観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

雨の恵み

2020-06-30 20:19:05 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には入館者数の制限、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

----------------------------------------------------

藤前干潟

今日の干潮時間 7時43分 潮位 91cm

今日の満潮時間14時03分 潮位201cm

 

今日は小雨だったりやんだりする時間もありましたが、長い時間雨が降りました。

雨が降り薄暗かったので、野鳥観察館の前の松林では今日もアカテガニがウロウロし、餌を食べていました。

そのアカテガニを観察していると、その後ろにパンが落ちている・・・?

いえ、パンのようなキノコでした。そういえば、一昨年の秋にも、同じ場所でパンが落ちているかと思いきや、このキノコが生えていたことがありました(2018年9月14日の日記)。

この周りを見てみると、5つほど同じキノコがみつかりました。最近、雨が多いからでしょうか。

中には手のひらを広げたくらいの大きなキノコも↓。

このキノコですが、「パンみたいなキノコ」でネットで調べてみたところ、ノウタケではないかと思われます。

 

そしてこちらは、6月25日に撮影した野鳥観察館の入口前の階段でお食事中のアカテガニの動画です。

アカテガニのお食事

 

 

明日の干潮時間 8時46分 潮位 72cm

明日の満潮時間15時21分 潮位214cm

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりのダイゼン

2020-06-27 17:10:41 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には入館者数の制限、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

----------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間09時49分 潮位206cm

今日の干潮時間16時24分 潮位 65cm

 

今日は蒸しっとした曇りのお天気でしたが、稲永公園には多くの人の姿があり、野鳥観察館もたくさんの方に来館いただきました。

今日は約1週間ぶりにダイゼン(10羽)が飛来しました。

でも、飛来したのはやはり夏羽の色合いではない、若いと思われるダイゼンでした。

成鳥は今頃、北の地で子育てしていると思います。

また、コアジサシ8羽の飛来も確認できました。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ893、ササゴイ2、ダイサギ13、アオサギ36、マガモ13、カルガモ51、ホシハジロ1、スズガモ21、ミサゴ6、トビ2、ダイゼン10、ウミネコ15、コアジサシ8

 

【藤前干潟に関連する今後のイベント新型コロナウイルスの状況等によって変更することがあります。

7月18日(土)「ふれあいトーク「ウナギの魅力~取材から見た生態、食文化、職人、人との歴史~」」@名古屋市環境学習センター(エコパルなごや)(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→申し込み方法等の詳細はこちら(藤前干潟ふれあい事業(名古屋市HP))

 

7月18日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館→詳細はこちら(PDF)

 

★7月21日(火)、8月4日(火)「干潟体験」※小学4年生以上対象(小学生は保護者同伴)@藤前活動センター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→申し込み方法等の詳細はこちら(藤前干潟ふれあい事業(名古屋市HP))

 

6月18日(木)~8月30日(日)展示「藤前干潟は生きものたちのワンダーランド」@メイカーズピアMPギャラリー→詳細はこちら(2020年6月18日の日記)

 

 

今日の満潮時間11時06分 潮位197cm

今日の干潮時間17時24分 潮位 83cm

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネジバナの咲く季節

2020-06-26 23:16:22 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には入館者数の制限、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

----------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間08時45分 潮位216cm

今日の干潮時間15時32分 潮位 49cm

 

今日の15時頃の豪雨はすごかったです。

遠くから黒い雲と雷の音が近づいて来たと思ったら、強い風が吹き、横殴りの雨が降ってきました。

館内にも雨が吹き込んできたので、換気のために開けてある窓を閉めに走りました。

15分ほどで雨はやみましたが、一時はすぐ先が見えないほどに視界が真っ白になるほどの強い雨が降りました。

まさにゲリラ豪雨という感じでした。

 

その後は青い空も見え、さわやかなお天気になりました。豪雨後の稲永公園↓。

稲永公園を歩いているとネジバナがあちこちで見られる季節になりました。群生している場所も↓。

中には白色の花も1本みつけました。

さらにはねじれてないネジバナもちらほらありました(手前の2本)↓。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ468、ササゴイ1、ダイサギ14、アオサギ19、マガモ6、カルガモ34、スズガモ20、ミサゴ8、トビ1、ウミネコ17、コアジサシ1

ハクセキレイ、ハシボソガラス、スズメ、キジバト、ムクドリ、ヒヨドリ、ツバメ

 

明日の満潮時間09時49分 潮位206cm

明日の干潮時間16時24分 潮位 65cm

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の顔

2020-06-25 23:13:14 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には入館者数の制限、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

