マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

官足法講習会

2008年06月30日 17時10分38秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース
先週の24日(火)、こころとからだの健康道場・太田光夫先生をお迎えして足の裏から健康にを合言葉に「官足法講習会」を開催いたしました。

まずは、足の裏からどのくらい健康なのか?
官有謀先生のウォークマットを使って30秒足ふみをします。
平均数は60回。
100回以上は横綱、30回以下は要注意。
糖尿病の方などは、数回でギブアップとか・・・。











「う~っ!」
「いや~(><;)」
「ぐっぅぅ・・・」

皆さんの反応は実に面白かったです(笑)。

第二の心臓と呼ばれる足の裏には全身を現すツボが点在しています。
それらを揉み解すことで、未病のうちに健康を取り戻すことが出来るというのが足の裏健康法です。

実際に、痛いところが病んでいます
とにかく痛いです

でも、本当に健康な方は全然痛がらない。
美穂ちゃんちの息子ちゃんは平気でマットの上を歩きますもん・・・



せっかく太田先生にお越しいただいたので、個人セッションもしていただきました。





うふふ・・・









痛そうですね~。





こちらは股関節を軟らかくするメソッド。



こちらは、足首を45度から60度くらいの上り坂の板の上に立ってまっすぐに立てるかどうかのチェックです。殆どの方がへっぴり腰になります。
スタッフのさえちゃんと江美ちゃんはまっすぐ立てました!すご~。7号食明けだから?



こちらは、電気の回転ローラーの上に足を乗せ、膝を直角に曲げてその向こうのものを取ろうとしています。
これ、めちゃくちゃ痛かった~。
でも、平気な人は平気なのです。スタッフのナオピーなどはそ知らぬ顔でしたよ。

痛い痛いといっていたら、太田先生に叱られそうです。
イタギモです。

私は、キッチンの流しの前にマットを敷いて、毎日食器を洗っています。
これ、結構いい感じ。毎日続けられるしね。

とにかく、自分でできる健康法なので、結果はやるかやらないかです。
今、松見歯科の周りでは、ちょっとしたブームですよ。

太田先生、本当にありがとうございました。
2時間の予定が3時間と大幅に延長していただくほど、皆さんもものすごく関心をもたれていました。感謝申し上げます。







ココロのウツシ

2008年06月30日 16時18分49秒 | 庵主の日記
鞄の中、
引き出しの中、
机の上、
部屋の中・・・。


ココロが乱れていると
全てが乱れている。

子どもが落ち着かない?
最近ついていない?
素敵な恋に出会わない?
ケンカが絶えない?
人間関係がうまくいかない?
パートナーがうっとうしい?

誰のせいでもない、
すべて自分の中に問題があるんだよ。

自分のココロが
ほら、鞄の中に・・・・。

いつまで、そうしているの?




マクロビオティックの向こう

2008年06月29日 09時49分06秒 | 庵主の日記
16日の月曜日の早朝から、無何有庵を離れて東京に行ってきました。
18日、夕方帰ってきたのですが、暫し、お病気で苦しんでいる方や、食で悩んでいらっしゃる方から離れて、あらためて、健康って大切だなって感じる3日間でした。

1日目は、中医学のお勉強。
こちらは、今の私にとってはとても必要なもの。
未病での食のあり方を学んでいます。



そして!



えへへ、2、3日目は、なんとSMM(シンプルモダンマクロビティック)の定期講座、お料理とスイーツの勉強でした~。

マクロで食養をやっていると、食を楽しむ範囲が狭くなります。
もちろん、体調を整えていくわけですから、何でもOKではありません。

だからこそ出来るだけ、美しく、煮締めたきんぴら牛蒡であってもお洒落にしたいから、マクロビオティックの料理本より、プロ仕様の料理本や、家庭画報みたく や、柴田書店系の本を見ながら盛り付けや食材の組み合わせなどを独学してきたのだけれど(&ノンマクロの独身貴族時代の飽食三昧が役に立ってはいますが・笑)。

料理自体をどこまで自分の許容範囲で変えられるかが課題でした。

(N師匠の弟子のわたしの場合かなり硬派なNマクロなので、許容範囲狭いです。・・・笑。  まして、主人は歯科医で人生ノンシュガーですから。私の中で許されるのは、米飴・玄米甘酒ですから。爆)

平田シェフのお料理に触れて私を引きつけたのは、本当に素敵だった盛り付けもさることながら(何よりそこが一番学びたいところだったのですが)、料理そのものがいわゆる(食養の)マクロビオティックではなかったことです。(って、真意が伝わるかなぁ?)

