にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

変化を

2006-12-30 23:57:20 | Weblog
ジルベスターの練習が終わってから真っ直ぐに中華街へ。
先月頼んでおいた来年の「開運手帳」をもらうために中華街にある「盛華」まで行ったのです。
ちょっとお金は掛かりましたが自分が来年どうすべきか、また吉方位などを記した手帳を作ってもらいました。
その人だけの個人向けのオーダーメイド、だから時間もかかりましたが読んでみて納得です。
過去生、つまり前世がどうであったかという記述も。
信じる人信じない人それぞれでしょうが意外な、とっても意外な過去だったので驚いてます。
詳しくは書きません、でも本当に思ってもみない事が。

来年は変化をしないといけない年のようです。
今までの人生のサイクルが一区切りして次のステップに進むのだとか。
まだまだ見えてはいませんが何処へ進むべきなのか探していこうと思います。
楽しみのようでもありまた怖いようでもあり。
でも本当に来年は年齢から言っても区切りの年ですから、やはり何か見つけないといけません。
どんな一年になるのだろうか。


ジルベスターコンサートの呼び物はカウントダウン、今年はエルガーの「威風堂々」でドカンと新年の扉を開きます。
例年に比べると曲が短いですね。
第九やボレロ、幻想交響曲やラプソディ・イン・ブルーなど長い曲だとドキドキする時間が長くて心臓に悪いのです。
今年はすっきりアッサリと決めてしまいたいところ、果たして結果はどうなるのかご期待ください。


次の更新は年が明けてからとなります。
今年一年このブログを見ていただいてどうありがとうございました。
来年もこんな感じで書き込んでいくつもりです。
よろしくおつき合いください。

それでは皆様、「よいお年を|」

いよいよ

2006-12-30 00:54:36 | Weblog
2006年も残り2日となりました。
とは言っても仕事はしっかりあります、毎年恒例のジルベスター・コンサートの練習と本番ですね。
明日は練習を、そして大晦日がゲネプロと本番。
終了は来年という事になりますね。

昨日は来年早々の仕事の練習、何だか来年の仕事を先に始めて年の締めくくりをこれから。
順番が狂ってはいますがこれも毎年の順番なんです。

今年一年を振り返ってみると、何だかやたらと忙しい一年という感じです。
旅行は少なかったので東京近辺でひたすらお仕事していましたが夏から今までの異常とも思える忙しさは一体なんなの?という凄さ。
休みが貯まってます、えって言うくらいいっぱい。
でも来年1月には全部貯まった休みを吐き出してしまうのですが。
という訳で1月は暇、ちょっとペースダウンです。



季節、気まぐれな

2006-12-28 01:19:36 | Weblog
昼間の異常な暖かさ、いったいどうしてしまったのでしょうね。
夕べは雨も風も雷も一晩中大騒ぎ、なかなか寝付けず困り果てました。
おかげで今日は眠いの眠く無いのって、時々意識不明に陥りそうに。

そんな中、プジョー君を無事に引き取って帰ってきました。
ガラスを割られた左側後部と自分でガリっとやった左側側面がものすごくピカピカになっていて感激。
ところが手を付けていない右側は前のままなので傷が残っていたり汚れていたり。
左右で新車と中古車の二つの顔です、まあ左右一度に見れないから良しとしますか。

車内の部品も新しいものに取り替えられて、接着剤や新しい部品のにおいが。
ちょっとだけ新車に乗っている気持ちが味わえます。
ただし今日になって出た不具合が一つ、困ったな。


大賀ホールでの本番が終わり振り返れば暖かい光が池にも映ってとても美しい光景でした。
今日はそんな夜のホールの姿です。
そういえばこの日も暖かくて厚着をしていった私は大汗をかきました。
本当に今年は暖冬なんですね。

