日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

学校の前で、「ムクドリ」が虫を食べていました。

2017-06-29 08:38:25 | 日本語学校
曇り。時々晴れ。

梅雨とはいえ、あまり梅雨らしくない。太い雨が降っていない…ような気がするのですが、これは「気」だけ?かしら。

梅雨に入ってから(土日は除くのですが)、ずっと自転車で出勤できています。これって、少し変。子どもの頃は、傘をさして雨靴穿いてが梅雨でしたし。それに学校帰りなど、雨が止むと、途端にあちらこちらで「チャンバラごっこ」が始まっていたものでした。

梅雨が明けて、夏になって、入道雲や夕立、そして虹。「セミ(蝉)」に「ホタル(蛍)」に…。思えば、歩いて行けるところに「ホタル」がいる川があった…。それも、中学に入る頃には、消えていましたけれども。

子どもの頃に、大きな「カエル(蛙)」を見たことがありました。大人の両手を合わせたくらいの大きさで(子どもでしたから、よけい、大きく感じたのかもしれませんが)。その「カエル」が、石段をノッシノッシと登っていたのです。「カエル」も太ると跳ねないんだと、わけのわからない感慨を抱いて見ていましたが。

実は今朝、学校のすぐ前で「ムクドリ(椋鳥)」が、虫を食べていたのです。道の真ん中にいたものですから、轢いちゃうよと注意を喚起したのですが、知らん顔。虫を何度も地面に落としては、また咥えるを繰り返していました。私がすぐそばに自転車を止めても、こ吹く風。人に慣れてしまって、もう危険とは見做されていないのかもしれません。

そういえば、以前、学校ができてまだ浅い頃。朝来てみると、「コウモリ(蝙蝠)」が、教室で寝ていたり、「トンボ(蜻蛉)」が入ってきたり、それから、「スズメ(雀)」や「ツバメ(燕)が飛び込んできたこともありましたっけ。もっと大型の、「ネコ(猫)」が押し入れで寝ていたこともありましたし。

そのころは、もしかしたら、近所の生き物たちに、ここはあまり知られていなかったのかもしれません。今では、誰もやって来ませんもの。

動物達がやって来なくなったのは、きっとここに人がいることがわかったからでしょう。人は増えました。最初の頃は二人だけ、それからだんだん人が増え、数年前からは、時には6クラス(だいたいは5クラスですが)できることもあり、そうなると、家族的な雰囲気がなくなりそうで、ちとそれが怖い。

どの教員も、学生達の顔を見知っており、だいたいの様子は判るというのがいいですね。

もちろん、わかると言いましても、授業に行っていなければ、学生達の内と外の顔の差は掴めませんから、それほどのことはないのですが。まあ、教員同士の話やら、登下校の折りの挨拶や交わす言葉の片鱗から、あらかたのことは感じ取れます。

ただ、顔は知っていても、名前を覚えるのが難しい。私などには、同じ音に聞こえるのに、学生達は違うと言う。あるいは「イ」が入っていると聞こえるか、入っていないように聞こえるかの違い。または同国人であれば、同じような名前が続いたりすると、もうお手上げ。「御免。間違えた」をしょっちゅう言っていなければならなくなります。

とても失礼なことで、彼らにしてみれば、ムッとすることも多いのでしょうが、最近はもう言い直されることは少なくなりました。もしかしたら、諦められているのかもしれません…。

日々是好日
コメント
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