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急行特急TH発日曜日深夜夜話その4

2009年05月04日 03時02分44秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
王子「もし今の不運をお嘆きなら、僕に協力して頂ければ、幸せの小袋を50袋差し上げましょう」

駒音 澄「幸せの小袋…?なにそのゲームのアイテムみたいなの。そしてどっから出した?」

王子「さらに今なら、幸運を招く、龍虎のハンカチもついています。金運、ギャンブル運、急上昇!あなたも人生の勝利者に!!」

駒音「やー、さらに信用出来ない~~しかもそんなハンカチ使いたくないよ」

王子「わが国に古くから伝わる伝統のアイテムなのに(凹む)」

駒音「いや、だからあんたはテレフォンショッピングの司会に向いていないってだけだからね!」

王子「解りました。絶望を唯一の供とし旅立つ事に致します」

駒音「…ってまあちょっと待ちなよ」

王子「なんですか?」

駒音「あー幸せの小袋ためしてみたいし、ちょっと。あたしに出来ることなら協力するから」
(桑田乃梨子著『真夜中猫王子1』白泉社 2000年 P.21~P.22より引用)


駒音「王子、幸福の小袋忘れないでね。」

王子「うん」

駒音「ほんとによかったよね、じゃまたね」

王子「…駒音に聞いて欲しい事があります。僕の名前の事。」

駒音「ああ、なんだっけ?恐ろしい秘密があるとか言う」

王子「僕の名前には、国の古い言葉で‘‘永遠に陽のあたる場所を守る,,という意味があるんです」

…中略…

ヴィンセント「…駒音、我国では、王子がその名を持つ意味を告げる事は求婚を意味し、幸福の小袋は、王家に限られた結納品だ」

(桑田乃梨子著『真夜中猫王子2』白泉社 2001年 P.123~P.125より引用)

深夜帯には丁度良いかなと思って取り上げてみた、桑田乃梨子著『真夜中猫王子』である。以前にも紹介した記憶がある。
幸福の小袋が王家に限られた結納品とは、なかなか良いなぁ…と思う。結婚して幸せを願うのは誰しも当たり前だが、こんな風に、しっかりと、こう、アフターケアというかバックアップというか、そんな物がついていると、何かと安心だなぁ…と思う。
今は丁度、深夜真っ只中の真夜中であるが、こんな風な素敵な非現実的な事、あったら良いよな~と思う。もう何回も読み返している漫画だが、再び読み返しているうちに、この話をネタにブログ記事書けたら良いなぁと思っていた所に、たまたま目が言った、「幸せの小袋」と「幸福の小袋」話。
離婚話が時折テレビで聞こえたり、一方で「婚活」という物もある昨今。結ばれたら、生涯離れないで暮らせるのが、当たり前の筈が今では、「理想」という2文字に成り代わっているのではないかと何の根拠もなく思ってしまうが、結婚に当たっては、是非、こう言うアイテムを互いに手にして、「末永く幸せ」になれたら、と思う。
ところで、この小袋には一体何が入っているのか気になったりする。運気上昇のガスか種か、開ければ、福の神が出て来て、願を叶えてくれる、という仕掛があるのだろうか?
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