
写真は14日に撮影された福島第1原発の衛星写真。
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近所のスーパー、ホームセンターに行くと様相が一変しています。 道路が混んでいるなと思ったら、ガソリンスタンドへ入る車が列をなしています。
スーパーでは電池やトイレットペーパーが無くなっています。 食品棚でも欠品が目立ち、また照明を落としているので薄暗い感じです。
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「注水、時間との戦い 5、6号機にも懸念波及」(日経 3月16日) _ ※追加1へ
「計画停電、鉄道会社どう運行計画決める?」(読売新聞 3月15日) _ ※追加2へ
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高速道路が閉鎖されていることで、物流に影響が出て商品の入荷が思うようにいかないところに、消費者の買い溜めが起こって一部商品に品薄が発生していると思われます。 冷静な行動が必要です。
東京電力の発電能力は、水力 852万kW、火力 3,683.1万kW、原子力 1,730.8万kW、風力 500kW、地熱 3,500kW の計 10,265kW で、原子力が 17% を占め、福島第一原子力発電所が1~6号機が稼働中 (480kW)、第二原発1~4号機が稼働中 (440kW) です。 他に新潟にもあります__ウィキペディアによる。
現在 地震による影響で停止しているのは第一原発で、お陰で電力不足となり、鉄道が満足に運行されず、各地でも計画停電が実施されています。 安全設計は飛行機並みに厳重なものと推測しますが、想定を超える地震と津波による損傷があると思われ、今後の推移は予断を許しません。 早く解決されることを望むのみですね。
今は満足な冷却ができない状態にあると想像され、放射能漏れが危惧されています。 その状況は刻々と変化し、今現在 悪化の一途を辿っています。
東電の原発関係者は必死の努力をしているものと想像しますが、避難を強いられている周辺住民にとっても大変なことでしょう。 だから原発は危険だという短絡的な考えをするのではなく、必要なものだが 今は推移を見守るしかないと思います。
以上
※追加1_ 東日本巨大地震で被災した東京電力福島第1原子力発電所は時間との戦いの様相を呈してきた。 安全だと思われていた4号機の火災は予想外で、定期検査中の5、6号機にも懸念が波及しつつある。 爆発による大量の放射性物質の拡散という最悪の事態の回避へ向けた関係者の努力が続く。
● 燃料棒一時露出 ●
東芝は福島第1原発に技術者を派遣したことを15日、明らかにした。 東電の協力要請に応じた。 東芝は3号機の建設を担当し、詳細な技術情報を持つ。 同社は冷却水ポンプのモーターなど、復旧に必要な資機材も順次、現地に送っている。
深刻な事態がなお続いていると専門家がみているのが2号機だ。 14日から海水を原子炉に注入する作業を進めていたが、海水を送るポンプの燃料が切れ、原子炉内の燃料棒全体が一時露出。 15日午前6時10分には爆発音が発生し、原子炉格納容器の下部にある圧力抑制室の気圧が下がった。 圧力抑制室に穴が開いているとみられる。
2号機は海水を注入する作業が進み、水位はとりあえず安定する兆しがある。 だが、抑制室の損傷は無視できない。 最悪のシナリオは「圧力容器に水がたまらず、燃料棒が完全なむき出しになり空だき状態が続くことだ」と財団法人エネルギー総合工学研究所の内藤正則部長は解説する。
● 空だき回避急務 ●
燃料棒は放射性物質が反応を続けて熱が発生する。 冷却機能がなければ温度が上がって約 3000度近くなる。 いわゆる空だきの状態になり、燃料棒が溶け出して圧力容器の底に落ち、さらに圧力容器を溶かして突き抜け、格納容器に落ちる。
すると格納容器の底にたまった海水に触れて水蒸気爆発を引き起こす可能性がある。 燃料の中に含まれている放射性物質も水素と一緒に混ざり、爆発によって屋外に大量の放射性物質が拡散することになる。
こうした最悪のシナリオを回避する有力手段は「格納容器内に海水を大量に入れて圧力容器ごと水につけることだ」と内藤氏は言う。 たとえ、圧力容器の水位が上がらず燃料棒が溶けたとしても、格納容器ごと冷やせば爆発を抑えられる。
