観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

春間近

2024-02-28 23:59:16 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時56分 潮位230cm

今日の干潮時間14時00分 潮位 54cm

 

お天気が安定しない日々が続きますが、今日は比較的穏やかな暖かい日になりました。

冬の冷たい北西の風が当たる場所に生える野鳥観察館脇のスイセンも花を開き始め、香りを放つようになりました。

午後には広い干潟が現れ、たくさんのオナガガモやユリカモメなどが野鳥観察館前の干潟で採餌をしていました。

 

それらを観察していると、やけに鮮やかなカモが、、、。

藤前干潟ではなかなか見ることのできないオシドリでした(雄1羽と雌1羽の1ペア)。どこから移動してきたのでしょうか。

あくまでも証拠写真です↓。

 

2月も終わりに近づいて、頭が黒色になりつつあるズグロカモメ、くちばしがピンク色(婚姻色)がかってきたアオサギ、冠羽や蓑羽が伸びてきたコサギなどを干潟で見るようになっています。

春が近づいているのを感じます。

 

さて、続いて2月24日(土)のクロツラヘラサギとヘラサギなどの様子を紹介。

今冬を藤前干潟で越しているクロツラヘラサギ2羽とヘラサギ1羽。

2月24日も観察でき、干潟で3羽そろって採餌している光景を見られました。

以前から報告しているとおり、ヘラサギは冠羽が伸び、胸元が黄色みがかってきて、繁殖羽になりつつあります。

下の嘴も鮮やかな黄色の部分があるようです。

クロツラヘラサギ2羽はこの日もお互いを羽繕いしあっている様子が見られました。

ズグロカモメ(左)とユリカモメ(右)が並んでいるのも観察できました。

両種ともに頭がうっすら黒色(ユリカモメは正確には濃い茶色)になってきている部分がありますね。

 

2月25日に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ94、ハジロカイツブリ3、カワウ43、ダイサギ2、コサギ1、アオサギ8、クロツラヘラサギ2、ツクシガモ18、マガモ23、カルガモ36、ヒドリガモ22、オナガガモ1,556、トモエガモ6、キンクロハジロ68、スズガモ716、ホオジロガモ1、ミサゴ8、シロチドリ1、ダイゼン37、ハマシギ854、ダイシャクシギ2、ユリカモメ297、セグロカモメ7、オオセグロカモメ1、カモメ40、ズグロカモメ30

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ164、ハジロカイツブリ2、カワウ7,232、ダイサギ1、コサギ1、アオサギ9、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、ツクシガモ18、マガモ47、カルガモ31、ヒドリガモ14、オナガガモ1,557、キンクロハジロ98、スズガモ368、ホオジロガモ1、オシドリ2、ミサゴ6、トビ1、チョウゲンボウ1、ハマシギ100、ダイシャクシギ2、ユリカモメ240、セグロカモメ15、カモメ12、ズグロカモメ40

キジバト、カワラヒワ、メジロ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

 

明日の満潮時間 8時16分 潮位225cm

明日の干潮時間14時28分 潮位 54cm

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藤前干潟サイエンスカフェが開催されました。

2024-02-24 23:00:56 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 6時31分 潮位227cm

今日の満潮時間12時18分 潮位 81cm

 

昨日はあんなにも雨が降りましたが、今日は青空が見えました。

3連休の真ん中、そして明日も雨が降る予報、さらには潮が良い、ということで多くのバードウォッチャーが来館されました。

 

干潟が広がるとユリカモメなどが干潟の縁に集まり、干潟を足で何度も踏み(パドリング)、泥の中から出てきた生きものなどを食べているようでした。

 

ツクシガモが採餌しているのも観察できました。

 

夕方には導流堤の前を泳ぐスナメリ2羽も観察できましたが、すぐにわからなくなってしまいました。

 

さらに、稲永ビジターセンターで本日開催された藤前干潟サイエンスカフェ(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)のご報告です。

