クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

羽生の“上村君”の正体は?

2009年11月13日 | ふるさと歴史探訪の部屋
――羽生の“上村君”の正体は?

この一文を見て「上村君」をどう読んだだろうか?
羽生が身近な人は「かみむらきみ」と読んだかもしれない。
羽生にはそういう地名があるのだ。

しかし、身近ではない人がこれを見ると、
「うえむら君」と読んだのではないだろうか。
羽生のうえむら君って何者? と……

なるほど、確かに「うえむら君」だ。
上村君=地名の考えを持っている人間には目から鱗が出る読み方である。

現在、羽生の郷土資料館で開催中の「田舎教師展」に、
この「上村君」が使われているケースがある。
市外から来た人がそれを見て、
「うえむら君?」と首を傾げていた。
田山花袋の作品のひとつである「生」(せい)を“なま”と読んだり……。
日本語は難しい。

その前に、「羽生」って何て読むの?
という声が聞こえてきそうだけど……

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4 コメント

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Unknown (忍っこ)
2009-11-13 05:23:15
漢字は読み方が難しいですね
特に歴史に関する地名・人物名など
読めない事が多いです。
「埼玉」ひとつ取っても関東以外で
さきたまって読める人は少ないでしょう
でもそういう地名が好きでもあります。
市町村合併で古い地名が消えてしまい
ひらがなの市町村名は好きになれません
みどり市・さくら市など、つまらないと思います
ヨークごっくん (jun)
2009-11-14 22:18:59
おひさしぶりです
子供の頃、給食に出たヨークに「上村君」を見て、「どんなお友だちなんだろ」って思いました。
現在、羽生に来ることがしばしばあるのですが、
田山花袋も愛した羽生の北東部の情景は素晴らしいですね。
クニさんのブログでみる情景も「みたことがある」とか思い癒されます。
いっぱい小学校もあるしw

しかし、ブログ休止残念です。
もっと気軽に続けていただければとは思います。
忍っこさんへ (クニ)
2009-11-15 01:59:47
地名は言葉の化石ですね。
いろいろな情報が盛り込まれている。
みどり市やさくら市もさることながら、
~丁目というのも味気ないですね。
「村君」というのも、かつてそこに王がいたことを窺えますし……
できるかぎり地名は残してほしいものです。

ちなみに、最近の子どもたちの名前は読むのが難解です。
いずれそういう名前が歴史の教科書に載るのかな……
junさんへ (クニ)
2009-11-15 02:21:37
お久しぶりです。
「上村君」マジックにかかったのですね(^^)
先日、館林の田山花袋文学記念館へ行きました。
収蔵品については、花袋のみならず、
近代文学に関心のある者には垂涎の品々だったと思います。
城沼も美しかったです。

羽生にいらしているのですね。
もしかすると、すでにどこかですれ違っているかもしれませんね。
ブログはおっしゃるように、
「気軽」に書けるときに書こうと思います。
junさんも風邪にお気をつけ下さい。

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