帰ってくる

2006-12-27 01:32:02 | Weblog
この前車上荒らしに遭って入院中のうちのプジョー君。
今日になってディーラーから連絡があり明日引き取りに行くことになりました。
窓ガラスを割られて中を荒らされたのですが細かい傷がいっぱいつけられていたそうです。
修理代は思いのほか高額になってびっくりですが幸いにも車両保険で費用は賄えるそうで一安心です。
いざという時の為に車両保険に入っておいて良かったと実感しました。
実はもう一カ所修理をお願いした場所があるんです。
自分でガリっとやってしまって、随分と長い間そのままにしておいて。
ディーラーの担当の方が心配してくださって今回格安の費用で修理をしてもらう事が出来たのです。
保険とは別で修理をしましたが色々と先の事も考えてそうしました。
まあ色々とありまして。

全てがきちんと直った姿を早く見たいものです。
仕事の帰りにディーラーまで行って受け取る予定、帰りはピカピカの愛車で帰宅です。

昼間のサンタのそりです。
後ろがサンタの家、トナカイ達も整列していつでも出発できる用意が整ってます。

最終回

2006-12-26 00:15:57 | Weblog
ドラマ「のだめ カンタービレ」の最終回でした。
最後のサントリーホールでのベートーベンの7番、演奏している音はともかくみんな良く弾いて(フリかな?)いましたねえ。
演奏し終わった後の表情が何とも言えないよい表情なのが印象的でした。
若い奏者と若い俳優さん達が一つになってオーケストラをやっている姿が実に爽やか、自分もあんな頃があったのを改めて思い出しました。

「のだめ」のおかげかオーケストラやクラシック音楽に関心を持つ人が増えているようです、CDショップに行っても「のだめ」関連のCDがいっぱい出ていますね。
「ミルヒ」のCDが有りましたがあんな指揮者が居たら面白そうだけど大変かも。
でもあの格好をした竹中直人さんに指揮してもらいたいもの。
きっと愉快な演奏会になることでしょう。
このドラマやコミックに触発されてクラシックの演奏会に足を運んでくださる人が増えてくれると嬉しいですねえ。


今日はクリスマス、昨日はサンタがそりに乗っているところでしたが今日はサンタの家の写真です。
窓から中が覗けるようになってました、中にはプレゼントの箱やツリーなどが在ってかわいい部屋なんです。
きっと昼間はあのソファーに座っているんでしょうね。

締めくくり

2006-12-25 00:54:53 | オーケストラ
今日はオーチャードホールで第九、昨日は文化会館で第九、おとといはTOCで第九。
水曜日には新宿文化でヴェルディ、先週の日曜日はサントリーで第九、その前日は軽井沢でベートーベン。
今年の締めくくりの連戦は非常に中身が濃くバラエティに富み、そして体力気力の限界に挑戦。
今年はあとジルベスターを残すのみとなりました。
来年早々の仕事の練習もありますが今日で今年の仕事は終了です。

第九はプレトニョフさんと十束さんの二人の指揮、それぞれ全く違う曲とも思える程に対照的な演奏。
十束さんの第九は全身で苦悩を受け止めるような演奏でした。
重く巨大で、そしてなにより重量感のたっぷりなパワーに溢れたベートーベン。
プレトニョフさんは悩まず軽やかに突き進むベートーベン。
スケール感はたっぷり、そして曲のあちこちを思い切りデフォルメして聞かせる手腕。
4楽章の冒頭、「まるでシェーンベルクみたいだろう」と言いながら不協和音を思い切り長く引っ張るのです。
「こんな和音をあの時代に書いたんだよ、凄いなあ」なんて言いながら。
ちょっと他では聞けない第九でした。
来年は誰が振るんだろう??

今日はクリスマス・イヴでした。
渋谷も横浜ももの凄い人の波に埋もれていました。
ケーキ売り場とゲーム機売り場の列は凄かった!
写真は先週の軽井沢に居たサンタさん。
矢ケ崎公園の一角にサンタの家とそりが作ってあって夜になると家から出たサンタがそりに乗るのです。
そりの前には何頭ものトナカイが木で作られて並んでいます。
中々ロマンティックでした。

ヒーロー

2006-12-23 01:32:00 | Weblog
誰にでも子供の頃にはヒーローが居たはず。
男の子の場合はスポーツ選手が多いのかな?

