井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

母を憎むあなたへ 3

2016年04月25日 | 親子関係からくるトラウマ

言葉の暴力も含めて、母親から幼児期から少女期にかけ、そして
大人になってからも受け続けた虐待について、体験をいまだ
コメント欄に頂いています。

公開を望まないコメントばかりなので、お応えも致しづらくただ漠然と
お返事を差し上げているだけですが・・・・

これが虐待、と定義できるごときキーワードを幾つか拾えたので、私なりの
考察も含め、整理してみます。

被虐待者の特徴。おとなになってからも。

■心が重く晴れ晴れとせず、この世を生きづらく感じる。

■実は腹から笑ったことがない。(本人、自覚していないことが多い。
何らかのきっかけで、一瞬母親からの影響を脱した瞬間、
笑って、その笑いが純粋であることに気づいて、自分でびっくりする
ケースが有る)

■親から否定され続けてきた結果、自己肯定感が低い。

■親の虐待という現実から目を背けて来た結果、他の現実とも直面できず、
どこか現実感が希薄な生を生きさせられている。

■不安定で悪しく女性的な母親の、感情のはけ口に使われてきた。

■とりあえず世間的な基準から見れば、大事に育てられたのに、
何かしら、まっとうな愛情を得たことがない・・・・という心の飢餓感がある。

■愛し愛される伴侶と巡りあったら、その飢餓感が癒やされる、と
信じていたが、いざ巡りあってもそれはそれ、満たされながら
親への飢餓感はそのまま残っている。相手が親としての包容力を
持てる人なら、多少は補えることもある。

■ある人間を一見正当に批判する時、対象は男女問わずだが、女性に対してより批判がきつく、その批判には個人的憎悪さえ伴うことがあり、これはその女性に母親を重ねている。

■男児の場合は女性の肉体に、長じても嫌悪感を抱くことがある。「あの、アマの腹の中にいたかと思うだけで、吐きそうなくらい気持ちが悪い」と顔を歪めた、ある50歳代の知識人の方の告白を聴いたこともある。

・・・・・・・・・・とりあえず、現時点ではこんなところです。全ての要件が
被虐待者にあてはまるというわけではなく、特徴を何種類か
抜き出してみただけのことなのですが。

スピ系ヒーリングに走り、インナーチャイルドの癒やしを試みる
人も多いのですが、上手くいったためしを知りません。
それほど根深いのです。またヒーラー自身が被虐待者でないと、
気持ちが解らず、ごく浅い理解しか持てないので、かえって
「誰にも理解してもらえない」というトラウマを持つことさえあります。
自らが虐待された体験を持たぬまま、薄っぺらく「許し」などを
説くので、許せないそのことに葛藤が更に生じたりします。

自分が虐待してきたのではないか、というお母さんからの
書き込みを頂戴することもありますが、いずれも虐待などと
いうレベルではありません。たとえ手を上げようと根底に
愛のある無しが分かれ目なのであり、また反省し自らを
省みる親は、虐待などしません。
虐待親の顕著な特徴の一つは、「私は悪くない」と思い込んで
いることです。「あなたが、いい子ではなかったじゃないの」
「私の至らないことばかり批判する。よくしてやったことには
全く触れず」

いい子も何も、ただその子が胎内にいただけで、
またこの世に存在していただけで、勘に障って
自分が叩いたり、言葉の暴力で傷つけ続けたり、
無視したりしていたことには、思いが至らないのです。

中には、母親に捨てられた状態で祖母に育てられ実はその祖母が
精神的虐待者であったことに気づいた人もいます。そして
後にその祖母とともに母親に引き取られるのですが、今度は
母親から虐待を受けるという二重の被虐体験で、心がねじれた
人もいます。

虐待というと、死に至らしめるような、報道に見る派手なものを
想像するせいか、日常に潜む虐待を虐待と認識しない
親子も多いのです。親は尚更、自分が虐待していることに
気づきません。

そして、親がその子の一生を壊し続けます。

普通、何も考えなくても子には親が持つ自然な愛があります。
だから少々間違ったしつけであっても、手を上げても、無問題なのです。
子供は実に正確に親の心を反映するので。
だから虐待親のほうも、心に病理を抱えています。
概ね、虐待は気づくまで親から子へ、子からまた次の
子へと虐待の連鎖が続きます。

