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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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仮面が剥がれた後の2人は今

2015年07月02日 | 音楽界よもやま話
左上写真は、広島のコンサートホールで「交響曲1番 HIROSHIMA」の演奏後に挨拶をする佐村河内 守氏 (13年12月28日)。 右上は謝罪会見で質問に答える佐村河内氏 (14年3月7日)。 左下は佐村河内氏のゴーストライターだったことを告白する新垣 隆氏 (14年3月6日)。 右下は15年6月記事から。
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1年半前 音楽界を揺るがせた “偽ベートーベン” 問題。 偽ベートーベンとはいっても、事件性はないと判断されたのか、訴訟や詐欺事件には至ってないようです。 ただ それまで支払われた作曲料、著作権料などがどういう扱いになって、支払い元と受け取った側との交渉ごとがどのような推移となっているかは、表面化してないので皆目分かりません。
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「日本の “ベートーベン”、代作者の存在認める―聴覚も正常か」(14年2月7日)
「”誠に申し訳ございません”― 作曲偽装の佐村河内さん謝罪会見」(14年3月7日)
 「スターになったゴーストライター新垣氏」(6月24日 以上すべて Alexander Martin / WSJ) __ ※追加1へ
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分かっていることは、偽ベートーベンは表舞台から消え、これまで表舞台には登場していなかったゴーストライター氏が表舞台に登場するようになったことです。 ある意味 当然の帰結なのでしょう。
 
もし偽ベートーベンに作曲の才能があり、それまで音楽界に何らかの貢献、寄与 実績があったなら、かばう人たちがあり、音楽界に復帰もできたのでしょうが、そうしたものがなかったとすれば、支持する人たちも現れない ということになります。
 
そう考えると、冒頭左上写真の聴衆の拍手を受ける偽ベートーベン氏の仕草は、演技っぽさがプンプンにおってくるような映像ですね。 また左手の杖や包帯も “演技小物” なのかと想像してしまいます。
 
私もゴーストライター問題が発覚する前、新聞で「交響曲1番 HIROSHIMA」CD 広告を見たのですが、あまりに傷害作曲者とベートーヴェンを重ねさせるような文面が商業じみていて (=その CD 会社の売らんかなというものが前面に出ていたのを見て)、それだけでは興味を持って買う気にならないものを感じたものです。
 
要するに 曲本来の魅力よりも、大作曲家ベートーヴェンの難聴と偽ベートーベン氏の難聴を重ねて、それ (障害者の美談もの) をうたい文句としていることに “違和感” を感じたからです。 図らずも その違和感は当たってしまいました。
 
大体 曲本来が魅力あるものならば、自然と音楽界で話題となり、様々な場面がマスコミで取り上げられるものです。 偽ベートーベンの場合はその “傷害だけに焦点が当たっていた” ようですね。 今後 偽ベートーベン氏に光が当たることはないでしょう。 注目されるのは、訴訟や詐欺事件となった場合だけです。
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そして 影武者だった本物の作曲家ですが、この人に関する記事には、悪くいう発言や記事内容は見あたりませんね。 偽ベートーベンとは逆に、作曲の才能があり、音楽界に何らかの貢献、寄与 実績があったのでしょう。
 
「ようやく認められて作品が評価され、舞台の袖からスポットライトが当たる場所に出てきたごく普通の人」 「新垣氏にはテレビの仕事や作曲などの依頼が『ほぼ毎日』ある」(新垣氏の兄の茂氏) 「顔が売れたため、これまでのように散歩に出掛けて作曲のヒントを探すことはできなくなったそうだが、おかげで今では彼のコンサートに多くの人が詰めかける」
 
__と記事にはあり、「自分が自分の名前で認められて評価されたという形になった。 それはありがたいと思っている」との新垣氏の心境はその通りだろう。
 
また 私が以前ブログで、「ゴーストコンポーザーである本来の作曲家も、どうしてもっと早く告白しなかったのか? これもよく分かりませんね。 意志薄弱な性格の人なんでしょうか?」と書きましたが、追加1記事内で、「彼は基本的にきた仕事を断らないし、ちゃんとした事務所があるわけでもなく、ギャラ交渉もできないので手伝おうと思った」(新垣氏の兄の茂氏) とあるので、新垣氏の性格も偽ベートーベンの創造に一役買っていたようですね。
 
こういう いわゆる “世慣れない 才能ある人” には、”世慣れたマネージャー” が必要なものです。 たまたま 佐村河内氏が世の中に傷害作曲家を売り込む才能があり、本人がマネージャー役でなく、傷害作曲家そのものを演じてしまったのが "間違いの元" だったのです。
 
新垣氏が本来の才能を発揮して活躍することを願いたいものです。
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偽ベートーベンを暴露した『週刊文春』は、去年末にもう1人の音楽家も発掘しました__「気鋭のイケメン指揮者・金聖響が “佐村河内 守” をネタに借金 2億円 トラブル」(14年12月10日) というものです。 クラシック系音楽家が週刊誌ネタになると、ほぼ致命的となるものです。
 
以上
 
 
※追加1_ 日本で昨年、「耳の聞こえない作曲家」として知られた佐村河内守氏が、実は曲を作っていなかったことが報じられると、代わりに作曲していたゴーストライターの新垣隆氏を犠牲者と見る向きもあった。 無名の音楽家だった新垣氏が提供したという20を超える作品を、佐村河内氏が自作の曲として発表し、カリスマ性豊かな「現代のベートーベン」としてもてはやされていたからだ。
 
