第1巻読破の感想話書いてからまだ3日しか経過してないのか、と思いつつ、暇人パワーって怖いが、今頃になって読む『中2病でも恋がしたい』の原作小説第2巻。七宮智音、ここに降臨!的な感じであった。その辺りの話は以前書いていたりするのでまたかよである。
アニメ版とやはり違うなの一言になってしまうだけれど、七宮智音がストレートに主人公に想いを告げると言う所を知り、原作はしっかりしてるなと思えた。アニメ版では、主人公のヒロイン役と対決!的な所があるのと、七宮智音が主人公への想いを強引になくす為の手段に出るのだが、そのひねりはあくまでもアニメ版のオリジナルがあるようで。
マホウ魔王少女、ひとり三役なのか?と今頃思うが、あたしは中2病でその世界でとことん生きて見せる、自分オリジナルの世界観と設定で――と言う心意気は立派なものだな、と思う。自分オリジナルの世界観がしっかりしているからこそそんな芸当をやってのけるんだろう。勿論、物語の中だから許されるのは言うまでもない。
他方で、主人公の中2病的な設定の世界観が展開される箇所はなく、七宮の対決らしき所でも、主人公はあくまで現実に即して、自分が設定したかつての世界観を披露しないやり方は、主人公がなんか大人になったのかな、と思えるヒトコマだった。あくまでも、リアルタイムのただ一途にヒロイン役のキャラクターに恋していることをそのままに伝える力は、物語中だからこそ意味があるな、と感じた。3次元化するとややわざとらしさみたいなのが見えてきそうで、怖い。
2巻まで読んでみて、実写化してもとりあえず物語にはなるかな、と思いつつ、主人公のヒロイン役や七宮がどんな雰囲気をだすか、殊に眼帯したヒロイン役は見てみたいような見てみたくないような。
萌えの要素はなく、中2病と言う世界観もそこまである訳でもない、ラブコメディに仕上がっているな、と第2巻を読んでいると思えて。そして、いつか、どこかのwebサイトで、第2期の『中2病でも恋がしたい』のアニメの全体的な感想として、「主人公とヒロイン役の恋愛模様の深みが薄い」と言うような話が書いてあったのを思い出す。それはきっと、この2巻目の小説を読み終えて、「それもそのはず」と私は得心が行った。だって、第2巻においては、主人公とヒロイン役の恋人関係の進展よりも刺客役との関係を色濃く書いてあるので、アニメ版もそこは忠実にした感じがあるなと思えた。
そして、この話で書いた通り、刺客役、七宮智音の新しい恋人との関係と言うか良い出会いを願いたいと思えた。魔法魔王少女でもいい、君が好きだ――そう言ってくれる彼氏が出来たら良いよね、と思えるその訳は未だもってして解らないけれど。
他方で、七宮智音の「にっはははー」と言う独特の笑いは、しっかりと小説の中にも出て来て、目に止まった。アニメ版の彼女を重ねつつ、そのキャラクターを演じた声優さんの声がありありと伝わってくるような印象をもった。それは、七宮智音に限らず主人公であれヒロイン役であれなんであれではあるけれど。とんな姿をイメージして役を演じたのかあるいは雰囲気を考えたのか、と思うが巧く出来ていたなと思うばかり。
アニメ版とやはり違うなの一言になってしまうだけれど、七宮智音がストレートに主人公に想いを告げると言う所を知り、原作はしっかりしてるなと思えた。アニメ版では、主人公のヒロイン役と対決!的な所があるのと、七宮智音が主人公への想いを強引になくす為の手段に出るのだが、そのひねりはあくまでもアニメ版のオリジナルがあるようで。
マホウ魔王少女、ひとり三役なのか?と今頃思うが、あたしは中2病でその世界でとことん生きて見せる、自分オリジナルの世界観と設定で――と言う心意気は立派なものだな、と思う。自分オリジナルの世界観がしっかりしているからこそそんな芸当をやってのけるんだろう。勿論、物語の中だから許されるのは言うまでもない。
他方で、主人公の中2病的な設定の世界観が展開される箇所はなく、七宮の対決らしき所でも、主人公はあくまで現実に即して、自分が設定したかつての世界観を披露しないやり方は、主人公がなんか大人になったのかな、と思えるヒトコマだった。あくまでも、リアルタイムのただ一途にヒロイン役のキャラクターに恋していることをそのままに伝える力は、物語中だからこそ意味があるな、と感じた。3次元化するとややわざとらしさみたいなのが見えてきそうで、怖い。
2巻まで読んでみて、実写化してもとりあえず物語にはなるかな、と思いつつ、主人公のヒロイン役や七宮がどんな雰囲気をだすか、殊に眼帯したヒロイン役は見てみたいような見てみたくないような。
萌えの要素はなく、中2病と言う世界観もそこまである訳でもない、ラブコメディに仕上がっているな、と第2巻を読んでいると思えて。そして、いつか、どこかのwebサイトで、第2期の『中2病でも恋がしたい』のアニメの全体的な感想として、「主人公とヒロイン役の恋愛模様の深みが薄い」と言うような話が書いてあったのを思い出す。それはきっと、この2巻目の小説を読み終えて、「それもそのはず」と私は得心が行った。だって、第2巻においては、主人公とヒロイン役の恋人関係の進展よりも刺客役との関係を色濃く書いてあるので、アニメ版もそこは忠実にした感じがあるなと思えた。
そして、この話で書いた通り、刺客役、七宮智音の新しい恋人との関係と言うか良い出会いを願いたいと思えた。魔法魔王少女でもいい、君が好きだ――そう言ってくれる彼氏が出来たら良いよね、と思えるその訳は未だもってして解らないけれど。
他方で、七宮智音の「にっはははー」と言う独特の笑いは、しっかりと小説の中にも出て来て、目に止まった。アニメ版の彼女を重ねつつ、そのキャラクターを演じた声優さんの声がありありと伝わってくるような印象をもった。それは、七宮智音に限らず主人公であれヒロイン役であれなんであれではあるけれど。とんな姿をイメージして役を演じたのかあるいは雰囲気を考えたのか、と思うが巧く出来ていたなと思うばかり。