きの書評

備忘録~いつか読んだ本(読書メーターに書ききれなかったもの)~

光る景色と黄色い自転車 (夢日記)

2022-03-11 13:32:34 | 日記

3/10/2022

 世田谷の家にミチコおばちゃん達が居た。そこに愛猫・小枝ちゃんを連れて国際線で成田に今日着いた。とりあえず缶詰を食べさそうと思うが今荷物の中にない。1缶もらえないかと聞いたらいいよと言っていたけど、この人金持ちの割に安っぽい茶色い缶が好きだからなぁ。うちの温室小枝ンスキーはモンプチしか食べない。
と思っていたら、最近拾ってきたというトラジマの大きいのにカリカリを袋ごとやり始めて豪快過ぎるよ(笑)

 この猫さんはいつも1階で走り回っているそうな。2階に蘭ちゃんは居るらしい。
小枝ちゃんに外を見せてやりたいが、今ヒモがないので地面に下ろすわけにはいかない。つかんで歩き回り、見せるだけ。明日だな。柔らかい背中から肩甲骨にかけての模様と感触を覚えている。

 

 ふと、前にいつかこんな風に気がついたらいつもの風景で、でも小枝ちゃんは死んだはず、何かおかしいなと思ったが疑問を追求すると良くない気がしたので気にしないようにしようとやり過ごしてきたことが何度かあったのを、夢の中で思い出した。こわいよう。

 


 叔父が出てきて、小枝ちゃんの室内トレーニングマシンのようなものをデザインしてくれたというので、海辺のオシャレな小屋(アトリエ?)までみんなで一緒に見に行く。長方形の大きな段ボールに入っているので開けてごらんと言われ、材料とラフスケッチと共に黄色いフォルムの全体が低い自転車が入っていた。フォルクスワーゲンを自転車にしたようなオシャレな形だ。


 食事の最中だったので、これを10分で食べてすぐに組み立ててごらんと娘に言った。デザイナーはいつも気が急いてるのを知っている。だからイトコは食べるの早いのかーと夢の中で納得した。

 (娘)「自分のふと思いついた案を実体化してみる為だけに自転車買ったの??」と驚いていた。それが生き馬の目を抜く業界でやっていく秘訣だよ。だって思いついちゃったんでしょう。この世でまだ誰も試していないことを。デザインてそういうものだ。

 

 イトコと娘が並んでソファーに座り一緒に昔の写真を見ていた。その世界ではホログラムのディスプレイみたいにして腕の上に写真が出てくる。小6の頃のこの家の写真だ。自分は木の板壁を背に笑って写っている。レトロできらびやかな照明と壁がほの暗く光って綺麗だった。そんな写真をいくら見せられても、その家もうないじゃないか!もっと行けると思ったのに。もっと高く飛べるって。もうないんだ!

なぜか知らないがすごく悲しかったが、そんなに感情的になるほどなのか?こんな人いたら情緒不安定だ。

 そうしたら、意外にも普段控えめなイトコが怒ったように強い口調で「でも私達がいる」と言った。そして娘は「売却など他人にうまいこと譲渡した場合には直接の死因には関与していないことになる」とか理屈をこねて慰めてるのかわからないことを言っていた。家の死因??

 

 

感想:

 もう世界中の猫の幸せについて自分一人で思い悩まなくてもいいような気がした。休暇で勇んで雑木林を散策していたら行き倒れの猫さんを発見し、その場に埋めようとして竹と格闘して工事用のマサ土の山をもらってきて4回も運んで墳墓を形成し、疲れはてて寝る。自治会長も居た。お隣のおばさんも一輪車を貸してくれた。通りかかった父の同級も立ち会ってくれた。


 夏休みに日本に着いた時の記憶だ。まだ検疫などなく、自由に行き来できた頃の。なぜあの時、埼玉の自分ちにすぐ帰ろうとしないで、おばあちゃんちに向かったのだろう。おじちゃんが迎えにきてくれたからか。

 そういえば、ちょっと黒い服を着ていたからって、見るなり「アダムスファミリーみてえ!」とか言って空港で大笑いしやがったこと忘れないぞ。久しぶりに会った感想がそれか。

 

 まさか自転車を漕ぐ動力で動くの?そのオモチャは?そんな危ないものに小枝ちゃんを近づけさせるわけないだろう!いくらオシャレでもダメ。

 

 久しぶりに猫さんを近くで見た。ヒゲの根元の固そうな感じまでわかる気がした。
あぁ知り合いだよ。こんな猫知らないとか言わないもんねー。
今知り合った。名前も付けた。クロシッポ(仮)だ。

彼女(?)がここがいいと決めたのなら、ここで休めばいいじゃないか。

狂気の猫派は大満足でご帰還。
起きたら自分の全身が温かかった。久しぶりにみなぎる気力と体温が戻ってきたような気がしたが、最近暖かくなってきたからかもしれない。

 

夢の中で半分起きて考えている。昼寝は眠りが浅い。
自分の好きなように夢をコントロールしたいとは思わない。

自分でやっておいて、それでいて思いがけないのが夢だからだ。

 

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