今日の第九の演奏会には昔の男の子のヒーローと今の子供たちのヒーローがお客様として来ていたのです。
昔の男の子のヒーローは「長嶋茂雄」さん、そして今のヒーローは「松井秀喜」選手。
この両スーパースターが東フィルの第九を並んで聞いていたのです。
みんな本番前からワクワクで落ち着かず気もそぞろ。
本番開始30分前にまず長島さんが到着されました。
楽屋の前の通路を通ってVIPルームまで移動されたのです。
「来た来た!」という声を聞いて私が楽屋のドアを開けると目の前にあの長嶋茂雄さんが立っていたのです!
何度か生長島は見ていますが今日が一番の至近距離、1メートルも無い近さ!
血色も良く明るい笑顔で歩いていたのです。
杖も使わず一人で、さすがにスタスタとはいきませんが。
でもきちんと歩いていらっしゃったのでちょっと安心しました。
後遺症からのリハビリは大変でしょうが頑張って完全に復活をして欲しいものです。


さて今日の写真は先日撮ってきた軽井沢の写真からです。
まずは快晴の空に浮かぶ雪をかぶった浅間山。
矢ケ崎公園の池に掛かる橋の上から見た雄大で美しい姿です。
この日の午前中は見事な快晴、風もなく空気も澄み渡って絶好の撮影日和。
何枚かこれから載せて行こうと思っていますのでお付き合いください。

お守り

2006-12-22 01:10:46 | Weblog
沖縄動物シリーズもここで一旦終了です。
今日の写真はやはり「ビオスの丘」で撮ったもの、水牛君とウシ君。
向こう側にいる大きな水牛は園内をまわる牛車を引いていたがっしりした立派な水牛君です。

水牛といえば「西表島」から「由布島」に渡る水牛車を思い出します。
潮の引いた浅い海をゆっくりと水牛が車を引いて、牛使いのおにいちゃんが三線を弾きながら沖縄の民謡を歌ってくれるのです。
のんびりとした何とも言えないゆったりとした時間を楽しみました。
そんな時間のテンポには水牛の歩く速度がちょうど良いみたいです。

今回は時間が合わなくて水牛の引く車には乗れませんでしたが、牛舎で休憩中の水牛君の写真は撮ることができました。

そして手前に写っているのは私の守り干支の「ウシ」君。
「瑪瑙」(めのう)という石で出来た牛の置物なのです。
角の感じが水牛に似ていたので水牛君をバックに写真を撮ってみました。
何枚か撮っているうちに水牛君も「何やってんだ?」という表情でこちらを見たのですがそれがこの一枚。
何だかとっても和みました。

今日は仕事のことで色々とありまして気分的には最低な一日でした。
それに輪をかけてのハードスケジュール、段々とボディブローのようにじわっと体にダメージが。
お守りの「ウシ」君の色も疲れ気味、不思議なもので私の気分や体調で色が違って見えるのです。
あと一踏ん張り頑張って正月まで行かなくちゃ。
でもちょっとメゲているのも事実、厳しいですね。

レクイエム

2006-12-21 02:03:57 | オーケストラ
「死者の為のミサ曲」とも言います。
今日はヴェルディの傑作「レクイエム」を新宿文化センターでアマチュア合唱団とともに。

このレクイエム、ヴェルディの力の入れようも半端なものではありません。
ソロと合唱とオケとがその力の全てを出し切らないと本当に良い演奏になりません。
見事な作曲なのですがそのスケールの大きさと繊細さ、そして非常に高度な演奏技術を要求されるとても難しい曲なんです。

今日の主役である合唱団、やはり本番が一番凄かった。
おととい、昨日と調子が上がってきてそして今日のゲネプロから本番。
ここぞという時に出る力って本当に凄いものです。
こちらも力一杯お手伝いさせて頂きました。

今日会場に着き控え室に入るとちょうどテレビのニュースで「青島幸男」氏と「岸田今日子」さんの訃報が報じられているところでした。
本番が始まってしばらくしてから頭の中に二人の顔が浮かんで来たのです。
今日はこの二人の為に演奏しようとその時思いました、そう考えた途端自然に曲の中に入って行く事が出来たのです。
長い曲ではありますが時間の経つのが早く感じられてあっという間に終わってしまった感じでした。
不思議な感慨が浮かんできた本番、良い演奏会でした。


本文とは関係無しに続ける沖縄の動物写真シリーズ!
今回はこの犬君です。
読谷村(よみたんそん)に「やちむんの郷」という焼き物の窯元がたくさん集まった集落があります。
この犬君はその中にある「琉球泡ガラス」の工房にいた犬君。
この工房には他にも沢山の犬たちがいました、その中の一匹。
作品を展示販売しているギャラリーの入り口に陣取って中に入る人をジロっとひとにらみ。
この子をまたいで中に入りましたが微動だにしない貫禄。
歓迎されたのか違うのか、どっちだったんだろう?

ちょっと

2006-12-20 01:24:14 | オーケストラ
昨日からはヴェルディのレクイエムの練習をみっちりとやっております。
昨日も今日も2時から8時半までビシっと中身の濃い練習でいささかバテてきました。
千葉定期に軽井沢に第九と続けざまの本番に続いてのレクイエム、明日が本番で次がまた第九。
そしてもう一つ別の第九の練習と本番も控えています。
このまま正月3日まで突っ走るつもりでありますがいささか自信が無くなってきましたです。
果たして無事に年を越せるのだろうか?

今回のヴェルディはアマチュア合唱団主催のコンサートをお手伝い、皆さん頑張っていらっしゃいますね。
でも指揮者を雇いソリストを雇いオケを雇いホールも借りてと、費用だけでも馬鹿にならない額なのでしょうね。
ちょっと想像の範疇を超えています。
明日はいよいよ本番ですから日頃の練習の成果を思いっきりぶつけて出し切って欲しいものです。



さて相変わらずの沖縄シリーズ、今日は美ら海水族館から。
「ふじ」がいるラグーンには何頭ものイルカが居るのですがその中の2頭の写真です。
大きい方が前にも書いたいたずら好きのイルカ君、そして小さいイルカといつも一緒に泳いでいたのです。
それぞれ「オキゴンドウ」と「バンドウイルカ」
種類が違うのですがカップルなんでしょうか?

人生にはこんな日もある

2006-12-19 00:36:49 | Weblog
昨日の朝、駐車場に行くと車の窓ガラスが粉々に割れている。
トランクルームも開けられて中を物色された跡も、車上荒らしの仕業。
以前にも車上荒らしに遭いましたがこんなに酷く壊されたのは初めて。
前2回はこんなにも荒っぽい手口ではなかったのですが、今回は酷いものでした。

昼間はサントリーで第九の本番でしたので終わり次第帰宅して、それから車を修理に出しました。
保険で直せるとの事で一安心ではありましたが横浜から千歳船橋のディーラーまで窓をビニールで塞いだ車で走るのはちょっと。
そしてそこからまた横浜まで電車で帰るのも正直シンドイかなと。
何とまあツイていない日なのだろうと思っていましたが人生とは思わぬことが起こります。

帰り道、お腹も空いたので新宿のいつもの「麺通団」へ行ってみればここで思いがけない人物に会いました。
以前東フィルにスタッフのお手伝いとして来ていたアイザワ君にばったりと会ったのです。
彼の本職は役者さん、パントマイムもやる個性溢れる人物でまたの名を「シングルモルトの伝道師」と言います。
昨日はタレント養成所の講師をしてきた帰りだったそうです。
久しぶりに会って積もる話をして来ました。
楽しくウドンを食べて何だかとっても嬉しくなりましたねえ。

横浜駅まで来てみれば前を傾きながらバイオリンを背負って歩く人物が居る。
東フィルのバイオリンの同僚の女性が同じ電車に乗っていて、疲れ果てて傾きつつの歩行姿。
一駅だけ一緒に電車に乗って二人で笑ってしまいました。

桜木町ではバスに乗り損ねたカミさんと合流、何でもバス停に立っていたのにバスが素通りしてしまったのだそうで。
またそこで思いがけなく合流して帰宅です。

車を修理に出した帰り道、色々な所で色々な人と出会いました。
こんな一日もあるのです。
悪い日だったのか面白い日だったのか、不思議な一日。


今日の写真はまた沖縄に戻って恩納村の「ルネッサンス・リゾート」のロビーに居たオウムたちです。
カラフルで大きくて、可愛かったのです。
でもほとんど止まり木の上で眠っていましたけど。

今日という日

2006-12-17 01:26:46 | オーケストラ
素晴らしく晴れ渡った軽井沢、矢ケ崎公園の池も鏡のように水面がなめらか。
大賀ホールも遠く浅間山もその水面に奇麗に映っていて、これ以上無いくらいの今日のお天気。

今日はここ大賀ホールで大賀典雄東京フィル会長の軽井沢町名誉町民授与記念特別演奏会が催されました。
大賀ホールの建設と寄贈、そしてその後の軽井沢町の音楽文化発展に対する貢献と。
二つが相まって今日の名誉町民の授与となったのです。
式典とコンサートと会長も大活躍でした、昭和5年生まれだそうですがまだまだお元気。
5年前に中国は北京で倒れられた時はどうなるかと思われましたがそこから見事に復活されて益々活躍をされていらっしゃいます。
今日はそんな目出たい場で演奏をさせていただきました。

また今日は東フィルの2nd Violinで永らく活躍されてきた「小山智子」さんが定年を迎えられて最後のステージとなりました。
トップやフォアシュピーラーとして2nd Violinを引っ張ってこられて、またフランス語が堪能な素敵なお姉様として。
とてもとても定年を迎えられるようなお年に見えない若々しさ、後輩たちのあこがれのお姉様でした。
これで最後とは思いたくないですねえ、止めてしまわれるなんて何て勿体ないんでしょう。

本番終了後にみんなと握手しているうちに涙を流されていました。
終演後に控え室で簡単ではありますがセレモニーをやって記念品などを贈呈しました。
また小山さん自身が昔の写真をたくさん持ってきてくださって20年前や30年前のメンバーの若かりし姿を見て大いに楽しませていただきました。
でも明日から寂しくなりますね。

明日はいよいよプレトニョフさんの第九をサントリーで。
果たしてどんな反応が返ってくるのか怖いような楽しみなような。

くせ球と直球と

2006-12-16 00:34:49 | オーケストラ
第九は本当に面白い解釈なのです。
賛否は色々だとは思います、でもありきたりの第九に飽きた人にはちょうど良い加減かもしれないですね。
思いっきりの変化球です、でも色々考えさせられる演奏でもあります。
さすがはプレトニョフさん、変化球も直球も自由自在な大投手といったおもむき。
幻惑され空振りにならないよう我々もしっかりしないと。

もう1曲「タネーエフ」作曲の「ダマスカスのヨハネ」という合唱とオケの為の曲もやります。
こちらは直球勝負、宗教的な色彩と合唱・オケが織りなす音のタペストリーをしっかりとそのまま音にしていきます。
題材は旧約聖書、サロメに出てくるあのヨハネ(ヨカナーン)の事を歌っているそうです。
詩はトルストイ作、ですが皆さんよくご存知のあのトルストイでは無くてちょっと年上の別人のトルストイ作だそうで。

ロシア語の独特の語感とこれまたロシア独特の合唱の味とが相まって感動的な響きに満ちた素晴らしい曲です。
最後はアカペラになるのですが練習で歌い終わった時にオケから思わず拍手が沸き起こりました。
本番が楽しみになってきました。

