マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

祝 バンコク「魚やす」6月22日にグランドオープン

2012年07月10日 | 祝 バンコク「魚やす」開店


皆さん、とても久しぶりです。

中国を離れ約6か月もの間、何度もこのブログを見にきてくれた方には、本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

この6か月間、ベトナムやカンボジアやラオスなど、アジアを国々を巡っていたが、やはりタイのバンコクが自分にとっては一番親しみやすいようで、バンコクでお店を出すと決めてからは目の廻るような毎日だった。

出店場所はバンコクの「日本村」という、日本の飲食店が6軒程集まる場所に「居抜き」物件が見つかったものの、内装工事業者との打ち合わせや厨房機器の選択から搬入、ユニフォームの手配や箸袋等、印刷物に至るまで、すべてを1人でやらねばならない状況で、物件が決まってから約1か月半での開店だった。

お店は6月22日に開店して約半月経ったが、情報誌等にほとんど広告を打っていないにもかかわらず、毎日多くのお客さんにお店に来ていただいて、まずますのスタートだと思う。

中国では、大連、上海、蘇州、北京に多くのお店(大型店)を出してきたが、今回の店は客席が54席(カウンター席6席)と、こじんまりしたお店なので、全てに目が行き届くのと、何より「毎日、自分がキッチンで腕をふるう」ことができるのが嬉しい。

毎日、自分で市場に仕入に行き、その日の新鮮な魚や野菜を見てからメニューを考える。

そんな飲食店の一番大切な基本を、もう一度思い起こさせてくれることが、何と充実したことなのだろう。

今のところタイ人のキッチンスタッフもホールスタッフも慣れていないので、「からし」を持ってこいと言うと「わさび」を持ってきてしまうような状況だが、タイ人はとても謙虚でまじめなので、少し時間は掛るかも知れないが、じっくり彼らを育てていきたいと思う。

キッチンスタッフの写真を貼りつけておこう。



そして、下が、OPEN日にスタッフ全員で撮った写真で、ちょっと太ったおばさんがメイバーンと言って、皿を洗ったり掃除をしてくれている。



バンコクのお店は、「魚やす」としたが、自分の名前を1文字加えることで、この店では本当に自分の料理と真剣に向かい合いたいと思っている。

日本料理店でありながらワインを30種類以上も置いたのは、「日本食にはワインは合わない」という定説を覆し、自分流のオリジナル料理をこの店で完成させたいからで、それらの料理も、またこのブログで少しづつ紹介したいと思っている。

今日のところは、まず、バンコク「魚やす」のオープンを皆さんにお知らせまでとしよう。