銀座という街は、ちょっとなじみが薄いところでありまして、
昔、よく有楽町や日比谷に映画を観に行っていたという以外は(その流れで時々銀座でも)、
いわゆる「銀ブラ=銀座でブラブラ」ということはなく、
なんだか・・・似合わない街なんですよね。
いえ、といってどこが似合う、ということもないのですが(笑)、
とにかく、銀座は、外様感(「とざま感」ね、外様大名の)があるんですよ。
でもね、そんな銀座で、弾いてきたんです、これ。
今月の、11日の記事の日に。
はい、それが
ヤマハ MOTIF XFページ内(ここに僕が二人もいるのですが)、
「アーティストが作るMOTIF XFの音」
http://jp.yamaha.com/products/music-production/synthesizers/synth_40th/premium_sound_library/
こちらなのです。
4つの音色を、作りました。
おそらく、以下の、僕が書いた音色の説明の文章を、全てするするーっと読めてしまうという方は、
・・・うーん、おそらく、シンセを持っておられる方、ですよね(笑)。
これでも、短く、簡潔に書いたのですけどね。
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(音そのものは、上記ページ内でお聴きくださいませ。)
USR2-A-05 THE SOFT PAD KK
今回絶対作りたかった、ボーカルを優しく包み込むパッド音色。SPXコーラスが効いています。コントロールスライダー3にスウィープする音色を割り当て、矩形波のモジュレーション効果をホイールでコントロールすることができます。さらにリボンコントローラーで音色を明るく調節でき、曲のエンディングなどへ向けて盛り上げる時に使うと効果的です。この音色はとても愛用している音色で、この音色ひとつだけでライブ一本15曲を通して使ったことがあるくらいです。。
USR2-A-06 Jupi-8 PWM Strings KK
師匠にあたる厚見玲衣氏がライブで好んで使っていた音色を再現してみました。この音色はキーボードをただコードで鳴らしているという気持ちではなく、ギターのように躍動的に、時にはコードに対してアルペジオを、またはリフをギターとユニゾンでなど、とにかくギターにまとわりつくような気持ちで弾いてみて下さい。中低域が支えられて気持ち良い重厚感を出せます。リボンコントローラーではカットオフをコントロールできます。ハードなギターのいるバンドのキーボーディストには必携の音色になるでしょう。
USR2-A-07 The Legend Lead KK
伝説的なアナログシンセのシンセリードの音色をイメージして、さらに強力 な演奏表現ができるような音色を作りました。モジュレーションホイールを上げると深めなビブラートがかかります。Assign2ノブでLFOのスピードを変えることができ、発振しそうなくらいまでスピードを上げることができ、過 激な効果を出せます。ピッチベンドホイールでは下にはオクターブですが、上に上げると5度上がるように設定しており、ギターのチョーキング的なフ レージングも可能です。Assign1ノブにポルタメントタイムをアサインしていて、フレーズの途中でこれを変更しても面白いです。さらに、AF2ボタンにはモノ/ポリをアサインしており、モノであるアナログシンセではありえない、ポリでのフレーズの演奏も可能です。
USR2-A-08 Screamin'SoftLead KK
冨田勲先生の『月の光』から現在まで連綿と続く、「人の声に聞こえるシンセ音色」にチャレンジしてみました。モジュレーションホイールを上げると、極端に遅いLFOのビブラートがかかりますが、演奏の際はモジュレーションホイールを少し上げ音程が少しうねっている程度で使用し、歌声のピッチが少し不安定になっていると思って弾いてください。「ピッチをモジュレートする」という操作は他の鍵盤楽器にはないシンセならではの機能なので、シンセと対話しながらフレーズを作り出すような気持ちで弾いてもらえたら面白いと思います。
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実際は、長々と、
そうですね、それぞれの音色につき、15分~20分は喋って、弾いて、しておりましたので、
相当コンパクトにまとまっている形ですが、いかがでしょうか。
明日まで開催しております2014楽器フェアでは、僕が弾いている動画が流れている・・・かもしれません(ヤマハの方が「間に合わせます」と仰っておりましたので)。
色々面白そうなので、是非見に行きたいのですけれど・・・
動画が流れていたら恥ずかしいからやめておきます(いえ、本当の理由は仕事があるからなんですー)。
それにしても、プレイそのものにも、銀座感はかけらも・・・ないですね(笑)。
ではー。