12月30日現在、年末年始で休館ですが、
埼玉県立熊谷図書館において「越後の龍 上杉謙信」と題して、
上杉氏や謙信、またゆかりの人物や城に関する資料(蔵書)を集めた展示を開催中です。
これは、埼玉県立嵐山史跡の博物館で開催中の企画展「越山―上杉謙信侵攻と関東の諸城―」に関連しての展示なのでしょう。
展示資料リストを見ると、熱い本たちが一堂に会しています。
80年以上、羽生城研究に命を燃やした冨田勝治先生の『羽生城―上杉謙信の属城―』もピックアップされていました。
そしてガラスケースに展示。
20代の頃、心躍った本もたくさん展示されており、
研究者たちの息吹が伝わってくるようです。
ところで、年末年始は読書と史跡巡りが比較的可能な時期です。
振り返っても、忘れられない史跡との出会いや、
後年とても影響を受けた本を読んでいたのも年末年始だった気がします。
1年の中でも、世界中がお祝いムードに包まれる時期です。
どちらかと言えば、僕は内省的に過ごしたい方で、
親戚挨拶や初詣、人と会う時間以外は史跡巡りや読書、
もしくは執筆などで世界を深めたいと思って過ごしてきました。
言っても、20代の頃は時間がありました。
自転車を走らせて神社参詣のハシゴをしたり、
コタツに入って1冊の本を書き写したりと、
お酒は飲まなくても本と史跡があれば十分酔えたものです。
その酔いはいまも続いていて、二日酔いどころではありません。
二十年酔いはしているでしょうか。
歳月は流れ、まつやま書房さんから声がかかって2冊の本を上梓しました。
ふと思いました。
自分が本と過ごした年末年始のように、
楽しい思い出として残っているように、
自分の出した本が誰かのそばにいられればいいな、と。
そして、それをもとに埋もれた歴史や史跡に会いにいくきっかけになれれば、
これ以上の喜びはありません。
『歴史周訪ヒストリア』は、羽生・加須・行田の“城”や“古墳”、“神社仏閣”、
『古利根川奇譚』は、羽生から杉戸町にかけて残る“伝説”や“河畔砂丘”について取り上げました。
自分で書いたものだからというわけではありませんが、
もしも受け手だったならば、本を片手に史跡巡りをしたくなる気がします。
(そもそも、自分自身が巡って楽しいから本に書いたのですね)
2018年の暮れは寒波が到来しています。
年末年始はどうお過ごしでしょうか。
実家に帰る人、旅行に行く人、家で過ごす人、勤務する人などさまざまだと思います。
暮れにどんな本を読み、
新年とともにどのような本を手に取るでしょう。
「心に残る本」リストに挙がり、
ガラスケースに展示をしたくなるような本と出会いたいですね。
埼玉県立熊谷図書館において「越後の龍 上杉謙信」と題して、
上杉氏や謙信、またゆかりの人物や城に関する資料(蔵書)を集めた展示を開催中です。
これは、埼玉県立嵐山史跡の博物館で開催中の企画展「越山―上杉謙信侵攻と関東の諸城―」に関連しての展示なのでしょう。
展示資料リストを見ると、熱い本たちが一堂に会しています。
80年以上、羽生城研究に命を燃やした冨田勝治先生の『羽生城―上杉謙信の属城―』もピックアップされていました。
そしてガラスケースに展示。
20代の頃、心躍った本もたくさん展示されており、
研究者たちの息吹が伝わってくるようです。
ところで、年末年始は読書と史跡巡りが比較的可能な時期です。
振り返っても、忘れられない史跡との出会いや、
後年とても影響を受けた本を読んでいたのも年末年始だった気がします。
1年の中でも、世界中がお祝いムードに包まれる時期です。
どちらかと言えば、僕は内省的に過ごしたい方で、
親戚挨拶や初詣、人と会う時間以外は史跡巡りや読書、
もしくは執筆などで世界を深めたいと思って過ごしてきました。
言っても、20代の頃は時間がありました。
自転車を走らせて神社参詣のハシゴをしたり、
コタツに入って1冊の本を書き写したりと、
お酒は飲まなくても本と史跡があれば十分酔えたものです。
その酔いはいまも続いていて、二日酔いどころではありません。
二十年酔いはしているでしょうか。
歳月は流れ、まつやま書房さんから声がかかって2冊の本を上梓しました。
ふと思いました。
自分が本と過ごした年末年始のように、
楽しい思い出として残っているように、
自分の出した本が誰かのそばにいられればいいな、と。
そして、それをもとに埋もれた歴史や史跡に会いにいくきっかけになれれば、
これ以上の喜びはありません。
『歴史周訪ヒストリア』は、羽生・加須・行田の“城”や“古墳”、“神社仏閣”、
『古利根川奇譚』は、羽生から杉戸町にかけて残る“伝説”や“河畔砂丘”について取り上げました。
自分で書いたものだからというわけではありませんが、
もしも受け手だったならば、本を片手に史跡巡りをしたくなる気がします。
(そもそも、自分自身が巡って楽しいから本に書いたのですね)
2018年の暮れは寒波が到来しています。
年末年始はどうお過ごしでしょうか。
実家に帰る人、旅行に行く人、家で過ごす人、勤務する人などさまざまだと思います。
暮れにどんな本を読み、
新年とともにどのような本を手に取るでしょう。
「心に残る本」リストに挙がり、
ガラスケースに展示をしたくなるような本と出会いたいですね。