名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の干潮時間10時23分 潮位 62cm
今日の満潮時間17時09分 潮位237cm
いつ雨が降ってきてもおかしくない天気で、風もなく蒸し暑い日でした。
今日も昨日と同じ中潮であまり干潟が広がらず、観察しやすい日です。
少し早起きが必要ですが、引き初めの干潟に出かけました。
まだ干潟が干出しませんが、明け方から干潟を待ちきれないトウネンが群れで飛び回っています。
しばらく群れが飛び回ったのち、現れ出した岸沿いに降り立ちました。
殆どが幼羽のようです。
トウネンと一緒に飛来したのはハマシギの幼鳥。
幼羽は胸から腹にかけて黒斑が縦で、頭から胸にかけて褐色をしています。
しばらくすると7羽のコアオアシシギの群れが舞い降りました。
毎年数羽は観察できますが、今日は庄内川河口部だけで15羽を確認でき、例年よりも多くのコアオアシシギが飛来しているようです。
コアオアシシギの群れと一緒にアカアシシシギも飛来しました。
アカアシシギは昨日1羽確認していましたが、今日は3羽を確認しています。
干潟が広がると、トウネンやコアオアシシギなどの群れが新たに干出した干潟へ移動していきます。
キアシシギの姿はめっきり少なくなりましたが、秋の渡り後半に増えてくる繁殖地が遠いオオソリハシシギなどの種類が増えてきました(↑の写真にはオオソリハシシギは写っていませんが、今日は9羽のオオソリハシシギをカウントしています)。
昨日はオバシギを探しても2羽しか見つけられませんでしたが、今日は少し離れた場所には、オバシギが5羽飛来していました。今日新たに入ってきた個体でしょうか?
導流堤の干潟を合わせ合計12羽のオバシギを確認しています。
旅の途中のシギ・チドリ達も飛来数を増やしてきていますが、冬鳥として藤前干潟で冬を越すカモ類も少しづつ増えてきました。
昨日は2羽確認できていたコガモは、新たに飛来数が増え15羽になりました。
他にはハシビロガモを2羽、今季初めて確認しました。
オナガガモは今年越夏している1羽のみでした。繁殖地が遠いオナガガモが藤前干潟に飛来するのはもう少し先です。
さらに、今日も来館されたお客様にご自身のスマートフォンを使ってスマスコを体験していただきました。
観察館前の150m先に干出した干潟にオバシギやコオバシギ、オオソリハシシギ、ウミネコが飛来していたので撮影していただきました。
今日は天気が悪いことが幸いして陽炎も発生しなかったので比較的シャープに撮影できたと思います。
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ご興味のある方は、野鳥観察館でご体験ください。
今日観察できた主な野鳥 カワウ437、ダイサギ19、コサギ4、アオサギ26、マガモ6、カルガモ478、コガモ15、オナガガモ1、ハシビロガモ2、ホシハジロ1、スズガモ2、ミサゴ6、トビ1、メダイチドリ1、ダイゼン30、トウネン157、ハマシギ5、サルハマシギ2、コオバシギ1、オバシギ12、アカアシシギ3、コアオアシシギ15、アオアシシギ25、イソシギ4、ソリハシシギ31、オオソリハシシギ9、チュウシャクシギ2、ウミネコ113
ハシブトガラス5、スズメ5、ツバメ1
明日の干潮時間11時04分 潮位 48cm
明日の満潮時間17時39分 潮位249cm