日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

夏休みでも大忙しです。二年生も一年生も…。

2016-08-08 08:20:16 | 日本語学校
台風の影響でしょうか、時折、涼しい風が吹いてきます。

とはいえ、夏。

この数日が今年一番の暑さになるであろうと恐ろしい予報がなされています。東京では明日、37度ほどにもなるとか。

でも、ここは海の近くですからね、海風というのがあります。

今朝など、草むらからは虫の声がかなり繁く聞こえてきました。もっとも、木立の下では、「セミ(蝉)」の声が降っていましたけれども。

実は先日、どうして「蝉」はいつも仰向けに死んでいるのかと、ある人に聞いたところ、子供相談室で、子供が同じような質問をしていて、その答えというのはこうであったと教えてもらいました。

「蝉」は、落ちて仰向けになったときに、「カメ(亀)」のように足をばたばたさせるけれども、それは元に戻ろうとして足掻いているのだそうな。もし、それが土の上や草むらであったなら、そこは斜めであったり、凸凹しているであろうから、ばたばたしているうちにうつ伏せになれ、飛んで行けるであろう。

が、そこがアスファルトの上であったり、コンクリートの上であったり、階段の上であったりすると、(人間に都合のいいように)平たくできているから、そのまま藻掻いているうちにはかなくなってしまう…そうな。

これは知らなんだ。これからは、落ちている「蝉」を見かけたら、すぐにうつ伏せにしてやろう。あるいは、そのまま、手にとって逃がしてやろう…と、子供のときに、蝉取りをした罪滅ぼしにと思ったのでありました。

さて、学校です。

夏休みとはいえ、今年の11月に「日本留学試験」を受ける数人のための補講が始まっています。オープンキャンバスに参加しに、いくつかの大学や専門学校へ行った学生もいます。願書を書きにやって来る学生も多分、これから出てくることでしょう。

そして、一年生(4月、7月に来日)は、アルバイト探しに励まねばなりません。 せっかく二年生が紹介してくれても、「(日本語が)ちょっとねえ…」ではどうにもこうにもなりませんから。

特にベトナムの学生は、工場で働くか、レストランなどで働けるかが日本語上達の境目なのです。ヒアリングだけどうにかなってくれたら、漢字も頑張って覚えている学生は、文法などで、覚えては忘れするのがなくなるでしょうし…。

けれども、なかなか、これが難しい。とはいえ、難しい、難しいと嘆いてばかりいてもしようがありません。どうにかして、「アルバイトがうまく探せないから、ヒアリング力が伸びない。ヒアリングの力が足りないから、いいアルバイトが見つからない」という悪しき連鎖を断たねば…。

それが、彼らのこの夏の課題でしょう。

日々是好日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする