シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

バーンスタイン VPO のブラ・ベー全集が手軽に …

2022年10月10日 | 渋い作曲家といえば
左上から Brahms: Symphony nº 1 - Bernstein, VPO (52分12秒 https://www.youtube.com/watch?v=FLsN-FHyJC8)、Symphony nº 2 (48分37秒 https://www.youtube.com/watch?v=6bJf7VTbqUU)、左下から Symphony nº 3 (42分17秒 https://www.youtube.com/watch?v=BGOolbnsL1M)、Symphony nº 4 (44分12秒 https://www.youtube.com/watch?v=o0yEEKo2HcA)。 全て同日 (2022/04/30) に YouTube 投稿。 曲番の記号の振り方から投稿者はフランス人?
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いずれ CD 盤を購入しようと思っていたバーンスタイン指揮 VPO によるブラームス交響曲ライヴ録音が、半年前に全4曲が YouTube に投稿されていたのを見つけました。

MP3 による圧縮版ですから CD 音源と同質ではありませんが、普通に気楽に楽しんで聴くには十分だと思います。 全て 80年代前半のデジタル・ライヴ録音です。 バーンスタインとしては NYP 時代以来の2度目の全集でしょう。 かなり遅めの演奏です。

さらに ベートーヴェン全集もあるのではないかと検索すると … ありました。 70年代後半のライヴ録音で、同時期のカラヤン BPO スタジオ録音に比べると鮮明さに少し欠ける印象ですが、気にするほどではありません。


上は YouTube 投稿されているベートーヴェン全集の一部画像。 ブラームスの投稿者と同じと思われます。 下は8枚 LP 箱もの。
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私はこの 発売されたばかりの全集 LP をザルツブルクへ旅行した折 有名なゲトライデガッセ通りのレコード店で見つけ、購入して持ち帰りました。 税関で「この包みは何ですか?」と訊かれ、「レコードです」と短く答えたら、それだけで納得したのか開封せずに済んで通りました。 8枚 LP 箱ですから結構と大きいものでした。 1980年頃で 日本円で1万数千円した記憶があります。

帰国して聴いたら5番出だしは迫力がなく拍子抜けします。 カラヤンみたく 最初から “もっと気合いを込めてくれ” といいたくなりました。 9番映像では指揮台上でピョンピョン飛び跳ねる例の “バーンスタイン像” が見られ、感動的な演奏が聴けます。 同時に録画収録していたのですね。 会場は9番がオペラハウス、他は楽友協会ホールです。
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ネット時代の今は 長尺の全集ものが無料で試聴・ DL できますから (ただし圧縮版)、エンド・ユーザーにはいい時代になったというか、レコード・CD 会社にとっては儲からない時代になったというか、技術の進歩は恐ろしいですね。 ただし 希望する演奏が必ず投稿されているかどうかは、(投稿者まかせですから) 不明で 必ずあるとは限りません。

この音楽缶詰の低価格化が CD 会社に販売数量の激減=売上減少となり、業績低迷となったのは否定できないですね。 でも ネット時代の今は、好む・好まざるに関わらず そうした状況に合わせていかなくては CD 会社も生き残れないでしょう。

それが CD 会社の縮小・合併などに繋がり、ライヴ録音の増加となっているのでしょう。 新曲演奏の録音がほぼないクラシックの世界で 過去の名曲・名演奏・名録音が溢れるなか、いまどき カネの掛かるクラシックのスタジオ録音などは例外です。

DECCA のドホナーニ指揮クリーヴランド管による (ライヴ録音でない)『指輪』4作の録音が2作で止まったのは、その証拠です。 過去録の超有名なショルティ VPO 盤よりも新録のドホナーニ盤が売れなかったのでしょう。

今日はここまでです。

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