井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

海の森にまつわる利権疑惑

2016年10月24日 | 歴史・政治

バッハ会長や、コーン副会長が「コンパクト五輪」というもっともらしいことを
上げて、海の森を後押ししていますが、そもそも自分の懐が痛まない
外国人2人が、何を余計なことをと私は思います。
長沼がコンパクトの範疇に入らないなら、セーリングの江ノ島、
サーフィンの九十九里浜、野球やソフトボールの福島はなぜいいのか、整合性がありません。おまけに韓国案まで浮上したとあっては、余計説得力を欠きます。韓国案は脅しで、森さんらが出して来たことと思いますが、バッハ会長、コーン副会長も腹の中では承知ですよね、韓国案が誰がどういう目的で、出てきたのか。

福島開催は、バッハ会長が言い出したことです。
福島がよくて宮城がいけない理由を納得行くようご説明願いたいのです。

ちなみに、東京からサーフィン会場の一宮まで1時間半。
東京から長沼ボート会場まで、新幹線利用で2時間半に過ぎません。

もともと「復興五輪」が、日本が招致の際に掲げた大きな旗印でした。
そして国家として閣議決定がされ、明文化された五輪の主目標です。

IOCへの細かな提出プランからは逸れるかもしれませんが、軌道修正など
付き物ではありませんか。

第一誰が流したか、韓国開催まで言われているというのに。

お金を出さねばならない都民からの要求です。福島や韓国がよくて、宮城がいけない理由を聞かせてください。
自分らの懐が痛まないから、言いたい放題、し放題。

選手同士の交流が必要だから、選手村は全部一緒にときれいごとを
言いますが、開会式・閉会式での交流で十分でしょうに。
それに大半の競技者は同じ選手村です。
同じ選手村にいたら、韓国と北朝鮮が仲良くなりますか。

平昌などソウルから遠く、雪さえろくに降らない土地を冬季五輪開催地に
決定したIOCなど、信用はしていません。出来るわけもない。
平昌は確か統一教会の文鮮明氏の所有する土地が含まれてたはず。

IOCが、ソウルからも離れ、宿泊施設さえろくにない平昌を選んでおきながら、日本にはコンパクトを理由に利権がらみの海の森を押し付けてくる不誠実。

アスリートファーストを言いながら、大方の選手が海水より淡水のほうがいいと
言っている現実は無視。海の森は、海風が吹き付け不安定なのに、そこに仮に仮設を作るとしても無駄金。常設となると、塩水と不安定な海風で、さていかほどその後の活用が見込めるか? ボートやカヌーは日本ではさほどメジャーな競技でもないでしょうに? (貶めているわけではありません。経済効率は数の論理なので、言っています)

日本も死者が出て、救急車がフル稼働している酷暑の開催時期を
「アスリートにとって、最も快適な季節」だと詐欺文言を招致書に書き、
IOCも知っていながら、知らぬふり。所詮、両者欲がらみの
狐と狸です。

 

やはり、また出た、汚れた五輪疑惑

 

五輪は二流国が開催する

 

*7月24日~8月9日招致委員会が作成した立候補ファイルの文言。7月24日~8月9日の大会期間について

 

「この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である」

明確に詐欺です。民間でこんな大嘘は許されませんね。
しかし、詐欺を承知でIOCも乗った。

 

 

今更、約束通りとか、コンパクトを守れ、とか汚い腹の中を隠して
上っ面のきれいごとを、よくもまあ押し付けられるものです。

あの、土建利権にまみれた森元総理が「尊崇する」とまで言った
バッハ会長もまた、清らかな存在であるはずもありません。

大変腹立たしいのですが、結局利権まみれの連中に「海の森」で
押し切られ、誰かの懐を莫大に潤して都民はお金をまたしても
ドブに叩き込まれてしまいそうですが・・・・

舛添前都知事が、IOCに海の森予算についてとんでもない
低額を偽装報告していたことが、露見しています。

舛添都政IOC大ウソ、工事費251億円を「98億円」 仰天「韓国開催」報道まで

http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/161019/plt16101920000017-n1.html

抜粋

 

同紙によると、「海の森水上競技場」の整備費は招致時は69億円だったが、2013年9月の再試算で15倍超の1038億円まで膨張した。IOCはこれを問題視し、100億円以下に抑えるように要請したという。

 

 都は再検討の結果、14年11月に総整備費を491億円とし、「本体工事費251億円、周辺整備費86億円」とした。

 

 ところが、IOCには同時期、森喜朗会長率いる大会組織委員会を通じて、「本体工事費は98億円で、残りの393億円は遺産(レガシー)として残る周辺の公園整備費だ」と説明したという。同紙の取材に、都幹部が「根拠がない数字を伝えた」と説明している。
略 都の五輪・パラリンピック準備局の担当者は18日午前、「虚偽報告の認識はない。IOCの規定に沿って分類し、示したものだ」と夕刊フジに説明した。ただ、招致時の69億円から、491億円に膨張したこと自体が異常というしかない。略角谷氏は「今回の報道(IOCへの虚偽報告)で、長沼ボート場が有利になったのは間違いない。報道が事実なら、豊洲新市場の『盛り土』未実施問題と同じ構図といえる。都が『ごまかしながら仕事をしてきた』という印象が強くなり、都民の血税がきちんと使われているのかという疑念がわいてくる」と語った。略

