メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

3 ✖️ 4 の浮き浮きバラエティーパック

2018-06-29 10:45:34 | 食文化

メイおじさんはお財布をズボンのポケットに入れて

サングラスをかけて、帽子をかぶり

「Itte kimaaasu!」(いってきま〜す!)と日本語で言って

エレベーターホールに出て行きます。

時々間違えて「Tadaima〜!」と言って出て行く時もありますが(笑)。

 

どこへ行くかと言えば

ご近所の大きなスーパー「QFC」です。

そして何やら???の物も入った紙袋を持って帰ってきます。

 

メイおばさんだって夕方には

だいぶ年季が入って変な形になってしまったカートを

ガラガラと引きずって

お夕飯の買い物に同じ場所に行くのですから

頼まれればなんだって買ってくるのに、、、、

 

でもたぶんこれ、メイおじさんなりの気分転換

と気付いてからは、「はいはい、行ってらっしゃい!」と

ニコニコと送り出すようになりました。

 

それでも毎度こんなことも言い添えます。

だって、ぎっくり腰にでもなったら大変ですもの。

 

「あまり重いものは買わないでね。

  後で私がカートを持って買いに行くから。」

 

そんな役割分担のもと

これが昨日のメイおばさんが買ったもの。

こんな重い物、カートじゃなきゃ無理ですよ。

 

ちなみにオリーブオイルの右に見える

網をかぶったボールのようなものはメロンです。

これぐらいなら手持ちでいけますけれど

その右側の箱はやっぱり無理ですよねえ。

 

4種類のビールが3本ずつ入った「バラエティーパック」です。

なんかいいでしょ?この感じ。

ハワイのコナのビール会社だけあって

名前もラベルも思いっきり南国ムードです。

 

黄色は「ファイアーロック」

水色は「ビッグウェーブ」

赤いのは「ロングボード」

緑色は「キャストアウェイ」

 

さあて、まずはどれにしようかしら、、、、

などと楽しく迷うメイおばさん。

そして迷いながら呟くのでした。

 

「ここシアトルからホノルルまで国内線でひとっ飛びだなあ、、、

   毎日直行便が5便も出てるし、、、

   やっぱりこれはハワイで飲みたいなあ、、、」

 

ところで皆さま、そのちょっと「ひとっ飛び」の飛行時間って

どのくらいだと思いますか?

 

実はなんと6時間!

東のワシントンDCからなら、なんと9〜10時間!!

同じアメリカなのに、、、

国内線なのに、、、

 

アメリカっていうのは

やっぱり️とんでもなく大きな国です!

飛行機の中でビールをいただいて

たっぷりお昼寝してもいいぐらいに(笑)。


三つの「なあ」が出揃えば、、、、

2018-06-27 16:24:25 | お客様

前回の最後に

「お客様ディナーのテーブルの様子はまた明日ね。」

なんて書いた以上は、ちゃんとご報告をしなければ、、、、ね。

 

メイ家の手抜きゲストディナーの定番です。

とは言っても、一回やれば同じお客様にはもう使えませんが(笑)。

 

このディナーはここシアトルでしたらチョー簡単にできます。

何しろちょっとした日本食材ならほとんどすべて手に入る

「UWAJIMAYA」という大きなスーパーがありますからね。

 

けれども、ワシントンDCで同じことをするのはなかなか大変ですから

DCでは最初の客人にはだいたいギリシャ料理です(笑)。

 

というわけで、シアトル暮らしでは

①手抜きで行こうかなあ。

②初めてお夕食にお招きする方なら日本料理がいいかなあ。

③ちょこっと「UWAJIMAYA」に行ってくるかなあ。

 

と、三つの「なあ」が出揃えば

やっぱりこれしかありません。

具材を並べ、各自の前に寿司海苔を置いて

自由に巻いていただく「MY手巻き寿司」です。

 

「さあ、お好きなものをお好きなように

   海苔で巻いて召し上がってくださいね〜

   Anything goes!(なんでもあり!)ですよ〜

   どんどんマイオリジナルを作っちゃってくださいね〜。」

 

などと言おうものなら、客人の目が輝き始めます(笑)。

メイ家定番、何でもありの手巻き寿司です。

 

いつものように、ディナーテーブルに付く前には

ガラス窓の向こうにシアトルの摩天楼と海を見ながら

スティック野菜の味噌ディップやら、日本のお煎餅やら、、、、

 

昨夜の突き出しは、人参と胡麻の和え物。

そしてワカメと寒天の酢の物。

80をとうに越えていらっしゃるなんて

誰も信じないぐらいにお美しい仲良しおばちゃまから

あらかじめ釘を刺されておりました。

 

「メイ、昔と違ってあまりたくさんはいただけないから

 簡単になさってね。」

 

ということで、お言葉に甘えて、いえお言葉を尊重して

いつもよりもず〜っと軽くさせていただきましたよ。

 

中に巻いていただいたものは

*マグロ

*海老

*貝割れ菜

*火を通したグリーンアスパラガス

*玉子焼き

*胡瓜

*大葉

*しば漬け

 

これだけ。

いつもでしたら、この他にも

帆立貝だとか、シメサバだとか、イクラだとか、干ぴょうだとか

イカだとか、カニだとか、、、、、

頑張って盛り合わせちゃうんですけれど。

 

ね、シアトルってすごいでしょ?

