井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

雨が上がって、金粉が降った

2018年07月09日 | 日記

気のおけない友人たち、そしていとこやその妻、子供たちとご飯を食べているような
私の台所みたいな店なのですが、本日は三田佳子さんと奥山和由さんに
お出ましいただいての会食でした。

用があり、先に出られた奥山さんをお見送りした後、
ふと見たら、私の左手に細かな金粉がキラキラしていたので
三田さんにお見せしたら「汗でしょ・・・・・」
「違います。・・・・あ、ほら三田さんの手の甲にも」
「・・・・ほんとだ」
「ね。私、微弱に霊感体質で時々金粉が湧くというか、降るというか」
「・・・・・誰でも出るんじゃないの?」
「出ません。今まで生きていらした間に、御自分や他の人に金粉キラキラって
見たことがあります?」
「・・・・・ないわ」
「でしょ」
「でも、人体の何かの要素が、はずみで出るんじゃないの?」
「いいえ。衣類にも鞄にも光ることがあります」

三田さん、しげしげとご自分の左の手の甲をご覧になり、
まだ納得行かない様子なのですが、その間にも金粉は
輝きを増し中に一粒、ひときわ大きいのが光っています。

「奥山さんにも見せたかったなあ。こういうの、実際に
見てもらわないと、信じてもらえないから」
「・・・・・そうねぇ」
とまだ三田さん、吹っ切れない様子。
すんなり受け入れる人と、そんな・・・と懐疑的になる
方と二通り。
奥山さんがどっちのタイプだろうと考えたのですが
美輪明宏さんとお付き合いがある方なので、三田さんよりは
「受け入れ素地」がおありかもしれません。
「美輪さんにペリリュー島の映画のナレーションをお願いした時、ある異変が」
と語っていらしたし。

*映画はこの「追憶」でしょう。https://eiga.com/movie/83304/

 

金粉が降ろうと湧くまいと、どうということもないのですが
三人で会った今日の空間が、少なくともいい波動であったような。
自己満足です。

奥山さんから、秋公開の映画「銃」のDVDを頂戴したので
今夜、楽しみに拝見します。

奥山さんが昔制作された「うなぎ」を観ようと、ネットで探したのですが
検索にひっかかるのは「蒲焼」ばかり。
「映画 今村昌平」とワードを追加して、めでたく近日中に入手の予定。

 

誤変換他、後ほど。


4 コメント

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追憶 (総太郎)
2018-07-15 18:21:50
先生、先程は反映ありがとうございましたm(__)m

「追憶」の情報も御確認頂き、厚く御礼申し上げますm(__)m

升本喜年様の原作本「ペリュー島・愛の手紙」(熊本日日新聞社・刊行)は品切れ・重刷未定状況だったと記憶しているのですが、
天上の升本様も、井沢先生に本作を御覧頂いたら、どれだけお喜びになるか・・。


生前の升本様から直接伺いましたが、「本当に今回は奥山君のお陰(^_^)」

美輪明宏さんも松竹とは縁の深いスターですが、意外な事に、美輪さんの松竹代表作「黒蜥蜴」「黒薔薇の館」等のプロジェクトには升本様は当時、深く関与されていなかったそうで、「美輪さんのナレーター起用も奥山君の提案で、私よりも、はるかに奥山君が美輪さんと信頼が深いからね(^_^)、だから引き受けてくださったと思う・・」旨。

お三方のトークショー・対談の模様は以前お知らせさせて頂きましたが、「追憶」も沢山の皆様に御覧になって頂ければと願うばかりです。

三田さんは金粉に戸惑われたのかも知れませんが(^_^;)
確かに奥山さんが御覧になられたら、どう反応なさるか・・。

役所広司さんのファンとしても「うなぎ」はリアルタイムにも気にはなっていたのですが、当時見逃したきり、まだ未見で・・。

先生の御感想も気になりますが、いずれにしましても、三田さん、奥山さんら皆様との末永い御交流を願って(^_^)
総太郎さん (井沢満)
2018-07-16 02:49:01
「うなぎ」は秀作です。ただ原作の作家とのテイストが違うのが不思議で、ひょっとしてオリジナル? と脚本の冨川元文に尋ねたら、図星でした。
低予算が至上命令であるのを逆手に取っての見事な技で、監督の腕は勿論ですが、脚本の功績大だと思いました。

うちに来ていたこともある清水美砂ちゃんが出ていたこともあり、親身に見ました。美砂ちゃんもいくつになったのだか、私が叱ったり、病院にお見舞いに来てくれていた頃の美砂ちゃんの若さを思うと、歳月の流れるのの何と速いこと。
先生、ありがとうございます (総太郎)
2018-07-16 15:15:53
先生、いつもながら貴重なお話ありがとうございますm(__)m

冨川元文先生や清水美紗さんのエピソードを伺い、嬉しい気持ちで一杯!

