観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

汗ばむ日でした。

2024-04-28 20:58:00 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時25分 潮位224cm

今日の干潮時間14時16分 潮位 38cm

 

今日は暑さを感じることもあるような気温の上がった日でした。

稲永公園では、ツツジが満開です。


そして、干潟が出てくると、ハマシギやダイゼンなどが干潟に降り立ち、採餌を始めました。

クロツラヘラサギとヘラサギは、干潟が出始めた頃は干潟の上で3羽揃って休んでいましたが、その後、干潟の縁に移動して、餌を探していました。

ヘラサギは片足を痛めているのですが、餌をなんとか食べているようです。

 

【5月6日(月祝)愛鳥週間イベント「野鳥のおはなし 水田で暮らす野鳥:ケリと稲作の関係 」】

大型連休の後半以降に野鳥観察館が行う「愛鳥週間イベント」が近づいてきました。

5月6日(月祝)の午後は(株)興栄コンサルタント・岐阜大学で研究をされている小丸奏さんをお迎えしてケリという野鳥のお話を聞く「野鳥のおはなし 水田で暮らす野鳥:ケリと稲作の関係」を開催します。

ケリは水田などで子育てをする大型のチドリの仲間で、ここ東海地方や近畿地方、北陸地方に多い野鳥です。

ちょうど今の時期、水田では子育てをするケリが「ケリッ」、「キキッ」などとけたたましく鳴いているのが聞かれます。

小丸さんは、水田で稲を育てるために行われる作業がケリの繁殖にどのような影響をおよぼすのか、そしてケリと共生していくためにはどうしたら良いのかなどを研究されています。

ケリは農業という私たちの生活の身近な場所にいる野鳥ですが、藤前干潟周辺では水田が減ってきたことによって、だんだんと見る機会が少なくなっています。

ぜひ、ケリという野鳥と共生について知ってほしいと思っています。

まだまだ参加を受付ていますので、ぜひご参加ください。

参加申込→名古屋市野鳥観察館(TEL:052-381-0160)

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ110、カワウ375、ダイサギ26、コサギ11、アオサギ24、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、マガモ2、カルガモ8、コガモ12、ヒドリガモ14、オナガガモ6、シマアジ2、オカヨシガモ2、ハシビロガモ9、ホシハジロ8、キンクロハジロ12、スズガモ198、ミサゴ6、トビ1、チュウヒ1、シロチドリ2、ダイゼン55、メダイチドリ2、キョウジョシギ1、トウネン56、ハマシギ1,173、アオアシシギ27、キアシシギ4、イソシギ5、オオソリハシシギ5、オグロシギ1、チュウシャクシギ126、ユリカモメ207、カモメ2、コアジサシ27

キジバト、カワラヒワ、スズメ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、ドバト

 

明日の満潮時間 7時57分 潮位214cm

明日の干潮時間15時00分 潮位 50cm

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藤前干潟生きものまつりに出展

2024-04-27 23:48:12 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時58分 潮位232cm

今日の干潮時間13時41分 潮位 31cm

 

特に午後からは雨が降る時間帯もありましたが、今日は藤前干潟活動センターで開催された「藤前干潟生きものまつり」に出展しました(NPO法人藤前干潟を守る会主催)。

干潟の生きもの観察会が開催されたり、野鳥を観察ブース(↓)、土岐・庄内川の魚などの生きものの水槽展示ブース、ミュージカル、ドキュメンタリー動画上映など様々な催しが行われていました。

新次郎太鼓の演奏もありました。

野鳥観察館のブースでは、「藤前干潟の野鳥おみくじガチャ」と「イラストを描いてオーナメントを作ろう!」を実施。

ステキなオーナメントができあがっていました。

参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ35、カワウ296、ダイサギ20、コサギ5、アオサギ8、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、マガモ1、カルガモ2、コガモ9、ヒドリガモ3、オナガガモ3、オカヨシガモ2、ハシビロガモ4、ホシハジロ2、キンクロハジロ26、スズガモ371、ミサゴ5、シロチドリ1、ダイゼン48、トウネン33、ハマシギ1,098、アオアシシギ7、キアシシギ3、イソシギ1、オオソリハシシギ8、チュウシャクシギ47、セグロカモメ1、コアジサシ31

