京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

みみずに教えられた

2022年02月08日 | 日々の暮らしの中で

「春は空からさうして土から微かに動く」(『土』長塚節)。そんな午前中だった。朝から日差したっぷり。身体もほぐれ、お掃除ラクラク。
107年前の今日は、どのような空模様だったのだろう。2月8日、節忌。

「冬季の間にはぐったりと地に附いて居た凡ての雑草」。枯草もろとも地表近くの小さな草を、この日差しの中で引き抜けば、見た目の美化はすすむ。けど、ちょっとテレビの前に座りたい…。嫌々やるくらいならハナからやるな、なんて声が聞こえてくれば、それもそうかとなる。する気は不十分ってことかもしれない。

みみずに教えられた。
「手には畑の草をとりつつ、心に心田の草をとる。心が畑か、畑が心か。兎角に草が生え易い。
・・・草を除ろうよ。草を除ろうよ。」
自分の心の中の汚れた草。「一本また一本。一本除れば一本減るのだ」よ、って。
『みみずのたわごと』。ありがたいおたわむれの言葉。

もうちょっとしてから。やるときは一生懸命するかな。
                 (色味を増した馬酔木のつぼみ。真っ白な花が咲く)
コメント
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