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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「しりっぺた」

2021-10-28 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「しりっぺた」

「しりっぺた」は「尻」の意。

例文1
「しりもち ついた もんで しりっぺた が いてー」=「尻餅をついたものだから尻が痛い」
「とうちゃん の いうこん きかなきゃー しりっぺた ぶったたくぞ」=「父さんの言う事を聞かなければ尻を叩くぞ」
しりっぺた に ちゅうしゃ する  ずぼん ちょっと さげとくれ」=「お尻に注射をしますからズボンを少し下げてください」
「いたま に ずーっと すわってたら しりっぺた が いたく なっちまった」=「板間にずーっと座ってたら尻が痛くなってしまった」
「しりもちをつく とは いう だが しりっぺたもちをつく とは いわ ねー 」=「尻餅をつくとは言いますが しりっぺた餅をつくとは言わないですよ」
まーず けつ の おもい やろう 。  しりっぺた けとばして やり ましょ」=「まったくけつの重い野郎だ。  尻を蹴飛ばしてやりなさいよ」
「いたずら したら とうちゃんに しりっぺた おもいっきし たたかれて あかく なっちまった」=「いたずらをしたら父さんに尻をおもいっきり叩かれて赤くなってしまった」
「えれー しりっぺた どろだらけ に して けーってきた もんだ。 どれ すぐ あらっちまう で はやく ずぼん ぬげ」=「大層お尻を泥だらけにして帰ってきたものだ。 どれ直ぐに洗いますから早くズボンを脱ぎなさい」

例文2
※淀君とねねは幼馴染と仮定しての会話
ねね 「きのんな どうやって いいおとこを しょっつかまえて けっこんするかっていう こうえんかいが あったもんで ききに いってきた だよ。
    まー 3じかんも いすに すわらせられたもんで きょうは しりっぺたが いたくて しょうないんね。」
淀君 「やーだ ねねちゃ しりっぺたなんていうことばは おんなしょうが つかうもんじゃないんね
    おしり とかさ おけつ とかさ つかわなきゃー だめ じゃん
    しりっぺた なんて ことばが くちから でたとたん おとこしょうは にげていっちまう んね。」

例文2の標準語(?)訳
ねね 「昨日いかにして良い男性と捕まえて結婚するかという講演会がありましたので聞きに行ってきたのですよ。
    まー3時間も椅子に座っていたものだから今日は尻が痛くて仕方がありません。」
淀君 「いやだねねさん、尻という言葉は女性が使う言葉ではありませんよ。
    おしりとか、おけつとか、という言葉を使わないとと駄目ですね。
    尻という言葉が口から出たとたんに男の人達は逃げて行ってしまいますよ。」
      

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