やわらかい♪

つまり、元気な人のためのマクロビオティック。
ちょっと疲れた時、気が張り詰めた時に「ほっ」とさせてくれるマクロビオティック。
基本の枠組みをを上手に外してご馳走に仕上げたプロの技です♪
シンプルに、モダンに表現なさるのが平田シェフ流です。

元気だからこそこんな楽しみ方があるんだよ。
元気でなくっちゃ、つまらないよ♪って、メッセージだったんです。


診療室に併設した施設だけに、ご病気の方との関わりが多い私は、
どうしても、厳しい食箋をださなくてはいけなかったりするのですが、でも、
お元気になられたとき、あるいはその過程で、工夫を凝らして同じお料理もご馳走に見立てます。そうすると、しんどそうになさっていた青白いお顔に紅がさしてきます。笑顔が戻ってくるのです。
この思いは、平田シェフのお料理に見てとれた思いと全く同じ考えのように思いました。

平田シェフのお料理マジックは、そんなヒントをたくさんくださいました。
もちろん、全てを適用するには時期尚早な方も多いのですが・・・。

いつも、患者様と同様に張り詰めている私にとって、平田シェフにお会いできたことは近年何よりのプレゼントでした。本当に意味のあるありがたいことでした。


平田シェフが伝えたいものって・・・元気じゃなければ楽しくない!元気にマクロを楽しんで欲しいって事じゃないのかな?って感じました。

それが一番大事なことですよね。

平田シェフにお会いして、やっぱり元気でなくっちゃってつくづく思ったのです。
そして、元気は楽しい♪ってこと思い出しました。


まだまだ、東京行脚は続きますが、平田シェフからもたくさん教えて頂いて、みんなが元気で楽しく暮らせるマクロビオティックのお料理を見出していきたいですね。

平田シェフ、本当にありがとうございます。
すごく、原点(素直)に帰れました。
感謝します。

そして、本当に美味しかったです。
美しかったです。

マクロビオティックの向こうに笑顔がほころんでいる、
そんなお料理でした。































恒例、庫裏のコース<梅干作り>その1

2008年06月29日 06時46分24秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース




昨日は、梅干作りを致しました。
毎年、紀州から有機無農薬・南高梅の完熟梅を届けていただいて
皆さんとご一緒に作ります。

今回は9名のご参加。
2口のお申し込みも頂いて、みんなで30kgの梅をつけました。
我が家も6kg漬けましたよ。(今年は、トータルで15kgくらい。数年前は50kgくらい漬けていたので可愛いものです。歳ですかね?笑)

無何有庵の扉の向こうまで、甘い梅の香りで充満して、しあわせなひと時。
こんなに甘い香りなのですが、食いしん坊心を出して齧ったりすると、きゅ~んって酸っぱい梅なのでした。

わいわい、作っていたのでつい写真を撮るのを忘れました~。
赤く熟れた完熟の梅ちゃんを、皆さんにお見せしたかったのですが・・・う~ん、残念。本漬けの時には、写真撮りますね!