親を許す必要はありません。というより、ほぼ不可能です。
生涯懸命に努力しても、親との和解、親への許しが
不可能であることに、晩年静かに思い知る人も多いのです。
それよりは、まず親を愛せない、親を憎み続ける自分を
許してしまいましょう。

憎しみを向けるには、また人に打ち明けるには親が高齢になり過ぎ、
また肉体的に弱り、それでも許せずなまなましいほどの憎しみから
抜けだせないでいる自分を責める人もいますが、必要ありません。
それだけ酷いことをあなたの親はあなたにしたのです。
許せない自分を許してあげましょう。晩年に至るまで、親に
あなたの人生を台無しにされることはありません。

そして周りに虐待の体験を話す人がいたら、批判がましいことは言わず、
またアドバイスも要らず、黙って聴いてあげるだけでよろしいのです。
そういうことをあなたに告白するというのは、あなたに心を許した証ですが、
そのあなたから批判する、あるいお説教するという形で突き放されると、
その人はより傷つきます。黙って頷いていればそれだけで、十分です。
また告白する被虐体験者は、相手をじっくり見極めて行わないと、
まずもって、あなたは世間の常識的反応に更に傷ついていまいます。

世の中の大抵の人達は、子が親を激しく憎み続けるという現実を
受け入れがたいので、何かしら告白者を批判、否定しがちなので、
それは、そう受け止めるほうが実は健全なのですが、相手は
心の根深いところで病んでいる人たちなので、親子関係における
「健康者」の言葉は通じません。親子であっても、あたかも
仇敵同士であるかのような、合わなさを味わう人達がいることは
体験者でないと解りません。

面白いことに、被虐待者の告白に理解を示すのが男のほうに多いのです。
女性が概ね否定、批判します。

あと表層意識で親を許したと思い込んでいても、深層意識にしっかり
傷が残っていることもあり、それがその人に日常に、ひいては
人生全体に影響を与えていることもあるので、要注意です。親子関係の
トラウマは非常に根っこが深いのが常です。

コメント欄に書き込まれるのは、母と娘との関係が圧倒的に多く、父親や
兄から受けた性的虐待(これも多い)については書き込まれません。
タイトルを「母を憎む」としたせいでしょうか。
むろん、父親や兄からの虐待を書いてくださっても結構です。
私は黙って聽かせて頂きます。

本当は、虐待された親なり、兄弟なりに直接ぶちまけて罵り
泣きわめくのがいいのですが、それは概ね出来ません。
次善の策で、手紙を書いても心の開放の一助にはなり、
手紙は焼いて捨てていいのですが・・・・そういう形でも
虐待と向き合うのがつら過ぎて出来ない人も多いのです。

というわけで、コメント欄に長文でもいいし、何度でもいいので
思いの丈、吐き出してください、受け止めますと提案しています。
《非公開で》、とタイトル欄にきちんと言葉で指定してください。時折、
判断に迷うことがあります。

公開という形で書いて、自分だけではないという体験の共有も
解放の一助にはなると思いますが、公開非公開はどうぞ
お心のままに。

 


38 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
2016-04-25 10:43:27の書き込みの方へ (井沢満)
2016-04-25 12:22:16
老いたお母様に同情も心配も寄せられないなら、それはあなたのせいではなく、お母様のせいでしょう。
あの親の葬式にすら出たくないという人が、世の中にはいます。
他人の死を惜しめても、親の死には無表情でしかいられない人たち。中にはしみじみ解放の喜びを噛みしめる人もいます。
そういう自分を許しましょう。原因を作ったのは、あなたではありません。
返信する
非公開指定でなくても (井沢満)
2016-04-25 17:26:55
これ、公開していいのかなぁと迷うのは
非公開にさせていただいてます。

全部、頂戴するのはきちんと拝読しています。

>ご多分に漏れずセラピー系やスピ系もやってみたんですが今あるのは親のおかげみたいな話になってしまいそうで

そういうことです。
親からの精神的虐待を受けた経験のあるセラピスト以外は、似たり寄ったりの結論に持って行くと思います。
癒されはしません。その程度でお金を取ることに、私は少々理不尽を感じています。藁をもすがる思いでお金と時間を使って出かけるのに、得るのは結局「お説教」なので。
返信する
Unknown (とろろ)
2016-04-25 23:57:10
初めてコメント致します。