毎回ながら、暫し映画・ドラマ談義お許し頂ければ幸いです(^_^;)

井沢先生と冨川先生も親交がおありなんですね(^_^)
先生方は、NHK の脚本コンクールで高い評価を得られたのも共通しますね(^_^)

冨川先生は何と申してもNHK 大河ドラマ「峠の群像」が小生のベストワンですが、

昭和54年のNHK 「親切」も忘れられない傑作!
確か、冨川先生のメジャーデビュー作品だったと記憶しているのですが、
小生も御尊敬・お慕いする岡本富士太様と秋野暢子さん扮する新婚夫婦が奮発して高級マンションを購入し、大友柳太郎さんら扮する高齢者御夫妻と部屋をシェアするのですが、思いがけない騒動と悲喜こもごも・・。

せつなくも考えさせられる良質なドラマでした。

冨川先生だけに、「うなぎ」も色々な知恵を働かせられたのでしょうね(^_^)
同じスタッフによる「赤い橋の下のぬるい水」にも興味が湧きます。
冨川先生の一昨年のインタビュー「これからの映画産業はどうなる」がネットにも公開されておりますのでこちらも御参考までにm(__)m

清水さんも、落ち着いた大人の女性や母親役が似合われるようになりましたね。
最近、(と申しても、早いもので四年前になりますが)
清水さんに鮮烈な印象を受けたのは
小栗旬さん主演のテレビ朝日「BORDER 」
での第一話「発現」(橋本一監督)
金城一紀さんの小説とオリジナル脚本が母体でしたが、先日、こちらでも御紹介した同じテレビ朝日系「翔べ!必殺うらごろし」に共通する世界観もあり・・。

ある事件で重症を負い、生死の境をさ迷った警視庁刑事・小栗さんが回復後、スピリチュアル・霊能力に目覚め、死者の声や姿を体感するようになり、毎回事件解決に挑む内容。
大変、評価も高い比較的最近の作品ですので、御記憶の皆様もいらっしゃるかと・・。

清水さんは恐るべき一家惨殺事件を引き起こした息子(小柳友さん)を庇おうと、隠蔽工作にも加担する歪んだ母親を熱演され、大変素晴らしかったですね。
橋本一監督は、同局の「相棒」シリーズ始め、
大泉洋さん主演・東映「探偵はBAR にいる」シリーズでも有名な若手実力派。

スタッフの人望も厚く、小生ごときにも、本当に気さくでお優しいお人柄で、お目にかかった際も映画談義で話が弾み、暖かい言葉を掛けてくださり、是非、皆様にも橋本監督を応援して頂ければ幸いですm(__)m

清水さんにも益々、演技を磨かれ、井沢先生と再び良いお仕事の機会を!(^_^)

余談ですが、小栗さんの「BORDER 」とは無関係の同じタイトルの番組も過去に存在。
読売テレビ製作・日本テレビ系全国ネットの
「ボーダー・犯罪心理捜査ファイル」(1999年)

こちらはスピリチュアル要素は余りありませんが、幼少期に犯罪被害に遭いトラウマを抱えた中森明菜さん扮するプロファイラーが、毎回猟奇殺人に挑む内容。

根津甚八さん、筒井道隆さんらが捜査班のメンバーで、ファンの方が、現在YouTubeに全作品上げておられます。
(公式でないYouTubeを余りお薦めするのは良くなく申し訳ないのですがm(__)m)

森岡利行さんの脚本も鮮烈な作品が多く、
特に荻野目慶子さんゲストの第6話は傑作。

幼少時期に虐待を受けた主婦が、幸せな家庭を守ろうとする余り、常軌を逸した殺人を実行し・・。

日本テレビ系が、こうした本格的な社会派の連続ドラマを放送したのは本作が最後でした・・。

後、先日の映画談義で大事な事を失念していましたが、鶴橋康夫監督の待望の新作「のみとり侍」にも満足(^_^)

鶴橋監督ならではの世界観、テンポの良いストーリー展開で、阿部寛さんと豊川悦司さんの奇妙な男同士の友情、

寺島しのぶさんの体当たりの演技、
風間杜夫さん・大竹しのぶさんの息の合った夫婦役もそれぞれ楽しく、斉藤工さんも良い存在感でした(^_^)

綾野剛さんにも好感を持っているので新作「パンク侍」のチケットも購入しましたが、さて、どのような作品なのか、・・(^_^;)

数ヵ月前、御報告した「今夜、ロマンス劇場で」
の加藤剛さんの素晴らしい存在感と感動・・。

今にして思えば、加藤剛さん最後の輝きだったのかと・・、改めて悲しく・・(~_~;)

暫く、加藤剛さんの事が頭から離れそうにありません・・。

では、皆様、最後の良い休日を。
そして、明日からお仕事の御健勝をm(__)m
追記 (総太郎)
2018-07-16 17:45:01
「のみとり侍」には堀内正美さんも御出演(^_^)

松重豊さんの家臣として、重要な存在感を発揮。

いつまでもお元気で素敵な御活躍を応援させて頂きたいです。