の歯の4分の1にあたります。

また、歯科医の考えによっては、親知らず4本は必要のない歯として当然抜歯し、ひどい場合になると、第一小臼歯の隣奥にある第二小臼歯までふくめて、計8本~12本も抜いてしまうことがあるそうです。(ありえな~い!)

つまり、小さな顎はそのままで、見栄えを考えて必要な歯だけを残すという方法です。

専門用語で「便宜抜去法」と呼ばれているこの方法は、前歯近くの第一小臼歯を」抜歯することでできた隙間に、叢生となっていた前歯をおさめることで、見た目が急激に変わります。

そのため、矯正後の満足度も高いわけです。この簡単な便宜抜去が矯正の主流になった背景には、麻酔をはじめ歯科技術が格段に進歩し、ペインレス(無痛)の方法がつぎつぎに開発されてたことがあげられます。

いうまでもないことですが、人間の体に無駄なものって何ひとつないように、
当然歯だって、無駄な歯など1本もないと私たちは考えています。

歯は順番に、それぞれの角度をつくりながら、あるべき位置に生えてきます。そしてどの歯にもそれぞれ重要な役割があります。

抜歯の対象となっている第一小臼歯も、顎関節を守るなど、他の歯には代えられない役目をもっており、そのためにあるべき位置に並んでいるわけです。

人体には虫垂や扁桃腺、余った血流路など、痕跡器官と呼ばれる臓器が存在していて、進化の名残ともいえるこのような器官は、あっても無くても人体にはそれほど影響がないと考えられてきました。

たとえば、痕跡器官の好例が脾臓(ひぞう)は最新の研究によると、損傷を受けた心臓の回復に欠かせない役割を果たしていることが判明。感染を検知する役割や、損傷を受けたり古くなった赤血球を破壊する機能を持っているのだそうです。

また、虫垂は役立たずどころか、実際には食料の消化を助ける善玉菌の貴重な貯蔵庫です。「虫垂は、非衛生的で寄生虫の多い環境に合わせて進化した結果で、下痢性疾患が当たり前のように広がる地域では、病後の腸内善玉菌の回復に虫垂が欠かせないと言われています。

でもこれらを切除しても人は生きていくことができるので、不必要なものだと考えられてきたんですね。

歯だって同じなんですよ。全部必要だから生えようとするのです。

しかし、最近の退化傾向は急速に進み、並ばないどころか生えない子どもたちが増えていることも知っておかなくてはなりませんね。


さて、次に一般床矯正(一般拡大床)についてです。

拡大床といわれている治療方法ですが、抜歯をせずに顎を広げて歯が生えるスペースを作るというものです。抜歯をしないところはとても共感するところですが、残念なことに、広げても後戻りすることが多いことと、横の広がりに特化され奥行きのある顎の矯正とはならないことで、噛み合わせなどの問題が出てきます。

また、拡大適齢期が小学校・中学年くらいとも言われていますが、顎を育てる矯正にはなりにくいのが欠点といえるでしょう。


3次元床矯正<健康顎歯列育成法-松見メソッド>について

以上のことから、横軸と縦軸と奥行きのバランスをできるだけ医療介入しない自然な育成を促す方法として開発したのが3次元床矯正<健康顎歯列育成法-松見メソッド>です。

これは乳歯が生えそろった段階から導入できる画期的な方法で、まずは顎骨が柔軟な時にストレッチやトレーニング、食改善によって自然成長を促進し、歯列不正の予防をいたします。

その後、歯列不正が改善できない場合は拡大床治療を開始。同時に、ストレッチ、トレーニング、鼻咽腔の洗浄、年齢に応じて足指の矯正(ソックスの着用)、食事指導を行います。
そのことで、口蓋の異常な深さを改善し、鼻道の広さを確保、脳底部や顎の成長を促して行きます。
こどもの育つ力を促進するこの方法は、矯正というジャンルを越えた医療革命ともいえる顎床育成法なのです。

「育てる歯ならび」よい歯のこどもシンポジウムでは、その全てを、皆さんに大公開いたします。

日  時 7月18日(月曜・祝日)  

      午前9:30(開演)~ 午前11:30 (9:00開場)

場  所 サンポート高松 ホール棟 6階 「62会議室」 (61会議室から変更になりました)

参加費 500円


講 師 松見歯科診療所    松見 哲雄 院長
     佃 歯科医院      佃  卓  歯科医


お問合せ先:松見歯科診療所
      TEL:087-881-2323
      加藤まで
      Eメール:otoiawase@matumishika.jp



