メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

クリスマス前のクリスマス

2018-12-16 08:21:10 | パーティー

たいしたこともしていないのに

時間ばかりが過ぎて行き

気づいて見れば今年も最後の半月が残るばかり。

 

焦ったところで仕方がありませんから

この際、メイおばさん、「どうぞどうぞ」と

平然とマイペースで行くことにしましたよ。

 

クリスマスカードのやり取りはあっても

年賀状の習慣もありませんからね

ゆったりしたもんです(笑)。

 

それでも新聞やネットでこんなページに出会うたびに

「ああ、クリスマスだなあ、どうしよう、どうしよう。」

ぐらいには軽くうろたえますし

現に招いたり招かれたりの機会も、いつもよりは多い季節です。

新聞に挟まれている広告の紙面だって、いつもよりは賑やかです。

 

「サンタさんのお助け」などと称したキッチン用品もありますし

「ひとつ買えばもうひとつが半額に」だってありますし

上手に飛びつかせてしまうように持って行くのは

日本もアメリカも同じかしら(笑)。

 すでにしてクリスマスグッズを40%引きにして売り始めたところもありますよ。

 

ところでこちらはおよそクリスマスらしからぬ色合いの

昨夜の我が家の「クリスマスゲストディナー」です。

左隅にあるように、いちおうは赤いナプキンも用意してみましたけれど

あまりに浮いてしまうので「じみ路線」でしっとりと行くことにしちゃいました。

 

けれどもいい感じにこんなお持ち込みが!!

 

まだ独身の大学院博士課程の学生が作って持ってきてくれた料理です。

パプリカの赤と、グリーンピースの緑と、コーンの黄色が

なかなかの「クリスマス」!

 

触発されたメイおばさんも

即席でクリスマスカラーのサラダを作りましたよ。

トマト(赤)ときゅうり(緑)とフェタチーズ(白)の

クリスマスらしい三色です。

 

こちらは全然クリスマスカラーではありませんけれど

メイ家の定番の一つ「ドルマダキア」

ブドウの葉っぱでお米をグルリと包んで煮込んだもの。

暖かいうちにではなく、冷めてからいただきますので

事前にたくさん作っておいてラップをして

冷蔵庫に入れておけばいいのです。

 

あとはメインディッシュ格で

牛肉とペコロスを

トマトジュースと赤ワインと赤ビネガーの三つの赤で

ぐつぐつ煮込んだメイおばさんお得意のスティファドを!!

(うわぁ、バタバタしてて写真撮り損ねた、、、

   冷蔵庫の中に少し残っているはず!と思ったら

    時すでに遅し、メイおじさんに食べられていました!

    つまりそれほど美味しいお料理なの。)

 

かくして、手抜きは手抜きながらに

クリスマスディナー、いえ、クリスマス前ディナーが始まって

笑い声と共に夜が更けて行き

クリスマスに近づいて行くのでした。

 

本当のクリスマスのテーブルはこんなではなくて

クリスタルのキャンドルスタンドに細長い蝋燭など立てて

テーブルを赤や緑で飾りたいね。

だって、、、クリスチャンであろうがなかろうが

子どもの時からクリスマスはクリスマスだもの。

 

本番に向けてのこんな予行演習、何度でも大歓迎!!

楽しいことはたくさんあればあるほど嬉しいものですし

賑やかな笑い声は宝物

ということで、ちょっと早いのですが

MERRY CHRISTMAS!!

 

 


もうい〜くつ寝〜ると

2018-12-12 07:09:32 | ライフスタイル

あらまあ、外はすごい雨。

しばらくしたら出かけなければならないと言うのに、、、、

 

「もうい〜くつ寝〜ると〜オショーガツ〜」ではなくて

「もうい〜くつ寝〜ると〜クリスマス〜」文化のこちらでは

そろそろ、いえ、かなり

身辺がそわそわとし始めました。

今日もダウンタウンの「レイニアクラブ」でパーティーです。

 

そんな中、ちょっと時間が空いたものですから

少しは引き出しの中でも整理しようかと思い立ってみたら

古い新聞の切り抜きがたくさん隠れていて、、、、

 

しかも、なぜだか日本語の記事だったりするものですから

ついつい読んでしまって、ちっとも作業が進みません(涙)。

 

そんな「いつの記事かもわからない」中で見つけた

ちょっと面白いものをご紹介します。

それにしても新聞や雑誌のクリッピング(切り抜き)は

必ず端っこか裏面にでも年月を書いておかないと

時間がたてばたつほど、メイおばさんのように

「いつの記事かもわからない」になってしまいますから

気をつけなければいけませんね〜。

 

いえね、メイおばさん、いつもはすぐに書き込んでいるのですけれど

なぜかこの時だけは、、、などとちょっと言い訳(笑)。

 

まずはこれ、題して「スパゲティに『ッ』を入れるかどうか?」

国語辞典編纂者の方がおっしゃいます。

 

*大手コンビニの壁のポスターに〈スパゲティ〉と書いてありました。

 辞書を引くと、多くは「スパゲッティ」と、小さい「ッ」が入っています。

 「ッ」の有無は大問題なのです。

 三省堂国語辞典は「スパゲ(ッ)ティ」です。

 

*ただ、「スパゲッティ」はやや古い感じがすると言う意見も

 編集委員の中から出ました。もしそうなら「スパゲティ」を見出しにする 

 選択もあり得ます。

 

*主要全国紙の表記は、「スパゲティ」が多数派です。

 でも、NHKでは「ッ」を入れます。雑誌「暮らしの手帖」は

 長く「スパゲチ」と表記していました。

 

ね、なんか面白いでしょ?