新たに危険が判明した4号機は鎮火を確認したものの使用済み燃料を貯蔵するプールの水温が一時上昇していたことが判明。 水の循環が止まり、プールの水位が下がっている可能性が高い。 燃料棒が露出した可能性もあるとみて、プールへの注水も検討されている。
使用済み核燃料棒は長期間プール内に保管されており、通常はそれほど温度は高くない。「普通に考えればよほど水位が下がらなければ、燃料棒から水素などが出る状態にはなりにくい」(近畿大学原子力研究所の伊藤哲夫所長) との指摘がある。 ただ、「仮にまだ熱を出し続けている使用済み核燃料がむき出しになっていたら、水素が発生しているかもしれない」との見方もある。
● ヘリ使い注水も ●
結局、原子炉を「冷やす」手段を総動員しないと、最悪の場合、爆発などの深刻な事態を引き起こしかねない。 こうした観点から、最後の切り札として考えられているのが、原子炉の上空からヘリコプターなどで大量の水を浴びせる方法だ。
福島第1原発4号機のように格納容器の外側にある使用済み核燃料を収容するプールに大量の水を供給できれば、温度が上昇する燃料棒を冷却できると東電はみている。
……………………………………………………
※追加2_ 東京電力は数時間単位で地域ごとに電力供給を止める計画停電に踏み切った。
東電が確保できる電力は 3100万キロ・ワット前後だが、平日の電力需要は 4100万キロ・ワットで、鉄道各社は一部区間での運休や運行本数の削減で対応している。
Q 計画停電を実施すると、鉄道の運行にはどういう影響が出るのか。
A 鉄道会社によって差がある。主に都心部で運行しているのか、郊外まで運行しているかで影響の度合いも違う。 鉄道各社は、東電から供給された電力を自社の変電所に集めて電車を動かしている。このため、停電するエリアに変電所があると運行は難しい。
Q 都内を走る東京メトロでも本数が減っている。
A 電力に問題はないが、乗務員の出勤に支障が出るなど、人員が確保できず、15日の運行本数は通常の5~9割程度になった。
Q JR東日本は自家発電所を持っている。
A 自前で火力と水力の発電所を持っているが、消費電力がピークとなる朝夕のラッシュ時には電力が足りないので、東電から供給された電力を使う。 このため、乗客数が多い都心部の路線を優先して電力を回し、郊外では運休する区間が出ている。 一部の踏切の作動には東電からの電力を使っている。 停電になると閉め切ったままになるため、運休せざるをえない場合もある。
Q 新幹線はどうか。
A 東海道新幹線は平常通り運行されている。 東電から電力の供給を受けているが、計画停電の対象とは異なる電圧の電力を使っているので影響を受けない。 静岡県の富士川以西では中部電力、関西電力から電力供給を受けている。
Q 運行計画はどう決めているのか。
A 当初は、東電から計画停電の内容が発表されたのを受け、鉄道各社は大あわてで翌日の運行計画を決めていた。 停電エリアを考慮し、運休区間や時間帯を判断し、運行本数も減らした。運行区間を決める際には、折り返し運転ができるかどうかも判断材料とした。
Q 運行区間を延長する動きもある。
A 特に初日の14日は大勢の利用者が不便を被り、大きな混乱が発生した。 このため、鉄道会社が東電に要請し、必要な電力の供給を受けられる方向になっている。 京王電鉄は、駅の照明の一部消灯や車内での空調の使用中止など節電を条件に、運行に必要な電力の供給を優先的に受ける。 16日以降は京王線・井の頭線全線で平常ダイヤで終日運転する予定だ。
Q 運休や本数削減はいつまで続くのか。
A 計画停電初日の停電が1時間半にとどまったのは、鉄道会社や企業が節電に協力したことも大きい。
鉄道の運行本数や距離を延ばせば電力の需給は厳しくなる。 鉄道各社が大幅な運休に踏み切った14日は、計画停電の地域、時間は限られたものにとどまった。 しかし、鉄道の運行状況が改善した15日は、本格的な計画停電を迫られた。 電力供給が限られている中で、当面は困難なバランスの維持が必要になりそうだ。
以上
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近所のスーパー、ホームセンターに行くと様相が一変しています。 道路が混んでいるなと思ったら、ガソリンスタンドへ入る車が列をなしています。
