マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

料理長が自宅で作る「簡単おつまみ」(33)ほうれん草とベーコンのトルティージャ

2011年11月03日 | 料理長が自宅で作る簡単おつまみ
昨日の上海は一日中雨が降りうっとうしい天気だったが今日は朝から晴れている。

しかし、湿気が多くて蒸し熱く、こういう天気の時には洗濯物が湿って何日も乾かず困ってしまう。

さて、今回は「ほうれん草とベーコンのトルティージャ」を作ってみよう。

「トルティージャ」(スペインのオムレツ)はスペインのおつまみ(タパス)の定番で、ポテトを使ったものと、ほうれん草を使ったものがポピュラーだが、特にポテトを使ったトルティージャはスペインのどこのバールにもたいていは置いてある。

今回はほうれん草を使ったトルティージャを作るが、ほうれん草だけではなく、焼いたベーコンとパルメザンチーズを加えてコクが出るようにした。

また、トルティージャは弱火でじっくり焼いて卵が堅いくらいにしたものが多いが、個人的には卵は柔らかくしっとりした方が好きなので、フライパンに油を敷いたらフライパンをかなり熱して、そこに一気に卵(具材入り)を流し込み、しゃもじなどで大きく2~3回かき混ぜてから弱火にして、卵が固まってきたらフライパンを振って裏返す。

うまくフライパンを振る自信がなければ、フライパンの上に皿を乗せて、その皿の上に乗せるようにひっくり返し、再度、焼けてない面をフライパンで焼くようにすれば失敗しないだろう。

ベーコンの他にもハムなどを使ってもいいし、野菜も緑と赤のピーマン(パプリカ)などを加えると色取りがよくなるので、いろいろと試して自分だけのオリジナルなトルティージャを作ってみてはどうだろう。

それでは早速、調理に掛ろう。

◆「ほうれん草とベーコンのトルティージャ」の作り方。

1)用意する物。

写真手前の左から「ほうれん草」「玉ネギ」「ニンニク」「ミルク」。写真中央「黒コショー」「塩」。写真奥の左から「卵」「ベーコン」「オリーブオイル」「パルメザンチーズ」。

2)作り方。

*******下処理*******

①ニンニクをみじん切りする。


②玉ネギをスライスする。


③ベーコンを1㎝幅に切る。


④卵3個にミルクを大さじ1入れる。


⑤卵にパルメザンチーズを大さじ1加える。


⑥卵に塩を小さじ1加える。


⑦卵に黒コショーを少量加える。


⑧混ぜ合わせる。(混ぜ合わせ過ぎると卵がふっくり焼けないので注意!)



*******下調理(1)*******

⑨鍋に湯を沸かし、ほうれん草を硬い根の方から入れて1分程茹でる。


⑩ほうれん草をザルに上げる。


⑪冷水に取る。


⑫ほうれん草の水気手でを絞って取り、3㎝の長さに切る。


⑬フライパンを弱火に掛け、油を敷かずにベーコンを並べて両面こんがり焼く。


⑭キッチンペーパーなどの上に取り置く。


*******下調理(2)*******

⑮フライパンを中火に掛けオリーブオイル大さじ1を敷く。


⑯ニンニクを入れる。


⑰玉ネギのスライスを加える。


⑱ほうれん草を加える。


⑲塩を振る。


*******本調理*******

①卵を溶いてベーコンを入れる。


②卵に炒めたほうれん草と玉ネギを加える。


③フライパンを中火に掛けオリーブオイル大さじ1を敷く。


④フライパンをかなり熱くして、卵(具材入り)を流し入れる。


⑤しゃもじなどで大きく2~3回かき混ぜながらふっくら焼く。


⑥フライパンを返して裏面も焼く。


⑦食べやすいように包丁で切る。


⑧皿に盛って出来上がり。


今回はほうれんそ草を使ったトルティージャを作ったが、ほうれん草は「有機野菜」を使って、卵も「ヨード卵」、そしてオリーブオイルはエクストラバージンオイルをたっぷり使ったので、本場のスペインのバールよりも美味しく出来上がった。

さて、次回は「じゃがいも」を使ったトルティージャを作ろうと思うが、ベーコンではなく何を一緒に加えるのか?次回をたのしみにして欲しい。