たかが「ッ」を大問題にしちゃうところなんてなかなかいいな〜(笑)。

 

そして考えてみました。

わたし、なんて言ってるかしらと。

そしてあらためて気づきました。「スパゲティー」だと。

そう言えば、大正生まれの父は「スパゲッチ」と言ってましたっけ。

 

皆様はいかが?

 

メイおばさんの住んでいるコンドミニアムのロビーも

すっかりクリスマスモードになりました。

 

出会う人みんなが、どこかソワソワとしています。

 

メイおばさんとメイおじさんの家のリビングにも

ポインセチアを飾りました。

 

日本の「お正月」のように、ここアメリカでは

「クリスマス」が一大イベントです。

 

お年玉こそありませんが、プレゼントを交換し合ったり

食事を一緒にしたり、、、、、

 

そんなクリスマスが終われば、あとはひたすら2019年へと

近づいて、、、、えっ、えっ、ニ、ニセンジューキューネン??!!

と、ちょっと焦っているメイおばさん。

またひとつ歳をとるわけ!? 

 

 


オープンハウス8つの知恵

2018-12-01 08:42:41 | パーティー

日本では、そろそろ年賀状の準備が始まった頃でしょうか。

窓の向こうの太平洋を見ながら

大晦日から元旦へと向けての日本のあわただしさを思い出しては

そんな思いに浸っているメイおばさんです。
 
 
ところでこちら、11月25日、日曜日の新聞
「The Seasttle Times」(シアトルタイムズ)の記事です。

「A step-by-step guide to hosting a holiday open house」

 

感謝祭も終わって、いよいよクリスマスモードに入る中

お客様をお呼びして「オープンハウス」(パーティー)をする時の

「8つの知恵」についてです。

 

日本暮らしでは考えもつかない「知恵」に

これもまたアメリカ文化!となかなか面白いの!

 

1.  TIME AND DATE  (いつにするか?)

やっぱり昼間ではなく夕方からが盛り上がるでしょうが、子供連れの方々もいらっしゃる場合には、昼間の4時間ぐらいで自由に出入りできるパーティーにしたらどうでしょう。招待状は郵便でもメールでもかまいません。道順とか、車を停められる場所などの情報も添えておくといいですね。

 

2.  PLAN AHEAD AND MAKE LISTS (計画は前もってリストを作って)

①買い出しから料理の下準備、花や、トイレのタオルや石鹸など、必要なことを全て書き出しておきましょう。

②それらをいつ、どこに買いに出るかについても、きちんと予定を立てましょう。

③事前にできることは何か、冷凍できるものは何かについても考えておきましょう。

④当日の時間割をきちんと描いておきましょう。

 

3.THE FOOD (お料理)

キーワードは「事前に作っておけるもの」そして「常温で保存できるもの」。

立食パーティーだからと言って、たくさんの料理を用意する必要はありません。

偏らないように注意すれば、数種類だってかまいません。

ベジアリアンやグルテンフリーの人たちがいるかどうかも考慮しましょう。

デザートは別のテーブルに何種類か用意しておくといいですね。

 

4.THE BUFFET (ブッフェテーブル)

前の晩にテーブルを用意して、お皿やフォーク、ナイフ、スプーンなど必要なものを揃えておきましょう。何を載せるかをポストイットなどに書いて、それぞれのお皿の前に貼っておくと便利です。

グラスやお皿、スプーンやフォーク、ナプキンなども前夜に用意しておくと当日に慌てなくてすみます。もし揃いのものがなくて、色とりどりになってしまっても気にしない、気にしない。

 

5. THE BAR  (飲み物コーナー)

余裕を持ってコップや氷入れ、レモンやオリーブなどを入れる容器を選んでおきましょう。当日は、氷を入れた大きな容器をテーブルの上に用意して、前もって飲み物を冷やしておきます。お客様が自分で自由に取れるようにしておけば手間が要りません。

 

6.DECORATIONS: COLOR, FLOWERS, CANDLES  (装飾)

スーパーで買った花でも、枝を短く切って低く飾るとテーブルが華やかになります。

色取り取りの果物を盛った器やキャンドルなどもいいですね。

 

7.MUSIC & ENTERTAINMENT (音楽)

何かもう一つ足りない、と思う時には、音楽が役にたちます。お料理やゲストに合わせた曲を考えながらCDを選ぶのもまた楽しいもの。あらかじめ頼んでおいて、プロのバンドに生演奏をしてもらったり、お客様の中にピアノを習っている子供さんでもいればちょこっと弾いてもらうのも一興ですね。

 

8.OTHER TIPS  (ドア)

*ドアに鍵をかけない出入り自由のオープンハウスパーティーにするか、客人を確かめてからドアを開けてお迎えるするようにするか、方針を決めましょう。

*お客様のコートがかけられるよう、クローゼットは事前に整理しておきましょう。

*もしもコートをベッドの上に置いていただくのなら、ベッドカバーは洗濯をした清潔なものにしておきましょう。

*飲み物のバーがなければ、本棚を片付けて「インスタントバー」を作りましょう。

*手が足りなければ、あらかじめ客人のだれかに当日の助っ人を頼んでおきましょう。

 

まあ、どれもこれといって特別なことでもありませんけれど

こんなことが大きく紙面に出るぐらいに

ホリデーシーズン=クリスマスがすぐそばまで来ているということ!!

あ、あ、もしかしたら日本ではとっくに2019年の年賀状が発売されているの?

 

ど、どうしよう、どうしようと

理由もないのに突然焦り始めたメイおばさん

今年は年賀状なんて書きたくても書けないのに

いえ、書かなくていいのに、、、、(笑)。