ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

Mike Hussey 1993 Camel Trophy Winner

2016年08月04日 | OVERLANDERS

 

 2016年の秋号TREAD(4x4誌)では “OVERLAND LEGENDO” と題して1993年のキャメルトロフィーのアメリカチームの代表の一人、そしてイベントのチャンピオンとなったMike Hussey 氏へのインタビューが紹介されている。現在 Hussey 氏は故郷のバーモント州でスキー関係の仕事をしながら時々過去の経験を生かした4x4のドライビングアドバイスなども兼ねている。彼が初めてランドローバーのステアリング握ったのは彼が8歳の時であった、母親が所有するランドローバーシリーズⅡを敷地内で運転した。高校生になって車の免許証を取得した後は山々に囲まれたバーモント州の未整備地をランドローバーを駆って走破する事を楽しんだ。彼のキャメルトロフィーへの参加の経路は地理学を専攻しながら地元の大理石材屋で働いていた1992年の時に友達によって提出された申し込み書であった。それに添付した写真はクレージーな写真で友達のキャビンでビールと斧を持って写した写真であった。そして、その写真が主催者のTom Collinsの目に留まりコロラド州のジャンクションにてトライアウト(応募試験)を受ける事が決定した。Hussey氏はその後のパートナーとなるTim Hensley氏と共に1993年のキャメルトロフィーアメリカ代表者となった。1993年のキャメルトロフィーの舞台はMalaysiaのSabahのジャングルであった。

 キャメルトロフィーは別名 "Olympics of 4X4" とも称されている。現在オリンピックは終了した。キャメルトロフィーを話題にする事は未来に対してよりも過去の業績が主体となってしまう。実際にHussey氏はキャメルトロフィーを表現するのにクラッシックイベントと言い切っている。確かにキャメルトロフィーはクラッシックイベントと言う表現でこれからも語られるのかも知れない。しかし、それらのイベントには4x4活動に関する多くの示唆が濃縮している様に感じているので、それらのイベントの情報や経験を封印してしまうのは実に勿体無い事だと思う。僕は個人的に走ったり自転車を漕いだりして体を鍛えているが、じゃあ、それらは何の為?と訊かれると、オーバーランダーとしての資質を備えたいんだ、という事になる。それをもっと具体的に表現すると、キャメルトロフィーの代表者の様なスキルと体力を保持したいんだ。という事になる。そういった意味で、キャメルトロフィーの参加者のアドバイスや視点というのはジャングルのブッシュを切り開く様な感覚で目の前に見えなかったものを見せてくれる様な気がするのである。

 

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