キジバト、スズメ、ツバメ、オオヨシキリ、セグロセキレイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 

明日の満潮時間 7時25分 潮位224cm

明日の干潮時間14時16分 潮位 38cm

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大型連休が始まります。

2024-04-26 22:18:57 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時34分 潮位237cm

今日の干潮時間13時10分 潮位 28cm

 

今日は湿度が高めのどんより曇り空でしたが、お昼過ぎ、広大な干潟が広がりました。

藤前干潟のベストシーズン、そして大型連休が近づいて来たこともあってか、遠方から来館される方々が増えているようです。

明日から、GWの長期休暇という方々も多いと思います。

GW中、藤前干潟では様々なイベントが開催されます。ぜひ、藤前干潟にも足をお運びください。

 

【大型連休中の藤前干潟のイベント】

★4月27日(土)藤前干潟の生きものまつり@藤前干潟活動センター(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)

名古屋市野鳥観察館も出展します。

詳細はこちら(NPO法人藤前干潟を守る会のHP)をご覧ください。

 

★5月5日(日祝)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館

参加者をまだ募集しています。

 

★5月3日(金祝)~6日(月祝)愛鳥週間イベント2024@名古屋市野鳥観察館

愛鳥週間(5月10日~16日)は、春の鳥たちの渡りの季節で野鳥観察のベストシーズンとされています。

藤前干潟に飛来する鳥たちもこの時期の鳥は夏羽の美しい姿をしていて、まさに藤前干潟の野鳥観察の最も良い季節です。

ぜひ、藤前干潟の野鳥を見にお越しください。ご参加をお待ちしております。

 

★~4月29日(月祝)まで「藤前干潟ふれあい事業の公式Instagramアカウントをフォローして藤前干潟や環境学習施設に来てみよう!!」(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

藤前干潟ふれあい事業は公式Instagramのアカウントを開設しています(Instagramアカウント「fujimaehigata_fureai」)。

4月3日~4月29日の間、このアカウントのフォロー画面を名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター、藤前干潟活動センター、名古屋市環境学習センターで見せていただくと缶バッジがもらえます(お1人様おひとつ)。

春は藤前干潟のベストシーズンです。ぜひ藤前干潟に来て、干潟や野鳥をご覧いただきたいと思います。

 

★~5月26日(日)まで「愛鳥週間写真展2024」@名古屋市野鳥観察館

展示期間:4月20日(土)~5月26日(日)(※休館日を除く)

場所:名古屋市野鳥観察館2階

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ48、カワウ257、ダイサギ33、コサギ7、アオサギ15、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、カルガモ2、コガモ28、ヒドリガモ3、オナガガモ2、オカヨシガモ2、キンクロハジロ2、スズガモ344、ミサゴ6、ダイゼン41、キョウジョシギ1、トウネン10、ハマシギ419、アオアシシギ5、オオソリハシシギ5、チュウシャクシギ41、ユリカモメ8、セグロカモメ1、コアジサシ3

キジバト、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、ツバメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 

明日の満潮時間 6時58分 潮位232cm

明日の干潮時間13時41分 潮位 31cm

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アオサギの狩り

2024-04-25 19:10:28 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時11分 潮位239cm

今日の干潮時間12時41分 潮位 29cm

 

今日は晴れて爽やかな陽気でした。気温が上がるとの予報でしたが、冷たい風が藤前干潟には吹いていました。

 

今日は大潮で広い干潟が現れ、その干潟でシギ・チドリやサギ、まだ残っているカモなどが採餌していました。

また、クロツラヘラサギとヘラサギまた見られるようになっていますが、片足をケガしているヘラサギが2日前から観察されています。

 

野鳥観察館近くの護岸では、アオサギが魚を狙っているのを観察できました。

しばらく見ているとハゼの仲間を捕まえました。

冠羽が立派なカンムリカイツブリも近くに泳いでいました。

※今日の野鳥写真は来館者の方に提供いただきました。

 

 

