弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

歯切れの悪いヒトリゴト…

2017年01月06日 | その他
ネット上の記事ですが、


 ◆「モンスター弁護士」横柄・逆ギレに困惑の事例集


というものを読みました。



気を付けなけばならないな…と改めて思いつつも、弁護士としては「それはご容赦を…」と思うところもありました。



・翌日になって追加の質問出たので電話したけど、応答しない。
 
 ⇒そもそも法律相談は前日の面談協議で終了しており、その分の対価を頂戴しているのが原則論なんですよね…

  相談者にとっては「ちょっと聞きたい」ということであっても、弁護士には回答内容に責任が生じますし、

  実質無料で対応しなければならないという点が非常につらいんですよね…。



・相談者の質問を遮り、先に事実関係を話すよう要求された。

 ⇒これって弁護士としては非常に困るところなのですが、事実関係が分からない限り、法律論的にどのように組み立てればよいのか
  
  全く以て検討しようがないのですよね…。

  ものすご~く抽象論で良いのであれば質問に対する回答はできるかもしれませんが、相談者の置かれた状況に則った回答は
  
  先に事実関係を聞かない限り、回答しないがないことをご理解してほしいんですよね…。



・弁護士作成の書面に修正希望を入れているのに、反映してくれない。

 ⇒事実関係について誤解があり訂正するのは当然のことなのですが、過剰な感情的言い回しや単なる誹謗中傷については、

  かえってスムーズな交渉に支障を来したり、弁護士自身が懲戒等のリスクを抱えることにもなりますので、修正は勘弁してほしいところはありますね…。





弁護士側も反省しなければならない点は当然あるかと思うのですが、違和感のあったところを抜き出してみました。


とはいえ、あまり大声では言えませんね。。。


顧客満足の上昇を目指して、できるところからガンバリマス。





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