----------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間07時53分 潮位226cm

今日の干潮時間14時46分 潮位 35cm

 

今日は雨が降ったり止んだりを繰り返していました。

朝、野鳥観察館に近づくと甘い香りがして、クチナシの白い花がたくさん咲いていることに気がつきました。

今日は湿度が高かったので、香りが辺りに漂っていました。

稲永公園ではアガパンサスの花も見頃に近づいています。花に雨の水滴がついてキレイでした。

さらには、オシロイバナもいつの間にか咲いていました。

気付けば6月もあと少し。

緊急事態宣言が全国的に解除されてから今日で1ヶ月経ったそうです。

その後、開館が再開して、徐々に物事が動き始め、気付けばあっという間でした。

 

今日は、野鳥観察館の周りではあちこちでアカテガニが餌を食べているのが観察できました。甲羅と目で、にっこり笑ってる顔に見えますね↓。

 

そして、今日は藤前干潟の夏の顔であるコアジサシとササゴイの様子をご紹介。

今日は雨で人が少なかったのもあり、コアジサシのキリッキリッという鳴き声がよく聞こえました。羽数はかつてに比べるとかなり少ないですが、数羽が飛来しました。

野鳥観察館前で空中から川にダイブする狩りも見られました。

さらには護岸沿いでは、ササゴイも。

こちらは岩場から魚を狙います。

(※コアジサシとササゴイの写真は来館者の方に提供いただきました。)

今日観察できた主な野鳥 カワウ402、ササゴイ2、ダイサギ15、アオサギ21、マガモ12、カルガモ52、ホシハジロ1、キンクロハジロ1、スズガモ21、ミサゴ3、トビ2、ウミネコ26、コアジサシ6

 

明日の満潮時間08時45分 潮位216cm

明日の干潮時間15時32分 潮位 49cm

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キツネのお話

2020-06-24 20:54:38 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には入館者数の制限、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

----------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間07時09分 潮位232cm

今日の干潮時間14時02分 潮位 26cm

 

今日は朝から暑くなりました。

でも、乾いた南風があり、日陰では過ごしやすかったように思います。

 

こちらは一昨日(22日)の藤前海岸の様子↓。

ドバトが集まって何をしているのかと思ったら、水を飲んでいました。アオバトが海岸に海水を飲みにくるのは有名ですが、ドバトも塩水(藤前干潟は汽水)を飲みに来るのですね。ちょうど潮が満ちてきている時間帯で飲みやすかったのか、暑かったからなのか、入れ替わり立ち代わり次々とドバトがやってきていました。

その近くで泳いでいたカルガモの親子↓。雛は少し大きくなってきました。

ミサゴも飛んでいました。

 

さて、ここからは、鳥類ではなく、哺乳類のお話です。

こちらは6月20日(土)の正午頃にお隣の稲永ビジターセンターで撮影された写真です↓(稲永ビジターセンタースタッフ撮影)。建物から出ている大きな耳が分かるでしょうか。

こちらが全身の姿↓(同じく稲永ビジターセンタースタッフ撮影)。この個体は毛並みが良さそうでした。

こんな場所にびっくりですが、港区の稲永公園に、しかも真昼間にキツネが現れたんです。

実は、稲永公園でキツネが観察されたのは初めてではなく、ここ数年の間に数回確認されています。

こちらは2018年11月25日に野鳥観察館前で観察されたキツネ↓。

後ろ足が悪いようで足を引きずっていたので、交通事故に遭ったのではないかと思っていましたが、先日、なごや生物多様性センターの哺乳類の専門家の方に写真を見ていただいたところ、見た目だけでは断定はできないが、疥癬(皮膚の病気)にかかっていたのではないかということでした。

かなり痩せているようでもあったので、上の個体はその年の冬が越せたのか、心配です。

近年、名古屋市内ではタヌキやキツネの生息域が広がっているそうです。

キツネが間近で見られるのは正直嬉しい気持ちもありますが、都市部へ出てくるということは人の生活との軋轢(交通事故、ごみを荒らされる、病気など)が生じやすくなるということで、それがキツネにとって良いことなのだろうか、と思います。

 

最後は、昨日、野鳥観察館前で観察されたアオダイショウです。マツの木をスルスルと登って行ったかとおもったら、すぐスルスルと降りてきました。その後、1羽のスズメがアオダイショウに気付いたようで大きな声で鳴き、それを聞いた他のスズメ2羽やってきて、しばらく警戒していたようです。

今日の日記は、鳥類、哺乳類、爬虫類とにぎやかになりました。

 

明日の満潮時間07時53分 潮位226cm

明日の干潮時間14時46分 潮位 35cm

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする