綾城の次は、綾の照葉大吊橋へ行きました。
ここは九州中央山地国定公園内の綾地区。
カシ、シイ、タブ、クスといった照葉樹が広範囲に繁っていて、その規模は日本最大級とか。
この地域では照葉樹林やそこに生息する動植物が国によって保護管理されています。
「照葉樹林展望コース」という遊歩道があったのですが、このときの時刻は16時45分。
駐車場は17時に施錠されるということだったので、
今回は大吊橋を渡るだけにしました。
綾川渓谷にかかるこの大吊橋は、橋の長さは250mで、高さは142m。
晴れた日は大空と照葉樹林の大パノラマが楽しめるようですが、
この日のお天気は雨風はほとんどなかったのですが、
それでも止まって写真を撮るときには揺れを感じました。
ちょっと怖さもあったので、とりあえずまっすぐ前を見て吊橋を渡り、向こう岸に着きました。
この先にも遊歩道があったのですが、こちらも時間の関係でやめました。
ちなみにこの看板には、
注意!
山中を散策されますと山ヒルがいますので、十分に気をつけてください。
3月中旬〜10月下旬・雨天時
と書かれていました。特に雨の日に散策される方はご注意ください
さて、再び大吊橋を渡ります。
少し慣れたので、帰りは下の方の写真も撮ってみました。
「ここが吊橋から一番深い場所です」と書かれたこのあたりが高さ142m。
この高さは、東京の文京シビックセンターの建物(地上27階建)とほぼ同じ。
徳島・祖谷のかずら橋とはまた違ったスリルがありました
ここ綾町は自然と共生した地域づくりや照葉樹林プロジェクトなどの取り組みが評価されて、
2012年にユネスコ・エコパークに登録されています(照葉樹林プロジェクトについては九州森林管理局のHPをご覧ください)。
今回の水墨画のような景色も風情があって良かったのですが、
次はスッキリと晴れた日に、時間をかけて森林お散歩を楽しみたいですね