Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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そして先日の定休日のご報告です

2014-10-18 22:27:30 | その他
現在レストア中のAR50ですが塗装が終わったガソリンタンクをフレームに載せてみてシートを載せて・・・完成形に近くなりましたがまだ肝腎な部分のレストアが残っています。
何とフロントブレーキはまだ手付かずなんですよ・・・
先日マスターシリンダーの分解方法がわからなかったので友人の相談すると
ブーツの奥側にサークリップが有るんじゃないのかと・・・
実はこのブーツを外そうと思って引っ張ったら破れてしまったんでまさかその奥にサークリップが有るとは思わなかった。
まあ考えたらすぐにわかりますよね・・・

ていう事でブーツの元の部分に一番小さな精密ドライバーを突っ込んで今度は傷を付けない様に外しますと・・・
サークリップが出て来ました。
それを外しますと・・・この様にピストンが出て来ました・・・すでに掃除済みの姿です。
もちろん外した時には・・・ドロドロで・・・。

ピストンを外したマスターシリンダーはアルミと塗装の間に出来た錆をペーパーで落としまして奇麗にしたらオイルタンクの部分をマスキングして塗料が付かない様にしておきます。
塗料はブレーキオイルを付けたままにしておくと侵されて剥離してしまいます、タンクの中で塗料が剥げても困りますからね。
同様にブレーキオイルが付いた塗裝面はすぐに拭き取ってから水かブレーキクリーナーで洗っておきます。

キャリパーの方も分解して錆を落としてからマスキングをします。
キャリパーは汚れも酷いですし誰か転けたらしいのでキャリパーに少し傷が入っていますが、これはしょうがないですね。

ウインカーはP.P製です。
中の金具や電球のソケットは全部外してケースだけにしてペーパーをかけて傷で凹んだ部分にパテを盛ります。

余分なパテはペーパーで落としまして全体にペーパーをかけます、この時点では少し荒めの物(240番とか320番ですね)で馴しておきます。
この後で軟化剤を入れたサフを塗って下塗りといたします。

軟化剤を入れたサフで塗っても軟化剤を入れていないサフで塗っても仕上がり具合はあまり変わりませんね、強いて言えばカチカチにはなっていない事でしょうか、でもペーパーを掛けたりという事は同じ様に出来ます。

サフを塗りましたまずはキャリパーですね。
多分キャリパーはこんなに丁寧な塗装は施されていなかった様でサフは無しでそのままシルバーを塗ってあったようですね。

マスターシリンダーはこんな感じになりました。

ブラックを準備致します。
P.P製の物は軟化剤を20%程混ぜておきますし、金属の物は軟化剤無しで塗料を作ります。
双方とも艶消し用のフラットベースを入れます、一番最後にフィルターで越してゴミを取りまして塗裝します。

マスターは奇麗になりました、艶の消え具合もなかなかよろしい。

ウインカーのケースは軟化剤入のフラットブラックです。
しっとりとした艶で良い感じです、まるで新品みたい!(笑)

マスターシリンダーの完成・・・と言ってもピストンはまだ組んでいないですが・・・。

キャリパーはこんな感じ・・・今回はクリアーは無しで仕上げました。
ネジが切ってある丸い部分はブレーキホースの取り付け部分でアルミパッキンが当たる部分なので塗装はしないのが基礎ですね。

次のお休みにはこれらの部品が組み付けられますでしょうか・・・楽しみです。

続いて・・・

2014-10-18 19:52:59 | Benz Tropfenwagen
今日の仕事としてはビンセントブラックシャドウだけでは終わりません。
まあ当然の事なんですが・・・

続いてトロップフェンワーゲンを進めておきましょう。
今日はフェンダーを作ってみようかと・・・

本当ならボディ後部のディティールを追加しても良かったのですが早めに全体の雰囲気がわかる様にしたかったのです。
今ならまだボディの微調整も可能なのですから・・・。
まずは図面からフェンダーの形状をトレースしてみます、使ったのはマスキングテープですからいつもの方法ですね。
迷ったのはそのサイズですフェンダーはへ字型に曲がりますので実際には少し長めに寸法をしておかなければならないはずですが、やたらに長くとっておいても最終的にハサミで切ればそれで歪んでしまいます。
出来るなら切らずに外側へ付け加える方が寸法の調整が楽ではないかと思います。
まあ、一度作ってみる方が良いですね・・・手を動かしてナンボですからね。