子育て中のお母さん、お父さん、お孫さんの歯並びが気になる方、今からご結婚、妊娠、出産の予定の方はぜひお越しください。



































こういうことじゃないよなぁ。

2011年07月13日 08時12分31秒 | 庵主の日記
今朝、ネットでこんなニュースを見つけました。
たしかに、事故などで不運にも歯を失ったような場合は、インプラントだってありかも知れないと思いますが(もちろん、安全であるという前提で)、歯を守るということは、こういうことではないと思います。

壊れたから、再生技術でというのではなく、壊さないことを何よりも一番にすることが
本当の意味での最先端だと思います。

以下、記事の転載です。


「本物の歯」で入れ歯=5本まとめて移植、再生―マウスで成功・東京理科大など
時事通信 7月13日(水)1時10分配信

 高齢化や事故で歯を失った人が、「本物の歯の入れ歯」の移植を受け、自分の歯が再生する―。夢の治療の実現を期待させる基礎技術が、東京理科大と東北大、東京医科歯科大の研究チームによってマウスで初めて開発され、12日付の米オンライン科学誌プロス・ワンに発表された。

 東京理科大の大島正充助教や辻孝教授らは、マウス胎児から歯のもとの細胞を採取し、歯の原型「歯胚(しはい)」の段階まで培養。プラスチックの型枠に4、5本並べて入れ、腎臓皮膜下に一時的に移植した。

 2カ月弱かけて大きさがそろい、エナメル質や象牙質、歯髄、歯根膜を備えて歯槽骨でつながった「再生歯ユニット」に成長させてから型枠を外し、歯を抜いた跡に移植した。1本移植した場合の詳細分析では、顎の骨と結合し、歯髄に血管や神経もでき、餌をかみこなせることが確認された。

 人間の場合は、歯のもとの細胞をどのように準備し、体内や試験管内でユニットまで成長させるかが課題。移植に伴う免疫拒絶反応を避けるには患者自身の細胞が望ましく、少年なら親知らずの歯胚、大人なら皮膚細胞に遺伝子群を導入して作る万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を利用できる可能性がある。

皆さんはどう思われますか?






















 


石巻ダッシュ、第2弾。出発準備はじめました。

2011年07月10日 16時49分58秒 | 庵主の日記
先週、8日の金曜日に石巻ダッシュのOFF会をいたしました。
来る7月23日・24日に開催する石巻ダッシュ写真展の準備会です。一応 (^^)ヾ



長崎の吉田俊道さんに頂いた、山形のサクランボをダッシュ隊員で分かち合いました。














今回は、写真パネルの打ち合わせ、石巻ダッシュPVの準備が目的で、PVに収める写真の選択など、主にはトッピーさん、アキさんがけなげにコツコツ働いてくださいまさした。
ま、あとはのん兵衛の集まりかも・・・

でもでも、本当に素敵な仲間で、仕事の疲れも吹っ飛ぶ楽しい時間でした。

さて、さて、お知らせがいくつか。


まず!<石巻ダッシュ写真展>が決まりました。

7月23日(土)、24日(日)の二日間。

宇多津町臨海公園「海ほたる」内。
FMサンサテライトスタジオ前のフリースペースにて。

今、猛ダッシュで準備中です。

ぜひ、見に来てくださいね。



そして、石巻ダッシュ第2弾!
石巻ダッシュボランティアツアーのお知らせ。

9月17日(土)18:00 ~ 24日(土)夜 (高松香西出発着)

参加費:未定(2万円~3万円・旅費、食事代11食、ボランティア保険 含む)、他は各自実費の予定。

17日 18:00高松出発
18日 正午着 午後ボランティア
19日 ボランティア
20日 ボランティア
21日 ボランティア
22日 9:00石巻出発 途中温泉地に宿泊(交流会)
23日 6:00出発-高松着

詳細は現在計画中です(変更あり)。
ボランティアの内容は、時々刻々と変わってきていますので9月に入ってからの状態で判断させて頂きます。持ち物なども、状況で変わりますので、今のところ未定です。現在のところ「め組JAPAN」にボランティア登録していますが、状況によっては変更する可能性もあります。
バス1台は出発確定です。 
お申し込み、お問い合わせは087-881-2323松見歯科診療所まで。



















庫裏のコース<梅干し本漬け&新生姜で紅ショウガ>作りました。

2011年07月10日 07時53分02秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
昨日は、今月の庫裏のコースを繰り上げて、先月下漬けした梅干しの本漬けをいたしました。

先月末に練習した、赤紫蘇を使ってのもみ紫蘇作りをお家でも練習してきてもらい
そのもみ紫蘇を使って、本漬けをいたしました。

みなさん、カビを生やすことなく、本当に透明で綺麗な白梅酢が取れましたね。
上出来、上出来!

