夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ゼロ・グラビティ』

2014年01月04日 | 映画(さ行)
『ゼロ・グラビティ』(原題:Gravity)
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック,ジョージ・クルーニー,
声の出演:エド・ハリス

12月21日(土)は前述のとおり3本ハシゴしたあと、北新地で晩ごはん。
食事だけで最低でも3時間半はかかってしまうこのお店
20時に入店するのが常で、帰りはいつも日付が変わってから。
翌22日(日)の本作初回をすでに予約していたため、
入店と同時に「今日はアルコール控えめで」とお願い。
お店の人から「明日もお仕事ですか」と尋ねられ、「いえ、遊びに」。
しかも映画やし。けど3Dやし。二日酔いだとツラくなりそうで。

やはり日付はとっくに変わってから帰宅、お風呂に入って就寝。
22日の6時に起きて、TOHOシネマズ梅田へ。
睡眠時間4時間ではもっとヘロヘロになるかと思いきや、
アルコールの量さえ抑えれば、朝早くても平気やん!

さて、ジュゼッペ・トルナトーレ監督じゃないけれど、
アルフォンソ・キュアロン監督の出世作といえば
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)に『トゥモロー・ワールド』(2006)。
でも個人的には『天国の口、終りの楽園。』(2001)と、
同監督が製作総指揮に当たった『ダック・シーズン』(2004)が印象深い。
本作を観てビックリ、この人もいろんなことができる監督なんですねぇ。

地上600kmの上空で地球を周回するスペースシャトル。
これが初めてのミッションとなる女性博士ライアン・ストーンは、
ベテラン宇宙飛行士のマット・コワルスキーのサポートを受け、船外で修理作業中。

ところがその頃、ロシアが自国の衛星を爆破。
大量の破片が軌道上に散乱し、スペースシャトルを襲う。
一緒に船外にいた1人は破片に直撃されて死亡。
ライアンとマットはなんとか破片からは逃げおおせるも、
衝撃によって漆黒の宇宙へと放り出されてしまう。
2人は彼らを繋ぐ1本のロープを頼りに、奇跡の帰還を成し遂げようともがくのだが……。

登場人物はほぼこの2人きり。
お金がかかっているのかかかっていないのかわからないつくりですが、
エンドロールの長さを見れば、すんごいお金がかかっていると思われます。

それにしても何でしょう、このおもしろさ。
たった2人、しかも途中からはサンドラ・ブロック演じるライアン1人。
幼い娘を亡くして以来、生きていることを虚しく感じていたライアン。
そんな彼女がジョージ・クルーニー演じるマットの言葉に勇気づけられ、帰還を胸に誓います。
ラジオで聴くのは人がしゃべらない番組ばかりだったのに、人の声が懐かしくてたまらない。
無線を通じて聞こえる声に、どうか聞かせつづけてほしいと懇願します。

ひたすら宇宙をさまよう話にこれだけ釘付けにされようとは。
お嬢さんを亡くしたばかりの友人のことも思い出して涙が。

サンドラ・ブロックがニコール・キッドマンと共演したさい、
ニコールの裸体について「あんな綺麗な体の人を見たらメゲる」というようなコメントをしていましたが、
なかなかどうして、サンドラ・ブロックの肢体は均整が取れていて綺麗です(脱いでないけど)。

きっと二日酔いであっても楽しめたであろう作品でした。

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