お寿司用にこんな物がいつだって簡単に手に入るのですから。

手抜きディナーにはもってこいでしょ?

 

とは言えいつも思うのは、老若男女問わず、まず皆さん

「自分で作るお寿司」「どんな組み合わせもOK」

の手巻き寿司ディナーをとても楽しんでくださいます。

 

一晩たった今朝、入り口の前にこんなメッセージカードが置いてありました。

 「Dear XXX and XXX

  What a lovery evening I had last night.

  The marvelous cuisine、beautiful setting and (以下省略)」

 

これもまた大切なマナーです。

そしてこれは、間が空いてしまわないうちに速やかに行うことが肝心です。

メイおばさんはこんな「Thank You Card」をたくさん用意しています。

一番気に入っているこのカード、10枚入りを買ったはずなのに

もう2枚しか残ってない〜っ(涙)。

ってな具合に大盤振る舞いしております(笑)。


簡単らくらくお客様ディナー

2018-06-26 16:50:00 | お客様

                                                                                                                                                    昨晩のお客様ディナーは、メイ家の定番中の定番

またの名を手抜き中の手抜き。

 

何かと言えば、テーブルの上に具材をたくさん用意して

寿司海苔の上に酢飯をのせて

好きなものを巻いて食べるという「お好きにどうぞ手巻き寿司(笑)。

 

これ、ご飯を炊いて寿司酢を振って

食べやすい、いえ巻きやすい大きさに切った寿司海苔を各自の前に用意して

お魚やらお野菜やらの買って来た材料をテーブルの上に並べれば

さあ、あとはどうぞご自由に、というお気楽ディナー。

 

とは言うものの、ワシントンDCだろうが、シアトルだろうが

客人の皆々様、とても楽しんでくださいます。

 

ワシントンで作る時には結構大変ですが

シアトルでは「UWAJIMAYA」と言う大きなスーパーで

日本とほとんど変わらぬ材料が簡単に手に入ります。

 

さてさて、そんな「UWAJIMAYA」にガラガラとカートを引きずって行った

メイおばさん、まずは飲み物のコーナーから。

 

まあまあ嬉しいことに、この店にはこんな大きな棚に

日本のビールとお酒がたくさん並んでいます。

何とメイおばさんの東京ぐらしのお気に入り

「よなよなエール」だってあるじゃないですか!!

 そんな具合に浮き浮きと

こっちの棚、あっちの棚で足を止めていたものですから

 

ふと気づけば結構時間が過ぎていて

い、急いで帰らなきゃ準備が間に合わない‼️状態。

 

あわてて買い物をすませて

だいぶ重くなったカートをガラガラと引きずりながら

大急ぎで帰りましたよ。

 

お客様ディナーのテーブルの様子はまた明日ね。

いつでも簡単、いつでも大人気の

セルフメード寿司でございました。

 

 

 

 


シアトルの市場ばなし〜その②市場ぶらぶら帆立貝

2018-06-24 00:03:24 | 食文化
 
まあ、驚いた!なんていう偶然かしら、、、などと窓の外のシアトルの摩天楼を見ながら朝から呟くメイおばさん。 何がって言えばこんなこと。前回書いた「シアトルの市......
 

 


シアトルの市場ばなし〜その①

2018-06-20 00:28:36 | シアトル

ちゃんと落ち着いて

机に向かって書きたいことがたくさんあると言うのに

ああもう、数日前に移ってきたこの大好きな町が面白すぎて

毎日ワクワク、ウロウロしてばかり。

 

とりわけ面白いのは何と言っても

メイおばさんの家からどんどんと坂を下っていった突き当たり

水際の「パイクプレイスマーケット」

ここはアメリカで一番古いと言われる公設市場です。

 

何を買うでもなくたって

売る人、買う人、見る人、、、、、

そんな人たちの活気と熱気と好奇心。

そんな中を歩いていると

メイおばさんまで活気付いちゃうのです。

今やここがメイおばさんの「パワースポット」かな(笑)。

 

メイおじさんが国内線の飛行機に乗って

遠くの州にお仕事に行きましたので

この3日間が「お一人様」の楽しみどころ。

 

1日目は親友がやってきて

一緒にお昼ご飯を作っては

食べて飲んで喋って、また食べて喋って、、、

 

2日目の昨日は

もちろん「パワースポット」へ(笑)。

しばらくシアトルを離れていましたので

久しぶりの「パイクプレイスマーケット」でしたけれど

ちっとも変わることもなく

メイおばさんが長らく馴染んできたそのままに元気で威勢が良くて

売る人も買う人見る人も、みんなそれぞれに楽しんでいましたよ。

 

まさに市場の醍醐味!