今まで、梅のヘタを取って洗うまでは準備していたのですが、とてもとても大変で、殆ど実費での教室なので、今回は皆さんにしていただくことに致しました。
あらあら、人数がいらっしゃるので早い早い。
今回の下漬けの庫裏仕事もお昼前には余裕で終了。
な~んだ、今まで無理しなくってもよかったんだ♪
みなさんのお陰ですね。ありがとうございました。

さて、来月9日には本漬けです。
それまで、大切に完熟梅ちゃんを育ててね。

(写真は昨年のものです)







おむすび

2008年06月28日 04時55分22秒 | マクロビランチCafe ゆるりまんま
おはようございます。飯’zのみほこです。

久しぶりのブログですね~。
忘れられてないでしょうか

むすこちゃんとは喧嘩しながらも
ちょっとづつ成長しているつもりです。

昨日、とうもろこしを手に入れました。
そのまま生でたべてもあま~~~~~い
とうもろこし。

今日のおむすびになりますよ

ぜひぜひよろしくおねがいします



今日も良い一日になりますように

徒然にマクロビオティックを思う

2008年06月27日 17時04分37秒 | 庵主の日記
今日は午前中にあるブライダル関係の支配人の方とお会いしました。
このあたりに7つもの式場を持つ、トップリーダーとしての地位を築いてこられた最大手の会社の方です。

企業として、環境や食、農、健康などの社会的活動を通して地域に貢献していきたいとのお話でした。
エコロジーやオーガニックなどのキーワードの中から、マクロビオティックに関心を持っていただいたようで、今回は、お顔合わせということでの面談でした。

ブライダルを通して、若いカップルが健康に暮らしていける提案を積極的にされたいという支配人の言葉は、とてもうれしく感じました。

私達が歯科を通じて、食の大切さ、農の在り方、医療の役割などをお話してきたコレまでの活動は、気の遠くなるような長~い道のりでした。(これからも続きますが・・・)

しかし、このように企業が腰を上げてくれるようになると加速度的に本来あるべく環境が伝えられていきます。
企業メリットも構築しながら、一緒に有機的に関わりあえるといいなと思います。

この秋ぐらいから、少し、香川のマクロビオティックの風がフォローになってくるかもしれません。喜ばしいことだなって思います。

地道な活動の中には、賛同や共感も頂きましたが、批判も受けます。
料理教室なども、ちょっとしたボタンの掛け違いなのか、人間臭い仕打ちを受けることもありました。もちろん、未熟さゆえの結果なのでしょう。
しかし、一生懸命したことが無駄に終わる時には苦痛を伴います。
そんな古傷は、時々私のココロの中に現れて、胸を締め付けながらも、決して忘れてはいけないことと、未消化の気持ちを噛みしめてまた飲み込みます。

支配人の方とのお話を頂いてから、ずっと、これまでの事を考えていました。

自分のココロはぶれていないか?
学びのココロを忘れてはいないか?
いつも全力を尽くせているか?

全ての人が平等に与えられるものこそ本物と桜澤先生がおっしゃられたように、
私という人間が、どなたにとっても同じに
いつも何かしらお役にたてるようになるために
酸いも甘いもしっかりと消化していきたいと思います。

そのためにも、全てのものを受け入れて、「よく噛む」!です。
そして、今回のお話が半歩でも前に進めることができるように
がんばってみたいと思います。











































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































月に一度のマクロビオティックランチCafe<ゆるりまんま>

2008年06月26日 19時29分00秒 | マクロビランチCafe ゆるりまんま
今日はゆるりまんまでした。
今月は、お献立をブログにアップする時間がなかなか取れなくって、ごめんなさい。
ミステリーメニューでしたね。

今日のメニューは、

トマトとコーンの玄米ごはん
青大豆のコロッケ(zenboさんの青大豆です!)
大豆のからあげ
レッドオニオンと蒸し煮ペコロスのホワイトバルサミコビネガーマリネ甘酒添え
甘い野菜の豆乳スープ カプチーノ仕立て
自家製金柑の甘露煮
三年番茶

でした。





炊き立ての玄米ごはんにトマトのざく切りとコーンを混ぜ合わせるだけの簡単レシピ。これからの季節にとっても嬉しい一品です。今日は、エキストラバージンのオリーブオイルとブラックペッパー、土佐の塩丸を添えました。



