夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈や行〉

2014年12月29日 | 映画(や行)
《や》
『闇の帝王DON ベルリン強奪作戦』(原題:Don 2)
2011年のインド作品。
インドのスーパースター、シャー・ルク・カーンが闇社会の帝王を演じる、
『DON 過去を消された男』(2006)の続編。
アジア全域の麻薬ビジネスを牛耳るドンは、無敵の知力と腕力を持つ。
ドンが今回狙うのは、ドイツ中央銀行の地下金庫に保管されるユーロ紙幣の原板。
彼の進出を恐れるヨーロッパの犯罪組織は、敵味方なく一旦手を組み、
ドンを抹殺しようと躍起に。あちこちでドン暗殺を企てる。
一方、インターポールの女性捜査官ロマもドン逮捕に執念を燃やし……。
148分は無駄に長い気がしますが、ボリウッドだもの、歌と踊りは大事(笑)。
ロマ役はプリヤンカー・チョープラ、
『バルフィ!人生に唄えば』で知的障害を持つヒロインを演じた元ミス・ワールド。
同一人物とは思えず、ボリウッド女優の凄さをここでも感じます。
彼女の上司役、これもまた見たことのある人だと思ったら、
『マダム・マロリーと魔法のスパイス』のパパでした。楽し~!

《ゆ》
『雪の女王』(英題:The Snow Queen)
2012年のロシアのアニメーション作品。
日本では未公開でしたが、DVD化は『アナと雪の女王』の大ヒットのおかげ?
氷の心を持つ雪の女王は、その存在を危うくする魔法の鏡の製作者一家を襲う。
両親は冷たい風に吹き飛ばされて死亡。
姉のゲルダとまだ赤ん坊のカイは生き残るが、離ればなれとなってお互いの生死も知らぬまま。
ところがある日、孤児院で再会。自分たちが姉弟であることがわかる。
あの鏡の製作者の息子を生かしてはおけぬと、
雪の女王は奴隷扱いしているトロールにカイをさらってくるように命令。
しかし、本当に魔力を持っていたのはカイではなくゲルダのほう。
ゲルダとカイを騙して雪の女王のもとへ連れて行くつもりだったトロールは、
ふたりと過ごすうちにこんなことは間違っていると思うようになり……。
派手さはありませんが、丁寧につくられています。
1957年版の同名ロシアアニメも観てみたい。

《よ》
『ヨコハマ物語』
グリーンキーパーとして勤めあげた良典(奥田瑛二)が定年退職を迎えた日、
帰宅すると妻(市毛良枝)が亡くなっていた。
四十九日の墓参時に、墓地で七海(北乃きい)と出会う。
七海はアマチュアバンドのマネージャーだが、
自分が育てたバンドのボーカルが引き抜かれ、今は住む場所にも食べるものにも困る生活。
良典が一軒家で一人暮らしをしていると知り、なかば強引に居座る。
その後、七海は良典に何の相談もなく、路頭に迷っていた母子を連れ込むわ、
まだ部屋が余っているからとシェアハウスの話を決めてくるわで……。
ちょっぴり不幸な人たちが、同じ家で生活をともにして癒やされます。
特に高学歴ながら仕事ができないOL、麻子役の菜葉菜が個性的でおもしろい。
多分にクサイ印象はありますが、万人受けする作品ではないかと。

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