スーパーでは電池やトイレットペーパーが無くなっています。 食品棚でも欠品が目立ち、また照明を落としているので薄暗い感じです。
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「注水、時間との戦い 5、6号機にも懸念波及」(日経 3月16日) _ ※追加1へ
「計画停電、鉄道会社どう運行計画決める?」(読売新聞 3月15日) _ ※追加2へ
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高速道路が閉鎖されていることで、物流に影響が出て商品の入荷が思うようにいかないところに、消費者の買い溜めが起こって一部商品に品薄が発生していると思われます。 冷静な行動が必要です。
東京電力の発電能力は、水力 852万kW、火力 3,683.1万kW、原子力 1,730.8万kW、風力 500kW、地熱 3,500kW の計 10,265kW で、原子力が 17% を占め、福島第一原子力発電所が1~6号機が稼働中 (480kW)、第二原発1~4号機が稼働中 (440kW) です。 他に新潟にもあります__ウィキペディアによる。
現在 地震による影響で停止しているのは第一原発で、お陰で電力不足となり、鉄道が満足に運行されず、各地でも計画停電が実施されています。 安全設計は飛行機並みに厳重なものと推測しますが、想定を超える地震と津波による損傷があると思われ、今後の推移は予断を許しません。 早く解決されることを望むのみですね。
今は満足な冷却ができない状態にあると想像され、放射能漏れが危惧されています。 その状況は刻々と変化し、今現在 悪化の一途を辿っています。
東電の原発関係者は必死の努力をしているものと想像しますが、避難を強いられている周辺住民にとっても大変なことでしょう。 だから原発は危険だという短絡的な考えをするのではなく、必要なものだが 今は推移を見守るしかないと思います。
以上
※追加1_ 東日本巨大地震で被災した東京電力福島第1原子力発電所は時間との戦いの様相を呈してきた。 安全だと思われていた4号機の火災は予想外で、定期検査中の5、6号機にも懸念が波及しつつある。 爆発による大量の放射性物質の拡散という最悪の事態の回避へ向けた関係者の努力が続く。
● 燃料棒一時露出 ●
東芝は福島第1原発に技術者を派遣したことを15日、明らかにした。 東電の協力要請に応じた。 東芝は3号機の建設を担当し、詳細な技術情報を持つ。 同社は冷却水ポンプのモーターなど、復旧に必要な資機材も順次、現地に送っている。
深刻な事態がなお続いていると専門家がみているのが2号機だ。 14日から海水を原子炉に注入する作業を進めていたが、海水を送るポンプの燃料が切れ、原子炉内の燃料棒全体が一時露出。 15日午前6時10分には爆発音が発生し、原子炉格納容器の下部にある圧力抑制室の気圧が下がった。 圧力抑制室に穴が開いているとみられる。
2号機は海水を注入する作業が進み、水位はとりあえず安定する兆しがある。 だが、抑制室の損傷は無視できない。 最悪のシナリオは「圧力容器に水がたまらず、燃料棒が完全なむき出しになり空だき状態が続くことだ」と財団法人エネルギー総合工学研究所の内藤正則部長は解説する。
● 空だき回避急務 ●
燃料棒は放射性物質が反応を続けて熱が発生する。 冷却機能がなければ温度が上がって約 3000度近くなる。 いわゆる空だきの状態になり、燃料棒が溶け出して圧力容器の底に落ち、さらに圧力容器を溶かして突き抜け、格納容器に落ちる。
すると格納容器の底にたまった海水に触れて水蒸気爆発を引き起こす可能性がある。 燃料の中に含まれている放射性物質も水素と一緒に混ざり、爆発によって屋外に大量の放射性物質が拡散することになる。
こうした最悪のシナリオを回避する有力手段は「格納容器内に海水を大量に入れて圧力容器ごと水につけることだ」と内藤氏は言う。 たとえ、圧力容器の水位が上がらず燃料棒が溶けたとしても、格納容器ごと冷やせば爆発を抑えられる。
新たに危険が判明した4号機は鎮火を確認したものの使用済み燃料を貯蔵するプールの水温が一時上昇していたことが判明。 水の循環が止まり、プールの水位が下がっている可能性が高い。 燃料棒が露出した可能性もあるとみて、プールへの注水も検討されている。
使用済み核燃料棒は長期間プール内に保管されており、通常はそれほど温度は高くない。「普通に考えればよほど水位が下がらなければ、燃料棒から水素などが出る状態にはなりにくい」(近畿大学原子力研究所の伊藤哲夫所長) との指摘がある。 ただ、「仮にまだ熱を出し続けている使用済み核燃料がむき出しになっていたら、水素が発生しているかもしれない」との見方もある。
● ヘリ使い注水も ●
結局、原子炉を「冷やす」手段を総動員しないと、最悪の場合、爆発などの深刻な事態を引き起こしかねない。 こうした観点から、最後の切り札として考えられているのが、原子炉の上空からヘリコプターなどで大量の水を浴びせる方法だ。
福島第1原発4号機のように格納容器の外側にある使用済み核燃料を収容するプールに大量の水を供給できれば、温度が上昇する燃料棒を冷却できると東電はみている。
……………………………………………………
※追加2_ 東京電力は数時間単位で地域ごとに電力供給を止める計画停電に踏み切った。
東電が確保できる電力は 3100万キロ・ワット前後だが、平日の電力需要は 4100万キロ・ワットで、鉄道各社は一部区間での運休や運行本数の削減で対応している。
Q 計画停電を実施すると、鉄道の運行にはどういう影響が出るのか。
A 鉄道会社によって差がある。主に都心部で運行しているのか、郊外まで運行しているかで影響の度合いも違う。 鉄道各社は、東電から供給された電力を自社の変電所に集めて電車を動かしている。このため、停電するエリアに変電所があると運行は難しい。
Q 都内を走る東京メトロでも本数が減っている。
A 電力に問題はないが、乗務員の出勤に支障が出るなど、人員が確保できず、15日の運行本数は通常の5~9割程度になった。
Q JR東日本は自家発電所を持っている。
A 自前で火力と水力の発電所を持っているが、消費電力がピークとなる朝夕のラッシュ時には電力が足りないので、東電から供給された電力を使う。 このため、乗客数が多い都心部の路線を優先して電力を回し、郊外では運休する区間が出ている。 一部の踏切の作動には東電からの電力を使っている。 停電になると閉め切ったままになるため、運休せざるをえない場合もある。
Q 新幹線はどうか。
A 東海道新幹線は平常通り運行されている。 東電から電力の供給を受けているが、計画停電の対象とは異なる電圧の電力を使っているので影響を受けない。 静岡県の富士川以西では中部電力、関西電力から電力供給を受けている。
Q 運行計画はどう決めているのか。
A 当初は、東電から計画停電の内容が発表されたのを受け、鉄道各社は大あわてで翌日の運行計画を決めていた。 停電エリアを考慮し、運休区間や時間帯を判断し、運行本数も減らした。運行区間を決める際には、折り返し運転ができるかどうかも判断材料とした。
Q 運行区間を延長する動きもある。
A 特に初日の14日は大勢の利用者が不便を被り、大きな混乱が発生した。 このため、鉄道会社が東電に要請し、必要な電力の供給を受けられる方向になっている。 京王電鉄は、駅の照明の一部消灯や車内での空調の使用中止など節電を条件に、運行に必要な電力の供給を優先的に受ける。 16日以降は京王線・井の頭線全線で平常ダイヤで終日運転する予定だ。
Q 運休や本数削減はいつまで続くのか。
A 計画停電初日の停電が1時間半にとどまったのは、鉄道会社や企業が節電に協力したことも大きい。
鉄道の運行本数や距離を延ばせば電力の需給は厳しくなる。 鉄道各社が大幅な運休に踏み切った14日は、計画停電の地域、時間は限られたものにとどまった。 しかし、鉄道の運行状況が改善した15日は、本格的な計画停電を迫られた。 電力供給が限られている中で、当面は困難なバランスの維持が必要になりそうだ。
以上
昨晩は既にNTTのサービス時間は終了しており、今朝9時にNTTとの電話が繋がったが、地震後の電話故障が頻発しているため、我が家の対応は2日後だということになった。全く腹立たしい限りだ。
一方、毎日、殆どテレビにくぎ付けになっているが、東電の隠ぺい体質に怒り心頭だ。
一応、技術系バックグラウンドの自分としてみれば、発電所のデータは定期的に取られてはずなのに、発表するコメントは、一部の情報の公開のみで、人体に影響はないとか放射線量は低下傾向というだけで、余計に疑いを持たずにはいられない。
戦時中の大本営発表がこんなものだったのかと、改めて日本人の気質について考えさせられる。