メインのおかずは、zenboさんが心を込めて作ってくださった青大豆を軟らかく炊いて少しの塩だけで半突きにしてカラリと揚げたコロッケと
大豆タンパクの乾燥をお湯でもどして、水気をよく絞り、にんにく、生姜、フレッシュの月桂樹の葉と出汁醤油で下味をつけたものを、塩・胡椒しオーガニックの地粉と全粒中力粉をまぶして揚げたから揚げです。特性ソースをかけました。



もう一品はあっさりとマリネ。
ペコロス(小玉ねぎ)を蒸し煮してホワイトバルサミコビネガーを振り掛けたものとレッドオニオンのマリネを合わせました。
お口にしたとたん、す~っと汗が引く爽やかな一品です。
量は、ほんの一口、二口のサイズです。



マクロビオティックではお馴染みの甘い野菜のスープを使ってソイミルクスープをご用意いたしました。野菜を陰性の順に重ね煮をして、いつもより少しのお水で蒸し煮を致します。そこにソイミルクをいれて味を整えるだけです。
実は、スープの上に豆乳のホイップを乗せてカプチーノ仕立てにしたんですが、写真を撮るのを忘れて、後からパチリ。カプリーノにはしてませんが・・・



この梅雨の時期に甘いデザートはあまりおススメではないのですが、月に一度のお楽しみのランチCafeなので、今日は特別にちょっとだけ。
庭で採れた金柑を甘露煮にしました。



お味はいかがでしたか?
から揚げが結構人気でしたね~。

来月は、無何有庵料理教室卒業生OBがプロデュースするゆるりまんまです。
何だか、素敵なメニューを企てていますよ~。

7月12日(土)12:00~13:30の開催です。
是非、お越しくださいね~。
ご予約は、087-881-2323松見歯科診療所 受付 川田まで。

エコクッキング

2008年06月25日 21時46分31秒 | マクロビおもてなし料理 霽華(さいか)
今年で4年目になりました。
四国電力さんの主宰で開催しますエコクッキング。

今年は、恒例ヨンデンサンポート高松店トライアルスタジオで2回、観音寺店のキッチンで1回と盛りだくさんで実施いたしました。

写真が初日(6月13日)にカメラを忘れて、受講された方がデータを送ってくださったり、スタッフさんがCDに焼いて送ってくださったのですが、悲しいかな私の未熟なPC知識では、ブログに引っ張ってくることが出来ず、かなりショック!
せっかく送ってくださったのに、すみません。使うことができません。

ということで、ある写真データだけ、記事にアップしますね。



6月19日の第二回目の画像です。



お粥パンのオープンサンドイッチ



フルーツのスムージー(蒸し煮リンゴとフレッシュ苺、豆乳と氷をミキサーにかけました)



試食タイムです。



さて、6月22日は観音寺店で開催いたしました。



メニューは、13日と同じ「玄米パティのお好みバーガー」でした。でも、盛り付けはまた、全然違ったイメージですよ。(写真が出せなくって残念ですぅ)



玄米パティには、カットトマトとコーンが彩りよく入っています。
間には、豆腐のタルタルソース、トマト味噌ソースがたっぷり入って、
とっても美味しかったですよ。



この日のフルーツスムージーはリンゴの蒸し煮と枇杷のピューレ、フレッシュ苺が入っています。

ちなみに、13日はトマトベースで蒸し煮人参とあわせた野菜のスムージーを作りました。甘酒の甘さが優しいお味となりました。



今回、西讃に住んでいらっしゃる、このお二人がアシスタントについてくれました。もうすぐ無何有庵所属講師としてデビューとなりそうですね。首を長~くして待ってますよ~♪



若いお母さんが多かったですね~。

今日まなびまくろの会だったのですが、皆さんから、霽華のコースの復活してほしいとのご要望がありました。
暫くやってないもんね~。

こんな、ちょっとしたメニューで始めようかなぁ?