余分な白梅酢は保存瓶に保管。
無水煮や和えもの、簡単浅漬けなどの調味料として使えますね。





梅酢を減らした梅の上に、いよいよ、もみ紫蘇を乗せて重しをもう一度。
これで土用まで待ちます。
今朝、もうすでに赤梅酢が上がってきていましたよ。



梅干し作りのハードルを少しだけ下げてくれるのが
すでにできている市販の「もみ紫蘇」。
自然食品店に6月の初めに予約を入れておくと有機のもみ紫蘇が手に入りますよ。

乗せるだけの簡単さは、忙しい人にはお助けの品かも。

ご紹介も兼ねて、有機のもみ紫蘇を使って紅ショウガを作りました。
この時期の新生姜は高知産。
昨年は「桐島畑」さんの新生姜を送っていただきましたが、
HPが閉じられていたので、高知の違う生産者さんのものを使いました。

無何有庵の料理教室は、大概、時間が長いのですが(スミマセン^^;)庫裏のコースは本当にあっという間に終わります。
それくらい、伝統食作りは簡単なんですよ。
毎年繰り返し繰り返し作る中で、少しづつ、こだわりも生まれてきて
我が家の味が生まれてきます。
本などのレシピにこだわらず、いろいろ楽しんでください。
作り方も、本当にいろいろなんです。
まずは、やってみる。
そして、もう一度作ってみる。
これを継続すると、自慢の自家製の逸品が生まれるわけです。

さて、後は土用干しですね。
再び、梅干しちゃんに気持ちをそそいでくださいね。



来月の庫裏のコースは

8月3日(水)  福神漬けを作ります。
(当初の予定24日を繰り上げましたので、ご注意ください。)
これは、夏だからこその保存食です。
キュウリや茄子やウリが一杯採れてどうしよう~って時に
福神漬けが生まれたんだと思います!
夏野菜をふんだんに使って、手間暇かけて作る福神漬けは
本当に美味しいですよ。
野菜嫌いの子どもさんも、大好きな美味しさです。

カレーライスについてくる福神漬けが何だったんだろう?って思うくらい
美味しい庫裏仕事です。
       
参加費 4,000円。

お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ加藤まで。





























加藤文雄さん写真展のお知らせ

2011年07月08日 07時44分13秒 | 松見歯科診療所にようこそ
アラスカ・ハローベイに熊を見にに行った時のメンバーで、カメラマンのひとみちゃんから素敵なお知らせが届きました。

加藤文雄さん写真展」

そのまま転載します。
加藤さんは途中からの参加でしたが、アラスカでご一緒いたしました。
素晴らしい感性で、ムースを撮影されるときには、ムースに頬ずりしそうな勢いで(もちろん、そんなに近づけないですが)シャッターを押していました。
素敵な写真には、いつも感動しています。
ぜひ、写真展にお運びください。





東京方面の方にお知らせです。
今頃お知らせするのは遅いと思うのですが・・。
10日の日曜日までなので。

加藤文雄 写真展 「森に輝く」~ホタルの光~

日程 2011年6月26日(日)~7月10日(日)  *28日(火)のみお休み
時間 11:00~20:00 入場料無料
会場 モンベル渋谷ビル5F
   150-0042 渋谷区宇田川町11番5号
   TEL 03-5784-4005

素敵な蛍の写真です。
もし近くに行かれる方は立ち寄ってみてください♪

私も今年は一緒に姫ボタルの撮影に行かせていただきました。
源氏とはまたちがう美しさでした。

でも本当に根気のいる撮影で
何年もかけて素敵な作品ができるんだなって改めて実感しました。






季節がら、ほたるで涼を感じてください。
そう言えば、まだご報告ができていないのですが、先日お伺いした岡崎の吉村医院さんのスタッフさんが、ほたるがいっぱい生息する川に案内してくださいました。
素晴らしいホタルの乱舞。
自然を愛してやまない、吉村先生のこのところのマイブームだそうです。