お風呂にゆっくり入れる様に
なったのはこれまで人生の2/3
くらいを過ぎてからだと思う。
サボらないで毎日ちゃんと入る。
けれど受験とか資格試験とか
限られた時間があると無駄に
感じてしまうのが常だった。
本を読む場所と決めたら
ちょっと長風呂になった。
短編集が良い。
読書は人生を豊かにする。
肩が凝るとか、目が辛いとか
理由はあるがちっとも本を
読まない時期が続いていた。
気持ちが干からびた様にさえ
感じていた。
積んである本が増えた。
本屋さんでの滞在時間すら減っていた。
でも最近は少しずつまた本好きに
戻りつつある。
肩凝りは悪化する。
読み直して新しい意味を見つける
読書にはまだ進めない。
攻める読書が信条だと思いたい。
けど哲学だと辛いの本音。
そういえば高校は男女比3:1
歪んだ世界だった。
2年生の男子だけのクラスは人生を
だいぶん変えてくれた様に思う。
そんなこんなんで最近だけれど
最近読んだ本は男子だらけのあまりにも
シャイな少年だった自分や
大学卓球部での楽しくて理不尽な小世界は
社会人の世界に十分通じていた
自分の礎であり愛すべき時間だったことを
思い出させてくれた。
キケン
新潮社
有川浩