させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

アカイクツ

2015-05-08 08:10:46 | 日々のこと



♪赤い靴

履いてた

女の子

異人さんに

連れられて

行っちゃった・・



何処となく

物哀しい

野口雨情が

詞を書いた

この童謡を

なぜか

憧憬していた

幼少期だった



川崎に

住んでいたけれど

自営業を営む

両親は

忙しく

横浜には

連れて行って

もらったコトがなく

外国航路の客船なんて

見たコトも

無かったから

ピカピカの

赤いエナメルの

ストラップシューズを

履いた女の子が

どうして

海を渡るかも

解らずに

ただ

赤い靴は

何処まででも

行けそうな

魔法の靴

なんじゃないかって

羨ましくも

あったのだ



オトナになった今

装いは

無彩色が

ほとんどなので

差し色に

赤のバッグや靴を

欲するように

なった




普段は

見えないけれど

ワタシたちの

体内を巡る

血液が

赤いのに

通ずるのか

赤い小物を

身につけると

高揚感は増し

なんでも

出来るような

何処にでも

行けるような

パワーが

漲ってくる



これも

幼少期の記憶に

通ずる

感覚なのだろうか



手を引くのは

異人さんではなく

微笑み合いたいヒト



行きたい場所は

遥か遠い

海の向こうではなく

逢いたいヒトが

居る場所



夢描いた

魔法も

奇跡も

いらない




好きなモノを

身につける



それが

それだけが

背中を押してくれる

原動力と

なるから



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