今回のサイエンスカフェは名古屋大学博物館館長の吉田英一先生お招きして「化石をきれいに保存する丸い石 天然のタイムカプセル「球状コンクリ―ション」のナゾを解く」というテーマで開催されました。

球状コンクリ―ションという聞きなれないテーマでしたが、吉田先生のファンという小学生のお子さんなどを含む多くの方が参加されていました。

サイエンスカフェでは球状コンクリ―ションとは何か、様々なコンクリ―ション、コンクリ―ションの形成され方、コンクリ―ション化の最新研究などを吉田先生からわかやすくお話いただけました。

藤前干潟に多数生息するヤマトオサガニのコンクリ―ションも見ることができました。

終了後、参加した小学生からは「とても楽しかった」という感想を聞くことができました。

吉田先生、参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ211、ハジロカイツブリ5、カワウ210、ダイサギ2、コサギ11、アオサギ5、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、ツクシガモ23、マガモ196、カルガモ48、コガモ2、ヒドリガモ2、オナガガモ1,020、トモエガモ1、オカヨシガモ1、ホシハジロ3、キンクロハジロ60、スズガモ413、ミサゴ16、トビ1、ダイゼン35、ハマシギ74、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ41、セグロカモメ18、オオセグロカモメ21、カモメ27、ウミネコ2、ズグロカモメ37

ハクセキレイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、メジロ

スナメリ2

 

明日の干潮時間 6時54分 潮位230cm

明日の満潮時間12時43分 潮位 71cm

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「今日からはじめるバードウォッチング!」を開催しました。

2024-02-23 18:19:41 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間11時53分 潮位 93cm

今日の干潮時間17時34分 潮位216cm

 

今日は野鳥観察初心者向けの藤前干潟ふれあい事業のイベント「今日からはじめるバードウォッチング!」を開催しました。

寒い時期のイベントにも関わらず、多くの申込みをいただきました。

最初に、冬の藤前干潟で見られるカモなどの野鳥について紹介。

その後、野鳥観察を行いました。

お天気が良ければ外に出て野鳥観察をする予定でしたが、あいにく雨のお天気だったので、野鳥観察館の1階と2階から野鳥を観察しました。

オナガガモやツクシガモ、キンクロハジロ、カンムリカイツブリ、アオサギ、カワウ、ミサゴ、ダイシャクシギ、ユリカモメなどを観察することができ、

みなさん、とても熱心に楽しそうに野鳥観察をされていました。

また、雨だったことから稲永ビジターセンターで藤前干潟に飛来する野鳥の紹介動画を鑑賞することもしました。

 

野鳥観察と動画の鑑賞後、今日見られた野鳥の振り返りをしました。

今日のイベントの目的のひとつとして、今日見た鳥の中から気に入った鳥(推し鳥)をみつけようというものがありましたが

参加者のみなさんから気に入った鳥をそれぞれ発表してもらいながら、振り返りを行っていきました。

いろいろな推し鳥があがりましたが、ツクシガモとミサゴが人気だったようです。

今日、参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

今日のイベントをきっかけに、身近な場所などで野鳥観察を楽しんでもらえると良いなと思っています。

 

【今後の藤前干潟のイベント】

★3月23日(土)「渡り鳥調査隊~3月~」@名古屋市野鳥観察館

 

明日の満潮時間12時18分 潮位 81cm

明日の干潮時間18時05分 潮位224cm

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ハイタカを見ることができました。

2024-02-22 18:50:01 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間11時27分 潮位107cm

今日の干潮時間17時00分 潮位205cm

 

急に暑いほど暖かくなったと思ったら、雨が降ったり寒くなったり、なかなか安定しないお天気が続いています。

暖かかった一昨日の火曜日、朝、稲永公園を歩いていると、ハイタカを発見。

稲永公園では今冬も度々ハイタカを観察していますが、飛翔していたり、ときにはハシボソガラスに追いかけられていたりして、静止した姿を見たのは久しぶりでした。

その夕方にも稲永公園でハイタカが観察されました。同じ個体だったのでしょうか。

(↑来館者の方に提供いただきました。)