私の主人が被虐待児だったと思われまして、今回のお話しも大変興味深く読ませていただきました。

母子家庭と父子家庭の両方を経験しています。最終的に家出をした母親が再度引き取りに来たそうですが、ずっとトイレに隠れていたそうです。
母親のことはボロクソに言います。それが本当のことなのかはわかりませんが、子供がそう感じたということが 問題だと思っています。

主人は、私が母親だったら良かった、(私達の)子供たちは恵まれてる、と言います。実際の私は 片付けが苦手なワーキングマザーなので、決して褒められるような母親でも嫁でもないのですが、そんなふうに言うところを 不憫に思います。
また、そんな風に思わせることは 傷を深くするのではないかと心配していたのですが、今回の記事を読んで 少し安心しました。

長々とまとまりのない文で申し訳ありません。
少しでも多くの人が、少しでも多く安心や幸せを感じながら 生活していけるよう祈っています。
この問題を提起して、このような場を与えていただき、ありがとうございます。

先生の益々のご活躍を祈っております。
返信する
とろろさんへ (井沢満)
2016-04-26 00:25:26
今回の話題につくコメントに関しては、非公開指定がなくても、判断に迷い、判断に迷うときは非公開扱いにしているのですが・・・・
あなたのコメントはとりわけ差し障りないかと、公開させて頂きました。

僅かながら念のため、申し上げたいこともあったので。

>それが本当のことなのかはわかりませんが

重々心得ていらっしゃると思いますが、これはご主人には絶対おっしゃらないでくださいね。

話し始めたら、批判抜きに黙って頷いて聴いて差し上げてください。

そうです。仰るようにその当時の子供の心の中で全ては起こったことですから、真実なのです。

普通に育った子は絶対にそういうことは言いません。

ただお子さんたちの前での母親そしりがもしあれば、それは後でそっと注意してあげたほうがいいかと思います。子供たちに身内不信は刺激がまだ強すぎるとでも言って・・・・


>また、そんな風に思わせることは 傷を深くするのではないかと心配していたのですが

いいえ。まったく。傷ついて孤独だった子がやっと辿り着いた安住の地がとろろさんであり、お子さんたちであり現在の家庭です。

私はご主人のために、ほっとしています。よかった。

片付けなんか家庭にとって必須条件でもなし、二の次三の次です。

包んで差し上げてください。ある意味ご主人の一部はあなたの、子供でもあるような。


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私にとっては苦しい事、、、、 (あかね)
2016-04-26 21:28:06
初めまして。長い間に培った不信感や怒りは、消えないものですよね。振り返ると普通じゃないな、しゃれにならないなと思う事がいくつもあります。例えば、まだ小学六年生位だった頃、「あなたが大事だから、この子は生めない。この子が生まれたらお父さん(継父)はきっとあなたを邪険にする。家は貧しいから、あなたにも苦労をかけてしまう」と打ち明けられ、堕胎手術にも同行させられた事があります。私は何も言えず黙ってついて行きました。母は自分なりに精一杯だったのだと思いますが、今考えても私が生んでほしいと言うべきだったのか悩みます。
冷静に考えて、子供に言うべき話ではないのですが、三十年の時を経てもその事が分からない母の思考回路に強い疑問を感じます。
継父は優しく辛抱強い人ですが、激しく受身で母にとっては頼りにならなかったので、厳しく私を躾ながらも都合のいい時は甘えてきたのだと思います。、、、私は、しっかりしなければ、心をクールにしなければ乗り切れなかった。
だから、今でも反射的に母の手を払いのけてしまいます。時々、母が死んだら私の事は忘れてほしいとすら思います。間違っても私の守護霊になったりしないで欲しい。
でも、死んでしまったら優しくしてあげられない今の葛藤を激しく後悔するのでしょうか。とてつもない寂寥に襲われるのでしょうか。
あまり人に話せない話をお言葉に甘えて書いてみました。乱文すみません。
返信する
公開非公開はお任せします (羽二重餅)
2016-04-26 23:56:17
井沢先生、何から書けばいいのかわからない位、感情が揺れています。
母を「憎む」という言葉に反応してコメントしたのに、返信とも言える記事を読んで、「ああ、私は母を憎んでいるんだ。自分は虐待されてきたんだ」と、初めて心から納得出来たように思います。そして、憎んで許せない気持ちを持っている自分を許しましょう、という言葉に気持ちが緩んだのか、仕事中も涙が出そうになったり大声で叫びたくなったり、感情のコントロールに苦労しました。同時に、燃えたぎるような憎しみの感情が蠢いています。社会に出て、他人に批判されたり、否定されるような言動をされた様々な事が思い出されました。その原因の大元に、母の精神的虐待があると分かった今、自分を責め続けて悩んだあの時間、二度と戻ってこない時間を返して欲しいと思いました。

