糖尿病改善「食養」三則:
①腸内環境を良好に②食後過血糖を解消③ミネラルをしっかり補給
第1 腸内環境を良好に保つ
糖尿病に限らず、健康を維持するためには、腸内環境を良好に保つ必要があります。
善玉菌が様々な有用物を作ってくれますし、悪玉菌の増殖を抑えて毒素の生産をさせなくします。特に糖尿病の方には、次の点で、必須のものです。
お通じが良いと・・・
1 カロリーオーバー解消
ウンチには、まだ、かなりのカロリーが残っています。大量のウンチが出れば、必然的にカロリー吸収量を少なくします。便秘すると、それだけ身に付くことになります。
ただし、下痢は逆効果。腸内善玉菌を数多く追い出してしまいます。
2 免疫力アップと毒素吸収抑制
善玉菌が免疫物質を作ってくれ、合併症を防ぎます。また、膵臓を活性化します。
便秘すると、悪玉菌が毒素を作り、これが体中を駆け巡り、膵臓も弱ります。
3 ミネラル吸収アップ
吸収されにくいミネラルですが、善玉菌が活発に働くと、大腸を酸性にし、ミネラル吸収を良くします。酸っぱい臭いの便であれば、合格です。
こうしたことから、腸内環境をより良い状態に維持したいです。そこで・・・
腸内環境改善の心得「五箇条」
1 たんぱく質を控える
腸内環境悪化の最大要因が、動物性たんぱく質の摂り過ぎです。
肉(魚を含む)は1日80グラム以下にし、魚介類中心に。
2 脂肪・油脂を控える
今日、戦前の18倍も摂っています。脂肪は死亡につながります。
過剰な脂肪・油脂は、必ず未消化になって、腸内環境を悪化させます。
3 食物繊維・オリゴ糖を積極的に摂取
腸内善玉菌の餌になるもので、特に「オリゴ糖」で善玉菌が活動的になります。
毎日、野菜、海藻、イモ類をしっかり食べましょう。
中でも、「オリゴ糖」がたっぷりの「ヤーコン芋」が最高に良いです。
なお、「オリゴ糖」の詳細については、左サイドバーのカテゴリー「オリゴ糖」をクリック
して、ご覧ください。
4 消化促進
良く噛んで、ゆっくり食べるのが基本です。
胃腸が弱い方は、消化薬を補助的に使いましょう。
5 整腸剤
上の四箇条でも快適なお通じが得られないときは、整腸剤の助けを求めましょう。
2 食後過血糖を解消する
食後過血糖になるのは、インスリンの力量不足
小腸で炭水化物がブドウ糖に消化され、血液に入ります。このブドウ糖を、インスリンが捕まえて、体中の細胞にしまい込みます。多過ぎるブドウ糖は、肝臓でグリコーゲンに姿を変え、一時的に蓄えられます。
これでも余りが出るときは、脂肪細胞に皮下脂肪として蓄えられます。このときに、インスリンが大量に必要となります。なんせ、無理やり押し込むのですからね。
したがって、インスリンを生産する「膵臓(すいぞう)」が酷使されていると、疲れ果てて、インスリンの出が悪くなり、また、活性の弱いインスリンにならざるを得ません。
そうなると、血糖値が高い状態が続きます。
高血糖が続くと恐いです
赤血球が固まりやすくなり、血液がドロドロしてきます。
また、活性酸素が発生して血管壁に傷ができやすくなり、血液の流れが悪くなります。
こうして、全身の細胞が酸欠状態になります。
そうなると、全身の細胞の働きが悪くなり、様々な臓器や器官の働きがにぶります。
当然に、膵臓がますます働かなくなり、悪循環に陥ります。
白血球(免疫細胞)の活力も低下し、様々な病気を拾いやすくなります。
食後過血糖を防ぐ助っ人の力を借りましょう
血糖値を抑える薬は、強烈に効き、長期連用すると副作用を伴いがちです。
血糖値を抑える力が弱くても、副作用がない自然食品を愛飲したいです。
お勧めは、「ヤーコン葉エキス」と「桑葉エキス」の併飲です。
消化されて出来たブドウ糖をゆっくり吸収させるだけですから、決して低血糖にならず、食後過血糖になるのを防いでくれます。
でも、これだけでは万全ではありません。高血糖ぎみの方は、どうしても活性酸素が発生しやすく、血液がドロドロ傾向にありますから、血流が悪いです。
活性酸素を速やかに消し、血流を改善して、全身に酸素供給を十分にしてくれる「銀杏葉エキス」がお勧めです。糖尿病に対する「銀杏葉エキス」の効果については、小生の別立てブログで記事にしておりますので、覗いてみてください。(下記をクリック)
http://kmiyake.blog.fc2.com/blog-entry-23.html
ところで、炭水化物はブドウ糖に消化されるから、食後過血糖を防ぐため、これを食べず、たんぱく質を多く摂って、これをエネルギー源になさる方がおみえですが、これでは、腸内環境を悪化させ、かえって良くないです。
これと類似した方法として、オリゴ糖たっぷりのヤーコン芋を多食する方法があります。
オリゴ糖は消化されず、善玉菌の餌になり、ブドウ糖が作られないからです。
なお、この場合には、有機酸が多量に作られ、これがエネルギー源となります。
また、オリゴ糖で善玉菌が増え、腸内環境が抜群に良くなり、お勧めの方法です。
参考までに、小生の別立てブログで「ヤーコン芋で糖尿病が奇跡的に完治」の記事を書いておりますので、参考になさってください。(下記をクリック)
https://yahkon-oyaji.blog.so-net.ne.jp/2019-03-28-9
第3 ミネラルをしっかり補給
生命活動は、酵素(多くはミネラルを中心に据えた有機物)が触媒となって、休むことなく、細胞に必要なものを合成したり分解したりして、営まれています。
しかし、飽食時代にあっても、そのミネラルが不足しがちです。
その原因は2つあります。
第1に、今日の野菜は、化学肥料を用いて連作し、促成栽培されますから、ミネラルの含有量が少ないことです。
第2に、高たんぱく食により、これが最終的に燃やされて多量の尿素ができ、排尿時に尿素が各種ミネラルを排出させてしまうまうからです。
加えて、糖尿病の方は、腎機能も弱っていますから、より流出されやすいです。
従って、積極的にミネラル補給したいものです。
そして、ミネラル補給すると、糖尿病が大きく改善されます。
糖尿病に不可欠なミネラル
亜 鉛 インスリンの合成とインスリンの活性化、糖の燃焼促進
*マグネシウム インスリンの合成とインスリンの活性化、糖の燃焼促進
*カルシウム インスリンの合成に関与
セ レ ン インスリン類似作用、糖の燃焼促進
マンガン インスリンの合成に関与、糖の燃焼促進
ク ロ ム インスリンの作用を良くする
モリブデン 糖の燃焼を助ける
(*2016.9.30挿入)
よって、糖尿病の方は、総合ミネラル剤を積極的にお飲みになると良いのです。
とありますが、この文面はおかしくないですか?
手元の文献からそのまま引用したのですが、ここで言う「肉」は、狭義の哺乳動物の「肉」ではなくて、広義の「肉」つまり動物性たんぱく質と同義の「肉」で「魚肉」や「貝の肉」も含むものとして、ご理解いただきたいです。