【小さな勉強会】11月11日(木)10:00~12:00
柏市教育福祉会館1階障害者活動センター
11月の勉強会は高畑先生と保護者7名が参加しました。
緊急事態宣言解除から2ヶ月が経ち、行事が再開され始め学校での生活も少しずつ活気あるものに
変わりつつあります。
子どもによっては自粛が身につきすぎて、なかなか行事に参加できにくいなど、コロナ禍での生活の
切り替えが難しい場面があるようです。
そして今年も受験シーズンに入り、願書をもらいに学校へ行ったり面接の練習を先生方にしていただ
いたりと幅広い学齢期のお子さんのお話を聞くことができました。
●行事への参加を渋っていたが参加してみると、とても楽しそうであった。
楽しかったのは良かったが、参加前の不安など本人の気持ちをどこまで汲んであげればよいか?
●高等部へ通学しているが、児童相談所卒業が見えてきて、これからの事が少し不安。
●特別支援学校の高等部及び高等専攻科の説明会や願書をもらいに行ったりと親子で日々忙しくして
いて、早寝を心がけて体調を整えている。
●忘れ物が増え、その対策に苦慮している。低学年の時はできていた為、親も油断してしまった。
初心に返って荷物の管理をする事に加え、どうしても必要な物は2つ用意するなど、物理的に対応
していきたい。
●中学生だが最近診断がでた。ゲームやスマホなど一日30分にするように医師の方から言われる。
本人もよく我慢しているが30分だとやはり短すぎるので、1時間にして欲しいと子どもからお願い
されて困っている。
生活リズムも問題なく、宿題や家庭学習にも取り組んでいるが、医師の指示をどう受け止めたら
よいでしょうか?
ゲームに関する相談は年々増えています。みんなで考えていきたいです。
ゲームやスマホ(SNS、動画鑑賞)など、一般的に問題になってきている事の話や、
就職に向けて動いていたり就職先の働き方がリモートから会社へ出勤に変わったりなど、
大きくなっても心配なことはある事、その子にあった対応を心がける事が大切ですね。
★ 今月のワークショップ ★ 【1】ほめるスキル ⑤「ほめる」と「しかる」をセットにしない
第5回 高畑先生によるワークショップ「ほめる」スキル
~発達障害の子どもたちから教わった 35のチェンジスキル 阿部利彦著~
⑤「ほめる」と「しかる」をセットにしない
「ほめる」と「しかる」をセットにしてしまうと、ほめた効果が帳消しになるばかりでなく、子ども
には「しかられた効果」だけが残ります。
せっかくほめることができる場面なのですから、 上手に書けてるね!
ここは指摘したい点をググッと抑えて、まずはほめるだけに留めます。
参加者の実体験から「どういうふうに言えばいいかな?」を話し合いました。
今まで意識してこなかった考え方を変えるには努力が要りますが
ここを乗り越えると親子ともにグッと生活が楽になります。みんなで変化を楽しみましょう。