ヨンデンの皆様、今年も大変お世話になりました。
とっても楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

ご参加の皆さん、いかがでしたでしょうか?
また、お会いできるといいですね~。







海の幸をマクロビオティックする。

2008年06月25日 19時52分22秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
今回のテーマは<海の幸>です。
動物性を使わないマクロビオティックでも、
こんな風に楽しむことができます。

フェイク(もどき)なものへの抵抗がある方もいらっしゃるようだけれど、
昔から和食や和菓子の世界では、何かを真似て(物相)季節感や自然を取り入れてきました。その細工の技術は日本ならではの緻密さで、粋とか風流とかといったしゃれっ気のあるものだったのです。そんな遊び心って楽しいですよね。

今回は海の幸の魚介類を、野菜などの植物性の食材を使って演出してみました。

で、<にぎり寿司♪>に挑戦!



にぎり寿司に見えますか?
さてさて、一つ一つ、説明しますね。



豆腐と自然薯で作った鰻の蒲焼風。



牛蒡の田作り風。



舞茸の牡蠣フライ風。



トマトの醤油ヅケ赤身トロ風



稗の白身魚フライ風



椎茸の鮑風



タピオカのイクラ風



エリンギの貝柱風



アマランサスの数の子松前風



豆腐と蒸し煮人参の雲丹風



すり身の練り物風



豆乳羹の白子風



お手当ての椎茸スープ(焦げた牛蒡とパン粉+小麦粉の揚げ団子が入っていますけれど)


わさびも入って、玄米にぎり寿司で楽しく試食会を致しました。

ほら、フェイクでも楽しいでしょ?








マクロビオティック料理教室飯のコース(基礎編)

2008年06月24日 23時49分43秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)



先週の土曜日は、飯のコース第5回目を開催いたしました。

今回のメニューは・・・



飛龍頭。

豆腐の裏漉しにきくらげや銀杏、大葉、小松菜、人参、胡麻などが入っています。
熱々の飛龍頭は、本当に美味しいです。



主食は、ひじき蓮根の玄米混ぜごはんでした。



きゅうりの冷汁は、さっぱりと、生姜のしぼり汁の香りが効いています。



中国の長夏にあたる梅雨のこの時期、できるだけ甘いスイーツは避けたいところ。今日は玄米あられに挑戦(超簡単レシピですが)いたしました。
特別な塩を振りかけて、スナック菓子では味わえない素朴な一品です。

お手当ては、青菜パスターでした。

さて、ご参加の皆さん、楽しめましたか?


80回記念☆8020運動

2008年06月19日 15時06分19秒 | スタッフのブログ
気がつくと、私の書いたブログが、今回で80回目です
毎回に何を書けばよいのか本当に悩みます
今回は、『8020運動』について書こうと思います

8020運動とは?
8020運動経緯
1985年
十本以上の歯の喪失で半分以上の人が古タクワンや酢蛸を食べることができないことが判明。(愛知県豊田市調査)
80歳の喪失歯10本以下を目標にする事を提唱。

1989年
愛知県にて目標を残存歯20本以上とする、8020運動開始。
成人歯科保健対策検討会の中間報告で8020運動が取り上げられる。
これ以降この運動が全国に広まる。

2000年
21世紀における国民健康づくり運動にて、2010年までに20本以上の残存歯を持つ者を20%とする事を目標とする。
8020推進財団設立。

とあります。

10本以上歯がなくなると、たくあんとか酢だことか食べられなくなるんですよ~
だから80歳を迎えたとき、抜けてる歯の本数は10本より少なくしましょうね~
ということからはじまったんですね~

2000年の目標数は、『2010年までに20本以上歯が残っている80歳の方が20%
10人いたらお2人です。

大人の歯は、親知らずを省いて、28本生えてきます。
現代人は親知らずが生えるほど顎が大きくなかったり、もともとなかったり
親知らずも必要な歯なのですが、はえてこないことが多いんです
(親知らずについてはまた後日アップします)

せっかく28本も歯が生えてくるのに、80歳のときに8本も歯が減っている…
なんかもったいなくないですか??

せんべいは10キロ
フランスパンは30キロ
そして歯ぎしりが60キロから80キロ

これは、ものを噛むため歯にかかる重力です
歯が減ることで、この力も当然弱まります。
歯周病で歯がなくなったのであれば、当然他の歯もしっかり噛める、いい状態とは限りませんよね。
歯がなくなると、ぐ~んと噛む効率は悪くなってしまうんですね

「歯を失うのは年のせいで仕方がない。入れ歯にすればすむこと」と思いますか?