市場の面白さ!

 

 入り口を入ってすぐの魚屋さんの周りは

あいも変わらずカメラを構えた観光客でいっぱいです。

なぜかと言えば、このお店、店の内側から店の外側にいるお兄さんに

地元で捕れた大きなサーモン(鮭)を投げる(飛ばす)のです。

(この写真はアラスカ蟹ですが。)

 

投げる方だって受ける方だってプロの技。

大きなサーモンが取り巻き客の頭の上に落ちでもしたら

それこそ大変ですものねえ。

 

ところでこの市場

創設されたのはなんと111年も前の1907 年!!!

ということはな、な、なんと明治40年!

戦争も乗り越えて市場は存在をし続けました。

日系人との関わりなども含めて

いつかそんなお話もさせてくださいね。

 

あまりお喋りが長くなってもいけませんから

今日はこのへんで切り上げますが

まだまだお話したいことがたくさんあるの。

 

スターバックス一号店の相変わらずの行列だとか

10年変わらず同じ場所で自分が運んできた

自分のオルガンを弾いているおじいさんだとか

花屋のベトナム人のおばちゃんたちとか、、、、

 

実は「パイクプレイスマーケット」おたくのメイおばさん

こんな本まで持ってますよ〜!

そしてけっこう作ったりもしてますよ。

 

ある時なんかこの市場のオフィスに顔出してみたら

こんなこと言われました。

ちょっと真剣に考えちゃいましたよ(笑)。

 

「あなた、日本からのお客様のためにこの市場の『日本語ガイド』やったらどうです?」

 

やりたいな〜

「アメリカで一番古い市場の『食べ歩きつまみ食いツアー』(笑)

 

さてさて市場ばなし(話)の続きはまた次回に。

Have a good day!! 


ロブスターの日⁉️

2018-06-15 09:43:46 | びっくり!

こちらは昨夜の夜の9時半

やっとなんとか薄暗くなり始めました。

これから夏至に向けて日1日と

明るい時間が長くなって行くのでしょうね。

 

そしてこちらが一夜明けた朝の9時半。

 

たいしたこともしないまま12時間もたってしまいましたよ(涙)。

 

そんなところに飛び込んで来たのがこんなメール!

えっ、えっ、えっ!

今日6月15日は「ロブスター」の日なんですって!!

そんな日があること、知らなかったわ〜。

 

「It’s back for one day only in celebrating National Lobster Day」

1日限り全国ロブスターの日?

 

そんな日を何でお祝いするかといえば

7ドルの「Fried Lobster Spring Roll」ですって!

つまりロブスター春巻きってこと?

 

まあまあ、せっかくのロブスター様の

輝かしい年に一度の祭日にあまりじゃありません?

せっかくの記念日なんですから

春巻きなんかにしないで

そのままロブスターとしていただけばいいのにねえ。。。。

 

などと書きながら今メイおばさんの目の前に

浮かんでは消え、消えては浮かぶのは

甲羅の中に隠されたプリプリの白いロブスター!

 

「ロブスターの日」なんですから

今日のお夕飯は奮発してロブスターにしましょうかねえ。

えっ、単純?

えっ、まんまと乗せられてる?

 


やっぱり女子力@水辺のレストランにて

2018-06-10 05:03:41 | ライフスタイル

大雨が降って、一時はこんなになってしまって

川辺には行くことができませんでしたが

また元通りの道ができました。

 

水辺を歩くのが大好きなメイおばさん

喜び勇んでウォーターフロントまで行きましたよ。

もちろんメイおじさんも誘ってね。

 

ワシントンDCに隣接したこの「Old Town」と呼ばれる一角は

なかなかお洒落な店が並び

なかなか美味しいレストランも並び

メイおばさんの家からは歩いても行けるとあって

実はけっこうブラブラしています。

 

ここのブースでは

水の上をぐるっと回って帰ってくる観光船ばかりでなく

河岸に桜の木が並び、国会議事堂とモニュメント(記念塔)の間に

美術館が立ち並ぶ「モール」との間を往復する船の切符も買うことができます。

 

桜の季節には、水の上からピンクに染まったアメリカの首都を眺めるのも

またひとしおです。

 

このひょろ長いおじさんが「メイおじさん」ですが

切符を買うつもりでもなさそうです(笑)。

 

 

だって私たちの目的地はここなんですもの。

お気に入りの水辺のレストラン「Chart House」です。

 

窓際の席からはすぐ下にこんな光景が繰り広げられます。

 

さあて、やっぱり先ずはビール。

できれば地元の。

 

私たち、ビールでもワインでもいつも違う種類を取って

ちょっとお行儀は悪いですけれど

「飲み比べ」と称してたがいにお味の違いを楽しみます。

 

これ、中は何だと思う?