さて今日の写真は何でしょう?
たまにはこんな写真も良いのではないかと、勝手に思っていますが。
もともとは船の中から池に降りてきた鳥を撮ったのですが船が揺れたりでブレたりしていたのです。
ただ色合いが奇麗だったので削除せずにそのまま残しておきました。
それを更に加工してあります。

しかし鳥の名前を忘れてしまった!
ヤンバルクイナの親戚という事だけは記憶しているのですけど。

季節到来

2006-12-15 00:12:06 | オーケストラ
12月です、第九の季節がやってきました。
いよいよという感じですが東フィルは恐らく他のオケよりは第九の演奏会数が少ないはず。
今年は全部で4回です、やはり少ないですよね。

今年の東フィル第九の指揮はミハイル・プレトニョフさん。
ピアニストとして有名ですが東フィルの指揮台にはもう何回も立たれているお馴染みさん。
でもベートーベンに関しては強いこだわりがあるようで前回の「運命」も超個性的な演奏でした。
今年の第九も本領発揮です、滅多に聞けない第九です。
発想が凄いですね、凡人にはとても思いつかないような音楽をやるのです。
好き嫌いは分かれてしまう恐れはありますがたまにはこんな第九も良いのではないかと。
これは聞き物です!

今日は「鳥さん」の写真を載せてみました。
「ビオスの丘」にいた鳥さんです。
ヤギ達の居た広場に放し飼いになっていて自由に歩き回っていました。
カラフルで格好良いんですよ、実に。
広場にはヤギや鳥のエサを売っている無人のスタンドが有るのですが鳥のエサのスタンドのそばに何気なく立っていたらいつの間にか鳥たちに取り囲まれていたのです。
そして一様に私を見上げて物欲しそうにしている、「ご飯ちょうだい!」という目つきで見上げるのです。
一袋100円でエサを買って鳥たちにあげましたが、きっとスタンドのそばに人が来るといつも取り囲んであの目で見上げるのでしょうね。
敵もさるものです。

走り去る悲しさ

2006-12-14 02:07:07 | オーケストラ
今日の千葉定期公演は1曲目にモーツァルトの交響曲第40番、有名な大ト短調ですね。
走り去る悲しさとも称される傑作、私は4楽章の再現部で第2テーマが短調で現れる部分が大好きなんです。
提示部では明るく楽しげなテーマとして現れたのが再現部では不安と寂しさを身にまとって走り去って行くのです。
このテーマが短調で演奏される事によって後半はその寂寥感が倍加され走り去る速度も加速されて、一気に終結へとなだれ込んで行きます。

晩年の大傑作の中でも異彩を放つこの曲、実は1楽章の出だしがオケにとっては鬼門。
ビオラの8分音符に乗ってバイオリンの有名なメロディが始まるのですがこれが実に難しい。
アンサンブルも難しいのに加えてメロディにどうニュアンスを付けていくか、様々な指揮者が様々な注文を出してきます。
十人十色といいますがこのメロディに対しては指揮者それぞれ思い入れが深いと見えて本当にいろいろなバリエーションで演奏しなければなりません。
今回も苦労しました、先週の土曜日にもこの曲を演奏しましてやはりそれなりに。
傑作を音にするのは本当に大変なのです。

今日の写真はホテルのテラスから下の海を写したもの。
実はこの中にたくさんの生き物が写っているんです。
写真の左上の黒い部分、写真を撮った時は気が付かなかったのですがこれが魚の大群。
写真を撮って海を何気なく見ているとこの黒い固まりの形がいきなり変化したのです、それまで岩だとばかり思っていたのでびっくり!
小さな魚の群れなのですが大きな魚や鳥が襲って来るたびに形があっという間に変化して面白い。
それからしばらくテラスで変化する群れを見て楽しんでいました。
ちょっと珍しいものを見て得した気分。