『歯を没す』命が終わる。死ぬ。という意味です。

動物の世界では、歯の噛む力の喪失は、死を意味すると言われるくらい、命に直結しています。

人間には歯医者がいるから治してくれる??
それでいいでしょうか??

実は私たちにとっても、1番目の消化管と言われる歯や歯ぐきの健康が損なわれることで、体力が大きく減退して寝たきりになることとも大きく関連しています。
自分の歯があるかないかは生活の質に大きく関わってくるのです。
歯を壊さないようにするのが一番いいと私は思います

有名なハムラビ法典の言葉に「目には目を歯には歯を」があります。
これを英語では
“An eye for an eye,a tooth for a tooth.”

他にもToothを使った言葉があります。

“Tooth and nail”、直訳すれば「歯と爪」です。
これで力一杯という意味になります。
日本語にも「歯をくいしばる」という言い方がありますが、爪を立て、歯を噛みしめることは洋の東西を問わず、体に力をみなぎらせること

“Pull teeth”を直訳すると「歯を引き抜く」です
これは「武器を奪う」
つまり
骨抜きにしてしまうという意味に転じます。

では、歯がなくなったら?
“Toothless”
「歯がない」
つまり
非力

そうならないためには
“To the teeth”、直訳すれば「歯に至るまで」
つまり完璧に

たかが1本の歯、されど1本。
その1本を失っただけで歯全体の歯車が狂い、その結果体全体の健康が損なわれることもあるのです。
歯の寿命は、毎日のケアーが次第です。1本でも多くの自分の歯を残すことを真剣に考えてみてはどうでしょうか?
当院に来院されている80歳の方で、20本以上歯を維持されてる方はたくさんいらっしゃいます

そのような方々に共通して言える事。
それは、同年代の方よりも、おいしく食事が出来る
同年代の方と旅行に行くと、目の前には、『蟹食べられないから食べて』と、蟹の山が出来るそうですよ
ラッキーですね

他に、自分で動ける
寝たきりや歩けなくなると誰かに連れてきてもらったり、通院出来なかったりするんです
でも、歯が残っている方は、歩いてこられる
自転車に乗ってこられる
バイクに乗ってこられる
に乗ってこられる
80歳以上で自転車や、バイクや、車に乗れるってすごくないですか

他にも耳が遠くない
ぼけていない

今からの意識・行動が8020…といわず、『8028』に繋がりますよ!!

お口の中こそ
To the teethですね

マクロビオティック薬膳料理教室<神草の慧古>始まりました。

2008年06月15日 23時49分05秒 | マクロビオティック薬膳<神草の慧古>


中医薬膳学を学び、よりマクロビオティックが面白くなってきました。
未病の段階までにもっと効果的に普段から予防が出来れば、苦しい思いをしなくてもすみます。
草で楽になることを、草の持つ性質を知ることで、季節の特徴を知ることで、臓腑とのかかわりを知ることで、日々の暮らしに役立てることができます。

月に一度の薬膳の醍醐味をみなさんと分かち合いたいと思います。
もちろん、マクロビオティックがベースになります。ノンアニマル、ノンシュガー、ノンケミカル、そして未精製の穀類が主役です。

初めての今回は、11名のご参加を頂きました。
遠くは兵庫県から、岡山から、愛媛県から。香川からも観音寺や屋島など西から東から、本当にありがとうございました。
皆さんが楽しみながら、しっかりと学んでいただけるように責任重大。緊張いたしました。

さて、今回は梅雨の季節の薬膳をマクロビオティック致しました。

日本の雨季とも言うべき梅雨。中医学の陰陽五行では長夏(土)の季節に当てはめると判りやすいです。(日本と中医学が生まれた黄河流域との緯度などの違いから雨季がずれ少しややこしくなりますが、和の穀菜薬膳におきかえて考えていくといいですね)
湿邪による体調への影響を知りそれを未病の段階で解決できるように献立を考えていきます。

<梅雨の季節のマクロビオティック薬膳>



ハト麦と茗荷の玄米ごはん・・脾を補い余分な湿を取り除きます。



畑のお肉のはと麦ソース・・気を補い脾胃の調子を整え、湿を取り除きます。



金針菜の湯葉巻き・・暑熱を取り、余分な水を排泄します。



とうもろこしスープ・・気の巡りを良くし、余分な湿を尿から取り除きます。



ご参加の皆さん、お味はいかがでしたか?