しかし その後、奇妙なことが起きる。 スキャンダル発覚後、佐村河内氏への世間の関心は薄れる一方で、新垣氏は一躍有名になり、著名な音楽家としてのキャリアを歩み始めた。最近では 殺虫剤のテレビコマーシャルに登場してピアノ演奏を披露している。 粋なスカーフを首に掛けシャンパンのグラスを持って雑誌の見開きページに登場したこともある。
 
多くの日本人の目には、この眼鏡をかけた44歳の元音楽教師は、「ようやく認められて作品が評価され、舞台の袖からスポットライトが当たる場所に出てきたごく普通の人」と映る。 労働者やメーカーが話題の商品ではなく、その製品に組み込まれる部品を作ってグローバル経済を陰から支えることも多いこの国で、新垣氏の物語は人々の心を捉えた。
 
新垣氏はゴーストライターだったことを公表した当時、「今後はもう活動は難しいかなと思っていた」と語った。 しかし 今は「仕事に追われてしまって、以前のように友達とご飯を食べたり、お酒を飲んだりということはほとんどできなくなってしまった」そうだ。
 
新垣氏は最近、自叙伝を発売したばかり。 今年に入って2枚のアルバムも発売し、好評を呼んだ。 1枚はジャズミュージシャン、もう1枚はクラシックバイオリンの奏者との共作で、新垣氏はピアノ演奏を担当。 新垣氏が作曲した曲も収録され、ジャケット写真にも収まった。
 
昨年2月 新垣氏が記者会見で佐村河内氏の正体を明かしたとき、佐村河内氏は名声をほしいままにしていた。 佐村河内氏は自身について、被爆2世で全く耳が聞こえず、偏頭痛に悩まされているが自身の芸術に身をささげていると話していた。 黒いスーツと黒いサングラスを身に着け、黒髪を長く伸ばした佐村河内氏には人を引き付けるところがあり、原爆の犠牲者にささげる「交響曲第1番 Hiroshima」などの作品で評価されていた。
 
そんなとき 新垣氏が18年前に佐村河内氏と出会ってから、佐村河内氏の作品全てをゴーストライターとして作ってきたと暴露したのだ。 全ろうだという かつてのパートナーについて、実際には耳が聞こえる、しかし楽譜は読めないとも明かした。 新垣氏は作曲の対価として約 700万円 を受け取ったという。
 
それから一カ月後 佐村河内氏が記者会見を開き、世間をだましたことについて謝罪した。 しかし 聴覚障害があるのは事実で、曲については新垣氏に指示を出していたと語り、新垣氏の主張の一部に反論した。
 
その後 佐村河内氏は表舞台から姿を消した。弁護士を通じてウォール・ストリート・ジャ
ーナルに寄せた電子メールには、「ただひたすら謝罪と反省の、みそぎの1年」だったと書かれていた。 佐村河内氏はインタビューの要請は辞退する一方、新垣氏が自身の利益のために騒ぎを起こしたといって反感をあらわにした。
 
現在51歳の佐村河内氏は自身についてのドキュメンタリー映画が製作されていることを明らかにした。「テーマは冤罪、メディアの嘘と大罪、のようなイメージ」としたが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
 
新垣氏は新たな生活を楽しんでいる。
 
新垣氏の兄の茂氏によると、新垣氏にはテレビの仕事や作曲などの依頼が「ほぼ毎日」あるという。 茂氏はシステムエンジニアだったが、最近 仕事を辞めて、弟のスケジュール管理を行っている。「彼は基本的にきた仕事を断らないし、ちゃんとした事務所があるわけでもなく、ギャラ交渉もできないので手伝おうと思った」そうだ。
 
新垣氏は昨年、ゴーストライターだったことを公表したあと、教員として勤めていた音楽教育の名門、桐朋学院大学を退職した。 それから新垣氏がテレビやラジオに登場するまでに時間はかからなかった。 最初は「ノー」といえないゴーストライターとして取り上げられていたが、次第にとにかく有名な人、と扱われるようになった。
 
新垣氏の変ぼうぶりに眉をひそめる人もある。 作曲家で音楽評論家でもある野口剛夫氏は、新垣氏が佐村河内氏のゴーストライターをしていたことを反省しているといっていたことに触れ、「あんなふうにテレビに出て浮かれ騒いでいるようでは反省できないと思う」と語った。 野口氏は、「本当に反省しているなら行動に表すべき」と苦言を呈した。 野口氏は新垣氏がゴーストライター問題を告白する前の2013年、雑誌の記事で佐村河内氏についての疑念を指摘していた。
 
新垣氏を知る人の中には、自分の音楽に集中して、メディアの騒ぎから離れるべきだという意見もある。 新垣氏に事実の公表を勧め、佐村河内氏をめぐるスキャンダルについて本も書いているノンフィクション作家の神山典士氏は、「どこかで線を引く」必要があると話す。
 
新垣氏は、迫力あるクラシックの交響曲から実験的な現代音楽に至るまで幅広い作品を生み出す多彩な作曲家として知られる。 現在は集中できそうにない環境にはあるが、新垣氏は音楽を優先するつもりで、スキャンダル後も作曲を続けている。 顔が売れたため、これまでのように散歩に出掛けて作曲のヒントを探すことはできなくなったそうだが、おかげで今では彼のコンサートに多くの人が詰めかける。
 
新垣氏はこう語る。「変ないい方だが、佐村河内さんの仕事を引き継ぐことになってしまった。 自分が自分の名前で認められて評価されたという形になった。 それはありがたいと思っている」
 
以上

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