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香港に回転寿しの「元気寿司」がやって来て20年になるそうです。この「元気寿司」が来るまでは,香港ではお寿司は高級な日本食でした。安くて食べれるお寿司を香港庶民に広めたのはこの「元気寿司」です。
今ではお鮨は庶民から高級なお寿司まで至る所にお鮨屋さんがあります。回転寿しの「板前寿司」などは,数年前に続けて築地のマグロの初競りを落とした事でも有名になりました。「板前寿司」は香港人の経営です。デリカテッセンを見ても,必ずお鮨のコーナーがあります。ブームではありません。しっかりお鮨は香港に定着しています。
ちょいと前,主人が電話をかけて来ました。地下鉄の中からだったようです。「元気寿司」にパグがいるみたいなことを言います。よく聞くと,地下鉄に貼ってある「元気寿司」の広告にパグが写っていると興奮しています。私あまり地下鉄に乗らないので,知りません。そこで,「香港元気寿司」で検索すると,あら,ほんとにパグが出て来ました。
しかも寸劇が香港で流れている書いてあります。「GENKI伝2」シリーズ2作目。YouTubeでも見る事が出来ます。パグが出て来ますから見ない訳には行きません。お話は女の子が一人前の寿司職人になる様子を描いています。パグの名前はジロー。
ほんの数分のこのドラマを続けて見ていて,ハタと気付きます。このドラマ、日本語です。出て来る俳優さんもみんな日本人。撮影されたのも日本。下にテロップで広東語が書かれています。ところがこのドラマ香港向けに作られたそうです。視聴率も高く,主演の女優さんが来香したときは凄い人集りだったそうです。ありがたい事に香港人ほんとに日本の事が好きです。香港の若い女の子の服装化粧など,日本をそっくり真似ています。
お話は取り留めないのですが,女性は手のひらの体温が高いのですし職人に向かないと昔から言われている事などをちゃんと抑えた話の筋立てです。パグのジローは,主人公の女の子の守護神でしょうか。
この「元気寿司」が出来た初めの頃一度行きました。ベルトにのって回っているお鮨,何と当時流行っていたこんにゃくゼリーやワカメの黄緑に着色した佃煮のようなものがのっているのには驚きました。挙げ句に香港人です,お皿を取って、マジマジ眺めてベルトに戻す,戻す時にはお鮨は倒れています。いやはやです。
「元気寿司」少しランクが上の「千両」なんていうお店も出しています。「香港元気寿司」は,香港の飲食の大手「美心集団」がバックアップしているそうですが,今や店舗数40に近いと聞きます。この狭い香港に一体お鮨屋さんが幾つあるのか。香港庶民にお鮨を定着させた「元気寿司」です。
パグのジローが出て来る「GENKI伝2」,「香港元気寿司」で検索すると見る事が出来ます。昨日、繁華街を歩いていて行列のできた店の前を通りました。「元気寿司」でした。
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