メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

マンゴー・人参・カボチャでハワイの夕日スープ

2015-08-03 23:27:01 | レシピ

久しぶりに復活した我が家のお気に入りスープ
ついつい新入りスープさんたちに入れあげて
古株さんのことを忘れていただけなんですが(笑)。

マンゴーと人参とカボチャのスープです。
面白い取り合わせでしょう?
この時期ならば直前まで冷やしておくと最高です。

日本にいる時は生のカボチャを使いますが
アメリカではつい缶詰に頼ります。


左から順に
カボチャ、ココナッツミルク、チキンストックです。


あとの主役はマンゴーさんと人参さん。

マンゴーはこんな大きなものが2つで5ドルなのですが
すぐに食べられるほどには熟していないものですから
買ってから2~3日は待たねばなりません。


ですから急ぐ時にはこれが便利。
冷凍のマンゴーです。


それではざざっと「ハワイの夕日に染まるスープ」の作り方を。
材料の目安は後で書いておきますね。

鍋を熱してバターで玉ねぎのみじん切りを炒めて(柔らかくなるまで)

生姜と人参のみじん切りも加えて炒めて(2分ぐらい)

温めたチキンストックを入れて、皮を剥いて賽の目にしたカボチャを加えて沸騰させてから弱火で約20分。お好みでカルダモンをひとつまみ。

いよいよここにマンゴーを加えて一緒に煮込みます。(2分)

これをピューレ状にするわけ。
ミキサーでもブレンダ―でもバーミックスタイプでも。

きれいなオレンジ色のピューレをまた鍋に戻し(バーミックスタイプならば鍋に入れたままでピューレを作れますからこの部分の手間が省けます。)

中火にかけてココナッツクリームを加えて沸騰しすぎないように火を通します。

最後に塩、胡椒で味付けを。

はい、できあがり。
温かいままいただいても
冷蔵庫でじっくり冷やしてからいただいても
どちらもかなりGOODです。

差し色で何かひとつというならミントの葉を。
もう少しこりたいならばピーナッツ&ココナッツ&バジルがお勧め。

メイおばさんはどうせ作るならとたくさん作って
こんな容器で冷蔵庫に入れておきます。
ちょっと小腹が空いた時のおやつ代わりにいただきます。

あら、今写真を撮りにいったらもうこれしか残ってない、、、、


Who ate it?
もしかしたら、どころかそうに決まってるでしょ
メイおじさんですね、犯人は。
料理人としては嬉しい限りでございますが(笑)。

マンゴー・人参・カボチャのスープの材料(6~8人前)
□バター 大匙2杯
□玉ねぎ1個 皮を剥いて粗みじんに
□生姜ひとかけ 皮を剥いてみじん切りに
□人参1本 皮を剥いてみじん切りに
□チキンストック 4カップ(1000cc)
□カボチャ 皮を剥き3センチ四方ぐらいの賽の目にして 1カップ半(375cc)
□お好みでカルダモン 一つまみ
□熟したマンゴー 皮を剥きざく切りにして1カップ(250cc)
□ココナッツクリーム 2分の1カップ(125cc)
□塩、胡椒 適宜
□お好みで飾り用のミントの葉

Bon appétit!


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ハワイの夕日に染まったスープ

2015-08-03 03:20:40 | ハワイ
二日続きのてんやわんやゲストディナーでしたが
金曜日と土曜日のメニューは半分を同じにしましたから
2日目は格段に楽でした。

と、余裕を持って言いたいところなのですが
実はちょっと最後にばたつきました。

なんとなれば(う~っ、古い言い回し!)
食べる直前に作らねばならない料理を
デザートの前の締めに持ってきてしまったんです。

写真も残ってないんですから
メイおばさん、いかに慌てていたかですね(笑)。

インドネシア政府からのお客様は
3年間も日本の大学に留学し、学内寮に住んでいた元青年。

なんて他人行儀に言ってますが、実は夫さんの教え子です。
そしてたまたまメイおばさんも学問以外の分野で世話をした子ですから
つい母心が出てしまって、、、、

今は押しも押されもせぬ政府高官の「偉い人」になっちゃてるらしいのですが
そんなこと関係ありゃしません(笑)。

最後に「あの子」が好きだったものを、と思ったら
やっぱり天ぷらとお蕎麦になっちゃったんですよね。

たくさん食べた後ですから
お口直し的な感じで、ほんの少しだけ。

茹でたお蕎麦を冷たく冷やし、冷やしておいたつゆをかけ
人参と絹さやと玉ねぎの小さな三色天ぷらをのせました。

でもいっくら「小さな」と言ったって
こればかりは事前に準備することはできませんからね。
席を立ってキッチンにこもって
お蕎麦を茹でて冷やして、天ぷらを揚げたのでした。
そしてガラスの器に盛りました。

けっこうきれいに仕上がりましたし
美味しくできたのですが
なんせ焦っていて写真を撮りそこないました(涙)。

その代わりにこちらをどうぞ。

一昨日のスープは以前にも書いた「冷たいコーンのスープ」(7月23日)にしたのですが


昨夜は久しぶりに「冷たいマンゴー・人参・カボチャのスープ」にしました。


浮き身はご覧の通り両方同じで、乾燥ココナッツフレークと、バジルと、ピーナッツを細かく切って合わせたものです。

思い返せばこの「マンゴー・人参・カボチャのスープ」
いっときはやたら感動して作っていたのに
とんと忘れておりましたよ(笑)。

こちらはかつて作っていた頃のもの
浮かんでいるのはミントです。


多少色味が違うのはカボチャとマンゴーの色のせい。
器の感じでまた雰囲気が違いますけれど
これは本当にいいスープ。

2年前のメモ書きがPCの中に入っていたのですが
メイおばさんたらこんなことを書いていました。

「これまで色々な国のスープを作ってきましたが、このスープは5本の指に入るほどおいしいスープだと思いました。ざっくりと煮込んでブレンダ―に賭けるだけですから簡単に作れます。バーミックスタイプなら、鍋の中でピューレにできますからなお簡単。

マンゴーの香り、かぼちゃの甘さにピリリと生姜がアクセントを添え、ココナッツクリームがまろやかさと南国の風味を演出します。果物と野菜を組み合わせて美味しいものを作るのはハワイの人たちの得意技です。おまけにこのスープときたら、マンゴー、人参、カボチャのビタミンAがたっぷりです。味は光によって色を変える海のように繊細で、色はダイアモンドヘッドから眺めた夕日に染まった空のようです。

マンゴーが高値の時には、カルディーなどでざく切りマンゴーの冷凍を買えば経済的ですね。」

うわあ、われながらすごい宣伝文句!
メイおばさんの頬も染まりますよ(笑)。

長々しい前置きのせいで、レシピまでたどり着けなくなりました。
ごめんなさい、レシピはまた明日。


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