いつも真綿で首を絞められてような感覚、蜘蛛の巣に覆われて自分も世間もボンヤリとしか見れない…。そんな状態でしか生きて来られなかったことが悔しいです。人生50年の昔ならば、晩年と言える年齢の今、残りの人生は自分を責めずに、普通の感覚で生きて行きたいと、心から思います。アダルトチルドレンの母の犠牲となったままでは、もし今死ぬようなことになったら悔やんでも悔み切れません。母から生まれて、その母に人生を破壊されるなんて、何の為に生まれてきたんだろう?とも思います。
肉体的な虐待はクローズアップされますが、精神的虐待の破壊力も本当に凄まじいです。

スピリチュアリズムを少し齧ると、全部きれいごとにされてしまうのは実感しています。悪い感情を持つことは自分にマイナスになるから許せ、とか言うんですよね…。出来ないから皆さん藁にもすがる思いで相談しているのに。私が相談した方は、私よりひどい精神的虐待されてた方なので、ただ「辛かったね」と黙って聞いてくれたのは幸いでした。

貴重な場を設けてくださって、心から感謝しています。まだまだ自分を解放するには時間がかかりそうです。またお邪魔させて下さい。
返信する
あかねさん 羽二重餅さん (井沢満)
2016-04-27 00:13:37
御ふたりともに公開非公開を迷いましたが・・・
出来れば、体験は他の辛い思いをした人々と
共有していただきたいのと・・・・・感情は
大勢の目に晒したほうが、解放も大きいと
思われ・・・・

もし、やはり非公開で、と思われるならお知らせください。


お返事は改めてたぶん別の日に。
出来なかったら、ごめんなさい。
返信する
あかねさん 羽二重さん (井沢満)
2016-04-27 08:07:15
あかねさん

大変失礼なことながら・・・・いつも人様の親を批判せざるを得ないので申し訳ないのですが、何というか「あなたのためだ」と堕胎に小6を付き合わせる?
自らの罪悪感をあなたに転嫁したのか、それは解りませんが恐ろしく常識はずれ・・・・で、お母様はちゃんと教育を受けたお方ですか?

もっと以前は、中学だけの卒業という人も多かったのです。頭は悪くないのに語彙が乏しく考え方がちょっと? という方は聞いてみると教育歴が浅いということが割りにあります。現在、80前後の方にいらっしゃいますが、あなたのお母様なら70歳ぐらいでしょうか。

>三十年の時を経てもその事が分からない母の思考回路に強い疑問を感じます。

思考回路というより、教養の範疇に属することかと思います。貧しいご家庭の出のようなので、たとえば中学を出たらもう働きに出ていた、といようなことはございませんか?

>死んでしまったら優しくしてあげられない今の葛藤を激しく後悔するのでしょうか。とてつもない寂寥に襲われるのでしょうか。

どうでしょうね。葛藤の後悔はないと思いますが、寂寥感は、あるかもしれません。
今からこころの中でシミュレーションしておくといいかもしれません。

優しくしよう、誠実であろうとしてもまあ無理なんですよ、親子関係で幼少期から傷ついてきた人たちを拝見していると。無理。
無理を承知でやることはないです。気が向いた時にちょこっと出来ればよろしいですよ。
悪いのは親なんだから、もっと気をお楽にどうぞ。



あかねさん

お一人になった時は、おもいっきり罵ってください。心の中でもいいですが、出来れば声に出して。
感情を封じ込めれば、人生や体調への不調としていずれ噴出するのですから。
ここでもいい、非公開でもいいので、思いっきり喚いて罵ればよろしいと思います。