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ395、ハジロカイツブリ5、カワウ410、ダイサギ1、コサギ2、アオサギ17、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、ツクシガモ20、マガモ18、カルガモ40、コガモ1、ヒドリガモ26、オナガガモ605、トモエガモ2、オカヨシガモ4、ホシハジロ10、キンクロハジロ10+、スズガモ596、ホオジロガモ1、ミサゴ9、トビ1、ダイゼン4+、ハマシギ30+、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ331、セグロカモメ25、オオセグロカモメ5、カモメ25、ウミネコ3、ズグロカモメ36

 

明日の満潮時間11時53分 潮位 93cm

明日の干潮時間17時34分 潮位216cm

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Mr Jan Gearレンズキャリアシステム、1箱行方不明中

2024-02-18 17:17:53 | 観察機材

藤前干潟

今日の干潮時間 4時45分 潮位149cm

今日の満潮時間10時56分 潮位179cm

昨日、telephoto lens carrierのご紹介両手は自由に 
の古い記事にこそっと商品が5個入荷した旨と、もう1箱の荷物が行方不明になっていることをを追記したところ、追記に気付いていただけたのか九州と関東の方からお問い合わせがありました。

ありがとうございます。

と言う事で、現時点でウッドカモ柄が残り3となっています。

本当はスコープリュックサックと共に野鳥観察館内で販売していますが、両商品とも中部地方では人気が無くて殆どが県外に旅立って行きます。

 

二箱一緒の飛行機に乗ったはず、行方不明の段ボールは何処に行ったのでしょうか?。

実は前回のロットもえらい目にあった。

時々ロストはあるのですが、海外とのメールのやり取りが面倒くさいです。

レンズキャリアシステムに、ご興味のある方は直接観察館までと問合せ下さい。

ロストした荷物もそのうちきっと届くはずです。

※2月19日追記、お騒がせしました。無事に残りのMr Jan Gearレンズキャリアシステムが届きました。
今回は前回より少しだけ多めに輸入した。そんなに数は出ないから、春のシギ・チドリの渡りまではもちそうです。

左からウッドカモ(現時点3品在庫有)、追記しばらくは在庫があります。
・黒(欲しい方は予約をお願いします)3月5日追記、残り5個です。
・スノーカモ(人と違う色が欲しい方におすすめ、たぶん欲しがる方がいない国内では唯一?の商品です。)3月5日追記、スノーカモ在庫が無くなりました。

自分は黒色を使用していますが、今年の1月苫小牧で2回連続、滑って転んだ際にもレンズキャリアを使用していたのでレンズをぶつけずにすみました。
高い価格ですが2回転んでカメラもレンズも無事なら、元を取ったと考えています。

 

今日観察できた主な野鳥 
ハジロカイツブリ3、カンムリカイツブリ177、カワウ474、ダイサギ11、コサギ2、アオサギ31、ヘラサギ2、クロツラヘラサギ2、ツクシガモ14、マガモ86、カルガモ122、コガモ76、トモエガモ2、オカヨシガモ11、ヒドリガモ38、オナガガモ1,881、ホシハジロ23、キンクロハジロ221、スズガモ611、ホオジロガモ2、ミサゴ16、トビ1、オオバン2、ダイゼン56、ケリ2、ハマシギ1,085、コアオアシシギ1、アオアシシギ6、イソシギ3、ダイシャクシギ1、ユリカモメ115、セグロカモメ34、オオセグロカモメ5、カモメ38、ズグロカモメ67 他 (潮が悪く薄暗く視界不良だったので正確なカウントではありません、全体にもう少し居る筈です。)

 

明日は野鳥観察館の休館日です。

火曜日の干潮時間10時25分 潮位141cm

火曜日の満潮時間15時23分 潮位176cm

コメント (8)
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