材料の中には、辛温発散、温燥化湿、清熱利湿、利尿去湿、補益脾胃に効果のある食薬を使います。
また、寒湿、暑湿によっても材料の組み合わせ選択を行います。
しつこい甘味、濃い味付け、脂っこいものは避けます。
冷たいもの、生ものを避け、甘いものは出来るだけ摂らないように心掛けます。
(初回でしたが、残念なことにデザートは無しでした。笑)

次回は、7月26日(土)16:00から20:00まで。夏の季節のマクロビオティック薬膳を開催いたします。
ご興味のある方は、お問い合わせください。(087-881-2323 受付 川田まで)

長~い、濃~い2日間。

2008年06月13日 18時17分04秒 | 庵主の日記
今日は、朝からヨンデンプラザサンポート店のトライアルスタジオでエコクッキングの講師で出かけていました。今回で4年目になります。
今日は、玄米ライスパティのお好みバーガー&野菜のスムージーを作りましたよ。
カメラを忘れまして、ご参加の方がデータを送ってくださるとのことで、届きましたらまた、記事をアップいたします。ヨンデンさんのエコクッキングはあと高松で1回、観音寺でも1回開催いたします。
ご参加の皆様にとって楽しい会になればうれしいです。

その後、明日のマクロビオティック薬膳料理教室<神草の慧古・かみくさのけいこ>第1回目の準備で生ものの買出し。

そして、今日は九州長崎の吉田俊道さんが香川ツアー第1弾で丸亀講演の皮切りでしたので、いまから夜の部にお邪魔します。
今回は日曜日の夕方まで、どっぷりご指導くださいます。
生ゴミリサイクルで元気な香川増殖中で~す。

明日は、朝から理のコース、初診カウンセリング、薬膳教室と予定満載です。
終了後は、どなたかと乾杯したいですね

ということで、では、行ってきま~す。

梅干作りの季節になりましたね。

2008年06月12日 14時47分06秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース



今年の庭の梅の木は、あまり実をつけていません。
緑の葉の中に隠れているのかなぁ。



さて、今年も梅干作りの季節到来です。
無何有庵の庫裏のコースでは、恒例梅干作りを6月、7月の2回に渡り開催いたします。
とっても簡単なので、一度作り方を覚えたらお家で毎年梅干が作れるようになりますよ。



庫裏のコース<梅干を作ろう>

日 時  6月28日(土)10:00~12:00(下漬け)
     7月 9日(水)10:00~12:00(本漬け)

受講料  6400円  

2回通しで<紀州南高梅完熟1級品L玉2kg(クール便送料込み)、自然海塩400g(室戸海洋深層水100%使用)、オーガニックもみ紫蘇500gで実費5400円)+(テキスト代・光熱費・準備手間代・指導料500円×2日)>となります。

今年も美味しい梅干が出来そうです。
お申し込みはお早めに。殆ど実費ですので、2口以上の方も受講料は同じです。ご了承ください。

また、材料の手配が必要となりますのでお申し込み受付は6月21日(土)12:00で締め切らさせていただきます。定員に達しましたら、その時点で締め切りますので、お早めにお申し込みください。(087-881-2323松見歯科診療所・受付 川田まで)


そうそう、皆さん山椒の実の時期ですよ。



枝から実を取り、さっと湯がき、水気を切ってラップを敷きながら薄く何重にも重ねて密封容器で冷凍保存しておきます。
佃煮などにお役立ちです。
この時期だけなので、是非作って保存してくださいね。