goo

おおじこうじ著『ハイ☆スピード!第2巻』読破

2014年09月02日 12時16分41秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
深夜アニメ“Free!”の原作小説第2巻を今更このタイミングで読破。
今回は、水泳の細かい所と共にキャラクターが動くと言う感じで、まとまった感じの雰囲気があった。読む前の事前の宣伝から抱いたこの本のイメージが覆され、こんな感じなんだ~と言う所だった。アニメ版の雰囲気とは当たり前の話違う雰囲気で、七瀬遙と橘真琴を中心とする中学時代編と言う感じで、二人の水泳部生活の場面が描かれていて、これはこれでありと言う所。アニメ版のストーリーはかなり洗練とアレンジが加われてる事をまたまた感じる事になった。それは以前に書いた『中2病でも恋がしたい』の原作本を読んで感じたのと同じ。
そして今回は、タイトルにある「ハイスピード」と言う言葉とアニメ版でも出てきている「景色」と言う言葉がしっかりと出て来て、まとまりのあるものがあるなと思えた。その背後には「仲間」や仲間を構成する「チーム」と言う言葉がしっかりとあって、それらが混ざりあい物語は進行していた。
アニメ版とは違うメンバーでメドレーをとりおこなうシーンや部活動のシーンがあることは新鮮な感じで、アニメ版では、試合に向けた姿や試合の中での物語が描かれているのに対し、今回の小説は日常、七瀬遙と橘真琴とアニメ版とは違う雰囲気の水泳部での活動がふんだんに描かれ、そこに中学生活の場面が見え隠れする構成でオリジナリティに富んでいるので、アニメ版を知らなくても十分に読めると私は思う。
他方で、七瀬遙が犬を飼い始めるのが意外な感じがした。まあ寡黙な人物なので動物とふれ合うのは悪くない組み合わせかと言う所。かと言って飼い犬にしか真なる七瀬遙を出す訳ではないのも一興。
余計な言葉は言わない、面倒は回避する――そんな彼の姿は中学になっても変わらずで、橘真琴の優しくて七瀬遙の気持ちを的確につかみそれとなく道案内をするみたいに振る舞う姿もしっかりとあった。そういえば、七瀬遙がイルカのイメージで橘真琴がシャチのイメージみたいな話も書いてあったっけ。アニメが先か原作が先かな気持ちをしっかりと抱く私がいる。
とりとめなく書いてみたが、私は当初この第2巻は、なくなりかけ一応はある「水泳部」に七瀬遙と橘真琴が入部し、体制を整えていく話なのかな?と思っていたので、期待を裏切られた感はあったのだが、それでも、七瀬遙も橘真琴もそして彼らをとりまくキャラクター達も水泳部全体を鑑みても、幸せと言うか、良い雰囲気で物語が進行していったので、なるほどなぁ、と言う所だった。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。