井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

素晴らしかった安倍総理の真珠湾スピーチ

2016年12月29日 | 日記

いささか、はらはらしていましたが、安倍総理の真珠湾における

スピーチは過不足なく、また叙情まで湛えて見事でした。

スピーチライターがいるなら、極めて有能。

ただ、安倍総理は紙には目を落とさず視線を八方に配りながらの

演説であり、ライターの原稿であるなら、よく練習して臨まれた

と思うし、ご自身の筆になるなら素晴らしいと思います。

謝罪の言葉は表向き出さず、しかし哀切な「トーン」に

詫びの(本来、要らないけれど)ニュアンスも基調音としてあり、

欠点というものがありませんでした。

相当腹をくくって、臨まれましたね。

かねてより、政治家の演説原稿の下手さに、スピーチライターを

したいと思っていた私が、小池氏に続いてようやく

論理、言葉の豊富さ、パーフォーマンスとしての側面・・・・と

高得点を差し上げられる政治家が登場したことに、ほっとします。

安倍総理のスピーチは、英訳された時の効果も計算済みで、

完璧です。

総理連投で、世界的にも名が知られ、器も一回り大きくなられたと

思います。

オバマ大統領と並んでも、プーチン大統領と肩を並べても

見劣りしない体格なのもよいですね。

私も低いので、低い人をないがしろに思うのではなく、対外的に

重要なポジションに立つ人は、顔も体格もいいに越したことは

ありません。それは皇族とて同じでしょう。

むろん、身長を差別的に捉えてのことではなく、と再び

念のため言っておきますが。私自身が身の丈豊かではないのだから。

対プーチン氏とはさんざんでしたが・・・・裏がある気がしないでもありません。

ちょっと考えられない惨状なので、何かあるのではないか、とそのレベルの

認識に過ぎませんが。

中韓が相も変わらず、うちにも謝罪に来いと言ってますが、それなら

そっちからも来い。オバマ大統領は、まずあちらから、これも

表立った謝罪はないながら、広島に敬虔に追悼に来ました。

中国よ、何人の日本人を殺戮し、レイプしたか。

韓国よ、君たちの父や祖父は日本兵として戦い、中には

陸軍少将にまで上り詰め、元々の日本兵たちを指揮していた

人までいるのだよ?

そこに何の詫びが介在する余地があろう?

日韓併合は朝鮮側も大勢はそれを望み、中身は「自国と見做して」の

日本から莫大な持ち出しをしての援助であり、応援であり、植民地や

侵略という概念からは程遠い。

 

真珠湾に話題を戻します。

奇襲はアメリカ・・・・・というよりルーズベルトとその周辺は、十分予期していたこと。

それが真珠湾だという特定はなかったにせよ、むしろルーズベルトは日本が

先に手を出し、アメリカが開戦できる口実を待ち望んでいた。

先の稿にも記したけれど、アメリカ側の犠牲者は僅かの戦闘員たち。

日本側の原爆犠牲者は赤ん坊から高齢者まで含めての、非戦闘員への

無差別大量殺戮です。

真珠湾死者 約2400人。うち民間人は48~54人。
(死亡者の約半数は、戦艦アリゾナの乗組員です)
赤ん坊、幼児、子供、老人と女性はいず。

広島・長崎への原爆投下は非戦闘員に対して、赤ん坊、幼児を含めて
無差別。

 

広島は当時人口42万人、死者、行方不明合わせて

12万2338人、長崎は、人口24万人、
死者、行方不明合わせて7万3884人。

被爆後5年間の間に広島で20万人、長崎で14万人。

34万人乗犠牲者。

アメリカ 戦闘員死者 約2千名。

日本 非戦闘員死者  約34万人。

戦闘員を入れると、もっとです。

とは言え、生命の軽重を言っているのではありません。

日本ばかりが打たれてうなだれていなければならぬのか、という

問いかけです。

日米双方の犠牲者のおみたまに、哀悼の意を捧げつつ。

 

 

*誤変換及び文章の瑕疵は、後ほど推敲致します。

*アクセス数が増えるに連れ、ジャンクコメも時に紛れ込みます。
鬱陶しいのでとりあえず、お名前欄に無記名のもの、
杜撰なHNは1つの目安として、そのままスルーさせて
頂きます。


4 コメント

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アメリカは変わりゆく国 (仁)
2016-12-29 14:29:34
アメリカとは戦争したけれど、あれはお互い様だったね、という雰囲気が最近はできつつありますね。「日本が100%悪い」と言うしかない国とは違い、なんだかんだで話が通じる国だと思います。

プーチンに関しては…北方領土はあくまで表向きの議題で、裏で何かを話し合ったのでは?
アメリカが中東でやった事を思い出して下さい。「一番大事な時に帰った」のです。アメリカを当てにしていた国はハシゴを外され、ロシアと接近を始めています。
もし、同じ事が南シナ海で起こったら…?アメリカが「自国の兵士を死なせたくない」「南シナ海で戦争をして、我々の得になるのか?」と言い出したらどうでしょう。日本はどうなるのでしょう。
「アメリカは肝心な時に逃げ出した」という事実は消えません。それが評価というものです。アメリカがヘタレた場合はロシアと手を組む、それくらい考えておいたほうがいいと思います。

もし中東がロシアと手を組み、テロリストを殲滅して治安を回復した暁には、中東はロシアに感謝するでしょう。逆に、アメリカに対しては無責任な国だと相手にしなくなるでしょう。その事をオバマはまったく理解していません。
ロシアは自国の兵士を失う事を恐れず(それもどうかと思いますが)、また、やられたらキッチリやり返すので、テロリスト殲滅には向いているのだと思います。
ロシアは逃げない、アメリカは無責任。そういう国際評価が定まる日が、遠くない未来に来るかもしれません。
安倍さんは南シナ海でアメリカが撤退する可能性を考慮して、プーチンとの密約で保険をかけたのでは?アメリカがヘタレなければそれでよし、ヘタレた場合はロシアと一緒に中国を挟み撃ち。何を取引に使ったのかは知る由もありませんが。
プーチンの強気に関して (サヨナキドリ)
2016-12-29 21:22:10
有名なブロガーさんがこの件に関する記事を発信されていらっしゃいます。


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ttp://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/4f00a391bc1c0ce029ef1511d091bdb4
Unknown (ケイシ)
2016-12-29 21:38:12
井沢先生、いつもありがとうございます。稲田さんが、靖国神社に参拝されたそうです。「靖国神社は英霊の皆様に、お国に何かあれば後に続きます、と誓う所です。」 って、普通の議員時代に言ってましたが、戦没者慰霊祭に参加せず、その事を辻元議員に責められて涙ぐんだ
あんたがいうなよ。 と白々しい気持ちです。 この人は防衛大臣に相応しくないです。大言壮語をはく人は、男も女も信用できません。
スピーチライター (矢田)
2016-12-30 13:27:41
谷口智彦氏、すばらしいですね。
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/cc1faa7f81c52d9b92b589b77b8da470