大体の大きさにカットしまして2枚の真鍮板をハンダ付けしておきます。
決して全部を付ける必要は有りません何ヶ所かポイントで付けておけば削る時に外れてしまう様な事は無いでしょう。
寸法は少し心配なのでボディに取付ける面の部分を1.0mm程度大きめにしておきました・・・。

ちなみにフロントフェンダーですが外側を削って2枚の真鍮板の形状を合わせます、ボディに当たる部分はボディの形状に合わせて削ってあるのがわかりますね、ライトの部分とボディのラインは少し違っているのです。

暖めたハンダゴテを当てて2枚の真鍮板を分解致します。
もちろん余計なハンダは削っておきますよ。

真鍮板を叩いて曲げて・・・
フェンダーを作るのはもうそう難しい事じゃ有りません・・・
楽しくさえ有りますね~。

まだステーは作っていませんが取り敢えずボディに瞬間接着剤で仮止めしてみました・・・
なかなか良い感じではないかと思いますが・・・
今日は時間が無かったので1枚しか作る事が出来ませんでした、この続きはまた明日ですね。

そうそう明日は28日に広島から石川さんが来られますので中庭の芝を刈っておきましょう。
水/木と雨が降りそうですし、日月は納品で群馬県に行きますから明日か明後日片付けておくのが良さそうですね・・・。

昨日で完了したと思っていましたが・・・

2014-10-18 19:52:37 | Vincent Black Shadow
今日は明日の芝刈りに備えてブルーベリーの際刈りをしていました。
今年から庭が広くなったのでこの際刈りでも半日掛かってしまいます、前の広さなら1.5時間くらいだったのに・・・
でも天気が良かったので気持ちの良い汗を流しましたよ。

少し遅めの昼食を食べて午後からは制作です。
昨日完了したと思っていたのですが、ここまで来たらもう一つ踏み込んだ工作がしたくなりまして・・・ついつい部品を追加しました。
リアのスイングアームの下側にブレーキのドラムが回らない様にステーが付いています、そのステーの後ろ側にスプリングが付いている様なのでこれを作っておきましょう。
0.26mmのメッキ銅線を0.5mmのキリの刃が切ってない方に巻付けまして両端を加工してスプリングにしました、巻数を数えておくと左右同じ長さの物を作る事が出来ますよ、この方法ならステンレス定規で測ったりする事も無く簡単に長さを揃えられます。
ただし隙間無く巻いた場合ですよ!(笑)隙間が有る場合は長さが違って来るのは当たり前ですよね。

どこに付くのかと言えばこんな所なんですよ。
最初の仮組の時点でスプリングを引っ掛けられる様にインセクトピンで取り付けを作っておきました。

やっと仮組台から外しまして制作用の机の上で自立しています、これから展示ベースに取付ける為のカラーを作ります。
その前に寸法を取らないといけませんので仮組台から外したところです。

仮組台に固定する為のスペーサーは太い方が安定するのですが作品が全長12cm程なので余り太い物では見た目が良くないですね。
なので下側は少し太くして据わりを良くしておきまして中央から上側は少し細くなる様に旋盤で削ってスペーサーを作りました。
長さがなかなか決まらなくて少しずつ削って調節しながら作りました、この微調整だけはなかなか一発で決まらないですね、まあ近道は無いという事でしょうか。

せっかく仮組台から外しましたのでここでワックスをかけてクリーニングしておきます。
バイクのワックスの匂い・・・と言うと僕は30数年前の事を思い出しますね。
私が大学生の時には京都に住んでいましたが友人の下宿の先輩が島根県松江市の方でしてホンダCB400Fをお持ちだったのです。
その方は多分新車でお買いになっていつもピカピカに磨いて楽しんでおられました。
たまたま同郷だったので仲良くして頂いていましたが彼のバイクはフレームからタンク/エンジン・ホイール・フェンダーの裏まで本当にいつもピカピカでワックスの香りが漂っていたのを思い出します。
彼が大学4年の時でしたでしょうか・・・確か夏休みが終わって遊びに行くと彼の部屋にはカギが閉まっているのです、隣の友人に聞くと休み中にバイクの事故で長期入院をしているとの事。
カーブで路肩から砂が出ていて滑ったらしい・・・バイクはクランクケースが割れて全損だったらしい・・・。
結局その年は休学して多分僕と同じ年に卒業されたんじゃなかったかな~吉佐さん(確か)は元気にしておられるんだろうか・・・卒業以来一度もお会いした事が無いな~。