今日も一期一会

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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

吉田修一 著 『ミス・サンシャイン』

2022-05-01 | 本の紹介
今日から5月、今年は天候不順の晩春が続き、
今日も雨降りで最高気温は13℃までしか上がらず、肌寒い皐月の始まりとなりました。

先月の読書は以下の5冊、年度始まりでバタバタの日が続き、腰を落ち着けての読書は難しく、
小説が少なかったです。

『砂嵐に星屑』 一穂ミチ (幻冬舎)
『ミス・サンシャイン』 吉田修一 (文藝春秋)
『三千円の使いかた』 原田ひ香 (中央公論新社)
『1分ねじれ筋のばし』 今村匡子 (サンマーク出版)
『 日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界』 国立国語研究所編 (幻冬舎新書)

今日紹介するのは、 吉田修一 著 『ミス・サンシャイン』(文藝春秋)
吉田修一さんといえば、2007年『悪人』で大佛次郎賞と毎日出版文化賞を受賞し、映画も大ヒット、
他に、1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞、第117回芥川賞候補、
2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で第127回芥川賞、
と、立て続けに受賞している人気の作家さんです。

この『ミス・サンシャイン』は80代女性と大学院生との心の交流が描かれます。
大学院生の主人公は、伝説の映画女優の家に通って、荷物整理のアルバイトをするようになります。
その女優さんはかつてはハリウッドでも活躍していた銀幕のスター!
でも、かつての名誉を鼻にかけることもなく、純粋で可愛らしさを感じる女優に、
大学院生は傷ついた心を癒され、いつしか恋のような気持さえ感じるようになります。
年代を越えた静かで穏やかな心の交流で大切なものに触れる、全く新しい優しさの物語でした。

3年ぶりに制限のないゴールデンウィーク、観光地はどこも人出がとても多かったようです。
いくら「制限なし」と言われても、
感染者は出ているし、この2年で外へ出ないことが沁みついてしまっているように思います。
私の休みは、今日まで3連休と、明後日から6連休(明日だけ出勤という事・・・)、
後半に子どもたち、孫たちと会えるのがとっても楽しみです♪
天気も良くなって過ごしやすくなりますように。