人の人生台無しにしやがってこのクソアマ、はったおしてやるぞ、ぐらい言っていいですよ。

非常に教養のある社会的にもある地位に上り詰めた女性ですが、「亡くなった母を今でも打擲したい」とおっしゃってました。「打擲したい」は随分、品が良い言葉ですが、要は「あのクソアマ、死にやがったがまだゆるさねえぞ、娘の気持ちをズタズタにしやがって」ってことですね。

食事しながらうかがったその方のお母様への感情、今にして思えばもっと掘り下げて聞いて差し上げればよかった・・・・・・もう80に手の届きそうな美しい方なのですが。

返信する
お返事有り難うございました。 (あかね)
2016-04-27 22:48:35
先生、有り難うございます。私の想いを否定しないでくれて有り難うございます。
71歳の母は確かに中学迄ですね。読書も好きで、頭の悪い人ではなかったですが、、、。 先生のご指摘の通り教養に由来するのかも知れません。

何をするにも必ず否定から入る面倒な人で、反面教師なのか私はどうしたら出来るかをまず考えているので本当に合わないと心から感じるのですが、母は全く思っていないようです。正直私に嫌われているとも思っていないので、物凄く謎です。多分実際の私を見ておらず都合の良い見方をしているのでしょう。

母以外の近しい人間はみんな(継父も)私が母に憎悪を持ち、合わないと思っている事とその理由も解っているのですが、指摘されて「そんなことないよね」と涙声で電話をしてきた時がありました。面倒なので大分沈黙した後に「そんなことないんじゃない、、、?」と返事をしました。
普通の感覚だと、長い沈黙の方が答えだなって感じるのではと思いますが、母は「ほら、そんなこと無いって言ってる!本当にろくでもない事言うよね!」と、指摘した相手(継父)を責めていましたね。心の中で継父に謝りました。多分その後、継父は物凄く怒られた事でしょう。

数年前から、継父の認知症発症を機に、約20年ぶりに実家へ戻って同居しています。働いていますし、たいして面倒はみていませんが見捨てる訳にもいきません。父の事はなるべく在宅で看取りたいと思っています。帰って早々に「有り難う、ごめんね。でも、もうお父さんと二人、自殺してしまおうかと思った事があるの。あかねに怒られると思ってやめたけど」と言われ、内心それは私に言う話じゃないだろうとげんなりしましたね。何て答えて欲しいのか、何を目的に話しているのかさっぱりわかりません。と言うか、理解する事を脳が拒否しました(苦笑)。
生まれ変わったら、今度は食卓が楽しい家に生まれたいです。母もそう思っているのでしょうが、原因は自分だったとは露程も解っていないでしょう。(私と継父と二人だけの時は、ほのぼの過ごしてました。)

母の事はいずれ施設にお願いしようと思います。可哀想な気もしますが、そう思います。

心の内を書かせて頂き感謝致します。
返信する
あかねさん (井沢満)
2016-04-27 23:07:09
概ね、想像させていただいていた通りの状況のようです。

あなたの仰ることは逐一、もっともでありよく解ります。

>何をするにも必ず否定から入る面倒な人で

家貧しく、中学卒ですぐ世の中に出て大人の顔色を見ながら揉まれてきた人特有の、性格です。

語っていると、否定形、人の悪口、愚痴陰口で
楽しくないので、避けたいのではないですか?
すると相手はそれを不満に思って、自分に
原因があるとは思いもしない。

>でも、もうお父さんと二人、自殺してしまおうかと思った事があるの。あかねに怒られると思ってやめたけど

とっとと死ねば、私せいせいしたのに、と出さない手紙で、脳内ででも書いてください。何ならお義父さんだけ残してくれてもいいのよ。あなた以外なら、私面倒を見られる。

・・・・・と酷いことを言って申し訳ないのですが、それほどあなたの母上は酷い!

大体義父を受け入れねばならなかった思春期の娘の心の揺らぎとかも、思いやってないのでしょう?
ざけんじゃねーよ、てめえ、と怒鳴ってください。
声にならない声で。出さない手紙で。


人様の親に対して申し訳ございません。

まあ書かずもがなの、弁護を少々してあげれば母上もそうならざるを得ない人生であったのでしょう。
理解する必要も、許す必要もありませんが。

施設でいいと思います。疲れも加わると、今度はお返ししかねず、スッキリと離れられたほうがいいでしょう。

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