4月23日(火)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ14、カワウ32、ダイサギ15、コサギ9、アオサギ7、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、マガモ2、カルガモ6、コガモ32、ヒドリガモ6、ハシビロガモ11、ホシハジロ2、キンクロハジロ48、スズガモ260、ミサゴ4、トビ1、ダイゼン32、ハマシギ833、アオアシシギ2、オオソリハシシギ6、チュウシャクシギ35、セグロカモメ1、コアジサシ5

キジバト、カワラヒワ、シジュウカラ、スズメ、ハシボソガラス

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ16,カワウ96、ダイサギ32、コサギ5、アオサギ7、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、マガモ2、カルガモ2、コガモ5、ヒドリガモ44、オナガガモ2、オカヨシガモ5、キンクロハジロ22、スズガモ307、ミサゴ6、シロチドリ1、ダイゼン41、トウネン14、ハマシギ900、アオアシシギ7、オオソリハシシギ10、チュウシャクシギ35、ユリカモメ45、セグロカモメ2、コアジサシ13

キジバト、カワラヒワ、スズメ、キビタキ、サンショウクイ、ヒヨドリ、ツグミ、ツバメ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

 

明日の満潮時間 6時34分 潮位237cm

明日の干潮時間13時10分 潮位 28cm

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まだまだ遠いけど、春のシギ・チドリ達が少しずつ増えてきました。

2024-04-21 19:13:00 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 4時42分 潮位221cm

今日の干潮時間10時52分 潮位 73cm

 

今日は月に一回の藤前干潟周辺鳥類調査の日でした。

雨の天気が予想されていましたが午前中は曇りの薄暗い日で、何とか雨に降られずカウントを行うことができました。

庄内川河口部で一番早く干出する導流堤の干潟では、干潟が干出するとすぐにチュウシャクシギやハマシギの群れが次々と飛来し始めました。

1,000を超えるハマシギの他に、今週から飛来し始めたチュウシャクシギが目立ちます。他には赤い夏羽のオオソリハシシギの姿も。

干潟の干出が広がってくると、チュウシャクシギの群れが近くに飛来して来ました。

昨日は37羽確認できていましたが、今日の導流堤の干潟では干出時間に87羽が確認できました。

チュウシャクシギが飛来した後、続けて左岸にはハマシギの一部の群れが少数飛来して来ました。

飛来して1時間も立たないうちに新川河口の干潟に移動していきましたが、みんな夏羽に換羽した個体ばかりです。

赤い夏羽のオオソリハシシギもダイゼンと共に飛来し、飛来数は少ないものの春の干潟らしい光景が広がります。

トウネンの最大数が見られるのは2~3週間後になりますが、ハマシギの群れの中にトウネンを2羽見つけました。曇り空でもトウネンの赤い夏羽が目立ちました。

少しずつ数が増えて来た春のシギ・チドリ。この飛来したばかりの頃は群れで移動することが多く、引き初めて1~2時間で新川河口部の干潟にシギ・チドリが移動するため、毎年近くで観察や撮影をする事が難しい時期です。あと2週間後の飛来数や種類が増えてきたころには比較的近くで見る事が出来るはずです。

今春は5月の大型連休最後の5日・6日頃が春のシギ・チドリの観察に一番適した潮の日になります。

 

今日の定例調査で観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ39、カワウ143、ダイサギ40、コサギ18、アオサギ34、マガモ23、カルガモ27、コガモ199、トモエガモ1、オカヨシガモ16、ヒドリガモ8、オナガガモ2、シマアジ7、ハシビロガモ6、ホシハジロ61、キンクロハジロ110、スズガモ343、ミサゴ6、チュウヒ1、オオバン3、コチドリ6、シロチドリ4、メダイチドリ2、ダイゼン45、ケリ1、トウネン2、ハマシギ1709、ツルシギ2、アカアシシギ3、アオアシシギ11、イソシギ6、オオソリハシシギ10、チュウシャクシギ91、タシギ4、セグロカモメ1、カモメ1、コアジサシ30 他56種 3,192羽

※Mr Jan Gearレンズキャリアシステム、ウッドカモも在庫が少なくなりましたが、
 黒色1か月かかってやっと入荷しました。

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

火曜日の満潮時間 5時27分 潮位235cm

火曜日の干潮時間11時46分 潮位 45cm

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