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神戸空港開港一年

2 月 16 日で神戸空港開港から一年が経過しました。

この一年間で約 270 万人の方と約 2 万 4000 トンの貨物が利用しました。幹線である路線、札幌線は 1 日あたり 4 便、羽田線は 11 便、那覇線は 4 便運行し、 6 割の高い搭乗率で推移しています。

空港ターミナルビルは「明るくコンパクトで、使い易い。神戸の街と六甲の眺望が素晴らしい。」と好評です。ポートライナーも三宮と空港間を 10 分間隔で運行し、 18 分で結んでおり大変便利です。開港前の予想を上回る順調な滑り出しをしているといっても良いのではないでしょうか。

とはいうものの、神戸空港を国際線も発着する国際空港にしていくためには、まだまだ課題が山積しています。これ迄以上に利用者数を増加させるためにはまず神戸空港の知名度をもっと高めて行かなければなりません。徳島や岡山から神戸空港を利用されている方もあるのですが、神戸空港が便利で利用し易い空港であることを神戸周辺の地域の方にもっともっと PR して利用客を増加する努力、また、全国各地から神戸に飛んできてもらえるように周知する努力が必要です。

昨年暮れに観光立国推進基本法が成立しました。神戸は観光に力を入れ、神戸の魅力を全国キャンペーンして、大勢の方に神戸へ飛行機に乗って来てもらいたいものです。そして、何といっても神戸の街の活性化を図り、ビジネス需要を増加していくことが、神戸空港の利用者数、位置づけを高めていくものだと思います。

この様な努力を払って、利用者数が増えてゆけば、飛行機の発着枠数も 30 便から増加し、朝の 7 時から夜の 10 時迄という運用時間も拡大し、国際線の就航につながっていくと考えます。

(セルポート誌掲載)

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