Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Vincent Black Shadowは最終組立てに・・・

2014-10-06 17:34:41 | Vincent Black Shadow
今日、正午くらいまでは雨が多く風も強かった・・・まあ台風の余波なので仕方が無いのですが。
静岡辺りから関東方面では雨と風で結構被害が出ている様ですね、鎌倉で浸水・・・と聞きますとLさん無事にお帰りになったかな~などと心配になってきます。
お忙しい方ですから連絡も最低限にしておきたいのですが・・・。

今日の朝のアトリエの外の様子です、結構降っていますね。
窓が濡れているので風も強い事がご理解頂けると思います。


さて天気が良くないと制作が進む、仕事的には良い兆候ですが(笑)
制作を始めましょう。
本日は塗装の終わった部品たちをおおまかに分けたそれぞれのケースに収めています、まずはフロントまわりですね。
この部品たちにはほとんど問題が無かったですね・・・


こちらは中央部分のエンジンやタンクなど・・・
タンクは結構良い感じで塗られています、このままでも良いかも・・・磨かないで仕上げましょうか。
そしてこの部位が一番部品点数が多いので組立てに気を使いそうです

エンジン部分はちょっと問題が有りました塗ったときは良かったのですがサイドカバーの部分に少しゴミが付いていましてペーパーで落としてからクリアーを再塗装しました。
但しシリンダー部分は余り塗りたくなかったのでマスキングしておきました。
これで今日はこの部分が作れないですね・・・他の部分を進めましょうかね~。


ホイールの加工を始めました。
まずはエアバルブを取付けました・・・エッ?どこかって?
画像では下側になっている部分です薬指の部分ですね・・・

タイヤの接着を行ないます。
タイヤとホイールの填め合いは少しゆるいのです。理由は自作タイヤではないので大きめのホイールで引っ張り気味にしておくと切れてしまう場合がりますのでホイールをタイヤの内径の合わせて作っているからなのです。
そこでクリアーボンドでタイヤを接着しておきたいのです。
こんな場合に接着剤を塗ってすぐにタイヤを填めると接着剤が押し出されてホイールやタイヤを汚してしまいます。
奇麗に付ける為にはクリアーボンドを接着面に塗っておき完全に乾いてからタイヤを填めて隙間にエナメルシンナーを流し込みます現在の様に気温が低い場合はスプレー式のブレーキクリーナーなどのアルコールを流し込んでやると硬化が早いですよ。

エンジン部分が補修塗装になってしまいましたので本日は後の足回りから組立ててゆく事にしました。
リアのスイングアームにフェンダーやそれを支えるステーを接着します・・・この辺りは実車の組立てと同じ順番ですね。

リアのナンバープレート部分を組立てています。
上側の赤い◯の部分はストップランプやスモールランプ(ナンバー灯を兼ねる)ですねナンバーも左右1ヶ所ずつを+ビス止めになっています。

ナンバープレートをリアフェンダーに取付けています。
中央の下側もフェンダーに取り付けする為のビスも六角ボルトを使いました。

スプロケットをドラムブレーキに留める為のボルトを付けています、片側12本必要ですね。

スプロケットをホイールに接着しますがセンターが狂わない様にセンターにシャフトを通しておいて接着します。
この一手間が先の作業を楽にしますね。
ずれていると大変ですよね~。

スイングアームの下側にブレーキドラムが動かない様に決めるロッドを取付けております、このロッドにはまだスプリングも掛けられますので先は長い・・・かな!?

Bugatti Type57SC Atlantic 1938

2014-10-06 17:01:13 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は新しいご依頼を準備する為に新しいカテゴリーを追加しましたので皆さんにご報告させて頂きます。
そのカテゴリーはBugatti Type57SC Atlantic 1938であります、車名を聞いて「!」とくる方は古い車に大変興味の有る方ですね。
現在ですとBugattiと言えばスーパーカーで有るEB110とかヴェイロンとかを思い出される方が多いかと思いますが私の世代ですとT35Bが一番でしょうか、その次ですとBugatti Type57SC Atlantic 1938となりますね。
他にも沢山の傑作車が有りますので絞り込むのはちょっと難しい・・・(笑)
2年半くらい前に某ショップのショールームの展示用にランチアフェラーリD50を作りましたがそのモデルを買われた神奈川県のNさんからのご依頼でWesternModelsの1/43キットを元にフルディティールの作品を作る事になりました。
長い間お待たせして大変申し訳ないのですが現在ご依頼を頂いている物はほとんど全てかなり手のかかる物が多く時間がかかります、下請けさんに外注して作る事は全く考えに有りませんので大変申し訳無く思っています。
もしも外注に出すなら現在制作の勉強中の息子が跡継ぎとして私の目の届く所で制作する時だけでしょう。
それ以外の外注は考えておりません。

たまに弟子を取らないのかと聞かれる事が有りますが、
作り方をお教えする事は全く問題有りません、簡単な事です。
ただし、それから先の作り方、考え方、経営に関する事は全てご自分でやって頂きたいと思っています。
まあそんな事をしてみようという方はいないのでは無いかと思います。

ア”~話しがかなり横道に逸れてしまいましたが・・・本道に戻しましょう。

今回制作準備にかかったのはコレです

WesternModels製の1/43キットでして構成は一般的なプロポーションキットですね。
ただしエッチングも付属していません、そんな古い時代のキットなんですが形状は結構正しく模型化されている様です。
以前このキットのメーカー完成品(かなり出来が悪かったのですが)をヤフオクで落とそうとしましたが結局かなり高価になりまして落とせませんでした。
このボディはリアウインドだけ形状が変なのですがこんな仕様も有ったのかもしれませんね・・・。


シャーシ側はかなり力が入った構成になっています。
多分ですがフルディティール化でこの部分は使わないと思います・・・と言うかボディしか使えないと思います。
何も無い所から作る様な物ですね・・・。


最良の参考書は先日Lさんにお借りしたT57SCのエンジンと事前に購入しておいた何台目かのCMCのミニカーですね。