まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

Q.長所と短所は何ですか?

2017-04-19 23:16:42 | 幸せの倫理学
今日は再び相馬の看護学校でいただいた質問です。

私の長所と短所について聞いてくださいました。

これに関して説明する前にまず、長所と短所は同じものだ、

ということを理解しておいてもらいたいと思います。

これは福島大学の1年生必修の 「キャリア形成論」 のなかで毎年話していることです。

こちらの記事のなかに書いておきましたので、ぜひ読んでみてください。

  「300人自己分析 ・ 90分一本勝負」

要するに、長所と短所というのは、あるひとりの人間の同じ特徴を、

ポジティブに表現するかネガティブに表現するかだけの違いなのです。

そのことを踏まえて私の長所と短所を考えていくことにしましょう。

といってもこれもすでに書いたことがありますので、既存の記事を読んでいただければと思います。

まずは外見的な短所と長所についてです。

  「頭がデカイ」

タイトル通り、私の頭はデカイという話ですが、お読みいただければおわかりのように、

頭がデカイということは若い頃は単純に短所だと思っていましたが、

歳をとるにつれて同時に長所でもあるということに気づいてきました。

頭がデカイということですら長所になりえるわけですね。

同じく外見的な問題としてこんな短所、長所もあります。

  「Q.自分が人に与えている印象はどんな感じだと思いますか?」

初対面の人に 「怖そう」、「冷たそう」、「近寄りがたそう」 と思われるという話です。

これもフツーに考えたら (ヤクザや警官でないかぎり) 短所と思われがちですが、

後述するように、実際にはそういう人間でないのだとしたら、

最初から 「やさしそう」、「近寄りやすそう」 と思われるよりは、

第一印象とよく知ってみての実際との間にギャップがあるということは長所だと言えるでしょう。

そして、今の点と関わって、内面というか対人的な特徴としては、以下の記事をご覧ください。

  「これでいいのだ」

私はまわりの方々にとって 「タッチャブルな人間」 でありたいと願い、

実際にそういう人間でありえているというのは、自分としては長所であると思っています。

ただ、気軽に話しかけられて、近寄りやすい人間は、

尊敬の対象とはなりにくいわけで、人から軽んじられてしまいがちなのは否めず、

それは短所であるのかもしれません。

短所は長所であり、長所は短所であるわけです。

けっきょくすべてはものの見方次第ですので、

ネガティブにものを見る人にとってはすべては短所であり、

ポジティブにものを捉える人にとってはすべては長所であるということになります。

私は後者の人間ですので今回の質問には次のようにお答えしておきましょう。


A.私の長所はたくさんありますが、一例を挙げるとするならば、

  外見的には頭が大きいので人に覚えてもらいやすく、

  初対面では冷たそうな近寄りがたそうな印象を与えるので人から距離を取られるのですが、

  実際に付き合ってみるととてもフレンドリーな、タッチャブルな人間であり、

  初対面の時とのギャップもあってみんなの記憶に残りやすいというところが私の長所です。

  短所はありません。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Q.時間厳守は教員の完全義... | トップ | 今さら公開! 共通領域 「倫... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (卒業生)
2017-04-21 18:57:17
第一印象「えらそう」
最終的な印象「上から目線」
返信する
うそっ! (まさおさま)
2017-04-21 19:29:56
卒業生さん、コメントありがとうございました。
ホントにそう見えていたんですか?
ちょっとうれしい
なんだかまるで大学教授みたいじゃないですか。
どの授業を取ってくれてた人ですか?
そうか、そう見えてたんだ。
いやあうれしいなあ。
返信する

コメントを投稿

幸せの倫理学」カテゴリの最新記事