 

五輪を巡る腐臭に気が沈むばかりですが、若狭勝氏が勝利しそうで何よりです。
これにより、小池都知事を守り抜いた七人の区長の方々も、
生き延びられます。

仮に海の森公園に強引に引っ張って行かれるにせよ、都民は、国民は、しっかりこの一連の不正の構造を腹に叩き込んで置きましょう。
二度と、五輪詐欺にひっかからぬように。

五輪による人手不足を理由に、大量の外国人導入が言われひょとしたら
それを機に家族を呼び寄せ定住ということもあるのかもしれません。
「移民」という言葉を使わぬ、移民の可能性があります。

 誤変換はじめとした文章上の瑕疵は、後ほど推敲いたします。


5 コメント

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話は逸れますが (ぬかった)
2016-10-24 07:34:34
思えば五輪誘致なんてものが絡むから、日本の宝とも言うべき浅田真央が貶められ続けたのです。真央さんは現在膝を痛めていてジャンプが不調ですが、その美しい滑りは深化し続けています。そして、真央さんに憧れてフィギュアを始めた宇野選手・三原選手が、今回のスケートアメリカで素晴らしい結果を出してくれました。

井沢先生は、ソチの浅田真央に「光のメダル」と言ってくださいましたね。今でも、思い出すと涙が出ます。真央さんの渾身のフリー演技にも、先生の記事にも。

フィギュアスケートファンの多くが、浅田真央とキム・ヨナの対戦を通して、韓国の正体、日本のマスコミの欺瞞に気づきました。「あの子は大事な時に転ぶ」などと応援・激励してくれた森某についても、忘れません。お前は脳みそがないくせに口をきくなバカ、と罵倒した日本人は少なくないでしょう。頭の中は欲ばかりの売国政治家、まだ世にはばかっています。

小池さん、がんばれ!
ぬかったさん (井沢満)
2016-10-24 20:51:17
>「あの子は大事な時に転ぶ」などと応援・激励してくれた森某についても、忘れません。


それにつけても、森喜朗は日本人なのでしょうか?

森の利権について (友永)
2016-10-24 21:32:09
井沢先生 こんばんわ。

国民からの支持率がほぼゼロの森喜朗ですが、
この方は、ご自身がいつも民意に背いていることに
気がつかないのでしょうか?
現在これだけSNSが広まり、
最近の若者はテレビを殆ど見ずに
SNSで政治知識を得ていると言われています。
日本ボート協会のツイッターには、
海の森反対のツイートばかりです。
JOCは民意やSNSに疎く、
利権優先丸出しですね。
小池知事は、自身の都知事選挙の際、
SNSを巧みに選挙戦術に活用なさいました。

宮城村井知事は、宮城県の他市と協力し、
招致活動をより活発になさっています。

結果は神のみぞ知るところですが、
神が都知事を小池氏になさったのには
理由があると思います。

友永さん (井沢満)
2016-10-24 22:32:13
埼玉の彩湖も名乗りを上げていますね。
ここもありだと、思います。

所詮、国民と都民が一斉に声を挙げれば
小池都知事の後押しになります。

何なら五輪返上する、とブチ上げてもいいでしょう。
世論騒然でしょうがw 利権の疑い濃厚なので、と
説明するだけでも(もし出来るなら)大きな抑制力になります。

とにかく、海の森を許しては利権の汚い連中への屈服です。私がテレビに出ている頃なら、ガンガン言っているところですが、こんなんだからお座敷もかからないのでしょう。本当のことを言い過ぎるから。
彩湖の再浮上を (水色鼠)
2016-10-25 00:15:56
コメント、お邪魔致します。

中々、こちらで彩湖の名が上がらないので、コメントをしずらかったのですが、
友永さんへのコメントで名が出ましたので、コメントいたしました。

元々、彩湖に関しては、水間氏が都知事選の後取材しておられて、会場として推されていました。

下記は引用ですが、記述させていただきます。
埼玉県ボート協会が埼玉県の業者に整備費を多めに見積り
【恒久設備整備費】
「コース工事費;47億円、本部・判定塔費;10億円、電気・給排水設備費;12億円、
 ポンツーン設備費;12億円」の小計が約82億円。
【仮設設備費】
「仮設スタンド;5億円、舟艇桟橋;7千万円、その他;2億円」の小計が約8億円。

整備費の合計は約90億円
算出した根拠のない「彩湖の整備費;558億円」?
         ・・・・・・・・以上引用です。(水間条項より)

先週の小池都知事の会見での、「決め打ちしない」に、
大いに期待したいところです。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6218336

拙文、ありがとうございました。