牡蠣フライ?

いえいえ、なんとアーティチョークのフライです。

下に敷かれているのは春雨を油で揚げたもの。

 

こちらはポトマック川でとれる蟹のスープ。

かなり濃厚ですから、二人でシェアするぐらいでちょうど良いかも。

 

そして定番ですがやっぱりこれが好き。

「フィッシュ アンド チップス」です。

添えられているのはもちろんフライドポテトとレモン。

三種のディップは、単純にケチャップとマヨネーズとお酢。

ねえ、この大雑把さ、なんかやたらアメリカらしくない?

 

もっともロンドンで食べてもこんなもんでしたから

「フィッシュ アンド チップス」自体がこういうもんなんでしょうかねえ(笑)。

 

ところでいつも思うのは

やっぱり女子の方が年を取っても楽しいかなあ、、、ということ。

お隣の席のお洒落なお婆ちゃま方5人

とてもとても楽しそうにおしゃべりをして

とてもとても美味しそうにいただいていましたよ。

 

 

 

 

 

 

 


激安とうもろこしの変身

2018-06-06 11:13:23 | レシピ

さてさて、先日おしゃべりした

4つで1ドルの激安「とうもろこし」さんですが

早速どう変身したかと言いますと、、、、、

 

まずは皮を剥いて、実をそぎ取るところから始めたの。

実はこんな便利なものがあるのです。

どちらのタイプも優れもの。

楽にポロポロと実が剥がれます。

 

剥がれたコーンをカボチャとズッキーニと一緒に軽く茹でて

適当に生クリームを加えて

ブイヨンと塩&胡椒で味付けをして

あとはお馴染みのバーミックスタイプのブレンダーを容器の中で

上下に動かすだけという見事なまでの手抜きですけれど(笑)

これがけっこう美味しいんです。

 

この時期でしたら容器ごと冷蔵庫にいれて

食べる直前まで冷やすのもgood!です。

 

この縦長のブレンダーは使った後も簡単に洗えますし

なにしろ手軽ですから、いまやメイおばさんの必須アイテム。

とはいえ、いく先々に持って行くわけにもいきませんから

移動暮らしのメイおばさん、それぞれのキッチンに

ちゃんと常備しています。

 

季節がら今回は冷蔵庫でしっかり冷やしていただきました。

こんなワイングラスに入れれば

「eat」ではなくて、グラスから「drink」という感じ。

  もちろん定番はこちらですけれど(笑)。

簡単で、季節感があって、美味しいなんてサイコー!

しかも何たって4本で1ドル=1本30円もしないコーンです。

たくさん作って冷蔵庫に入れておけば

これからの季節、小腹が空いた時にチョコレートやキャンディーに頼るよりも

ずっとヘルシーで安上がりだと思いません?

 

 

 


トウモロコシの数え方

2018-06-04 14:44:11 | びっくり!

イギリスの首都ロンドンから

アメリカの首都ワシントンに戻って以来

ぼや〜っとしたまま、たいしたこともしないうちに

時間ばかりが過ぎていきます。

 

さすがにこれではまずいと思ったメイおばさん

日常生活に早く戻るためにはやっぱりこれでしょ!と

カートをガラガラ引きずって

早速いつものスーパーに行くことにしましたよ。

 

しばらくぶりのスーパー「Whole Foods」は

入ってすぐの所がコーンの大きな山でした!

地元バージニア産の二色のスイートコーンですけれど

それにしたって4つで1ドルなんて安すぎない?

ひとつ30円もしないなんて。

 

まあ高過ぎるなら二の足踏んでも

安過ぎるのなら一歩前に踏み出すしかありません(笑)。

コーン好きのメイおじさんのために買うことにしましたよ。

 

ところでこちらの買い方ですが

自由に好きなコーンを4本選んだら、その場で皮を剥くのです。

足元にはちゃんとそのためのバケツ、いえゴミ箱が用意されています。

ほうらね。

 

ついでに、こんなものまでさりげなく置かれていました。

コーンの両側にさして、これを持って食べるの。

 

ところでコーンことトウモロコシさんですけれど

英語ではどう数えると思う?

 

1本、2本?

1個、2個?

 

な、なんと  1 ear,  2 ears,,,,,なんですって。

一耳、二耳なんてなんかおかしくない?

あるいは可愛らしくない?