にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

いよいよ

2007-12-31 02:02:04 | オーケストラ
今年もあと1日となりました。
オーチャードホールで行われた明日の「ジルベスターコンサート」のリハーサル。
セットの組み立て途中の舞台でやりましたが天井から吊られた青い炎のような物体が気になって気になって。
まだ全部が吊られていなかったのですが結構強いインパクト。
いったい明日になったらどんな舞台になっているのか楽しみではありますが派手になるのか地味になるのか?
皆目見当がつきません。

今年のカウントダウンはローマの松から最後の「アッピア街道の松」ですが2回目ですね。
まさか失敗する事はないとは思いますが、どうなるか。
こればかりはやってみないと解りません。
明日のゲネプロで時間通りにリハーサルをするので大丈夫だとは思います。

一番最初のジルベスターは大野さんがボレロを振って見事成功したのですが、あの大野さんはずっと目をつぶったまま勘だけを頼りに。
おまけに途中でテンポが遅くなってしまい演奏していた我々は「これは駄目か」と感じていたのです。
しかしいきなり神が降りてきてテンポが少しずつ上がっていき終わってみればピッタリ新年。
伝説です。
あれが全ての始まりであり、毎年チャレンジする指揮者にとっては大きなプレッシャーに。
年々そのプレッシャーは大きく重くなっているようです。
今年は大ベテランの尾高さんですからきっちりとまとめてくれるでしょうが、そんな尾高さんでもプレッシャーって感じるものなのでしょうか。
いつも冷静沈着に見えるのですけど。

そんなこんなで明日は大晦日、今回もオーチャードホールのステージでの年越しとなります。
そしてこれが今年最後のブログの更新。
今年もなんとかここまでやってきました。
このブログを見てくださった皆様、コメントやトラックバックを寄せてくださった皆様。
本当にどうもありがとうございました。
そして来年もよろしくお願いいたします。

それではまた来年。

こちらも恒例の

2007-12-29 01:44:40 | オーケストラ
今日は新国で練習でした。
NHKのニューイヤーの後に行われる新国のガラコンサートのリハーサル。
バレエとオペラが2部構成でにぎやかにやるのです。

とは言っても今日はソリストも来ない、踊りと合わせる訳でもない、しかもあろう事か本番を振る指揮者も来ない。
なので今日は曲をなぞっただけ、あまり意味がない練習となってしまいました。
しかしなぜ指揮者が来ないのか。
訳が分からん。
後はゲネプロが一日あるだけ、けっこうしんどい練習になりそうですね。

昨日行ったNHKは紅白歌合戦モードに染まっていましたが、今日の新国はもう一つの年末恒例「レコード大賞」に染まっていました。
新国でレコ大が行われるようになって何年かたつのですね。
知らなかったな、そう言えばもう何年もレコ大は見ていなかった。
紅白だってジルベスターの裏番組、あれ逆か、とにかく同時間帯なので見ていないし。
大晦日に仕事なんてするものでは無いですね。

明日は再びNHKのスタジオで練習。
雨が上がるといいな。

恒例

2007-12-28 00:17:25 | オーケストラ
NHKが正月3日の夜に生放送する「ニューイヤー・オペラコンサート」のリハが始まりました。
年末も押し詰まったこの時期に練習をして年明けの2日にリハ、そして3日が本番というペースは私が東フィルに入ってからほとんど変わっていません。
もっとも最初の頃は1月2日はお休みだったのですがいつの頃からか2日もリハになってしまって今に。
今年は久しぶりにNHKホールのピットに入って演奏します。

迎えて第51回という今回のコンサート、出場する歌手の皆さんも年々入れ替わりだいぶ若返っています。
それぞれの歌のレベルはどんどんと上がってきていると思います。
でもその反面図抜けた力の持ち主が少なくなったかなとも思える。
いやいや皆さんの力が高い所で拮抗しているとも言えるし。
贅沢な悩みかもしれません。

毎年この時期に練習しているのですがNHKは今まさに紅白歌合戦を目前に臨戦態勢。
あちらこちらで紅白のリハも行われています。
滅多に出場歌手の皆さんには会えませんが。
でもムードは盛り上がっているようです、空気が違います。
新年明けてこちらの練習がNHKホールであるのですが至る所に紅白の名残が。
舞台裏の飲み物や食べ物の自販機も空っぽ。
大晦日の大イベントがいかに大掛かりなものか、自販機からも察せられます。

昔は紅白とニューイヤーオペラの両方に出演する、なんて人も居ましたね。
今回は「千の風・・」の大ヒットもありましたので久々に両方出演するかなと期待していましたが・・。
オペラ界ではまだまだなのかもしれません。

さて明日は新国のニューイヤーガラの練習。
本番はNHKの後に続きます。
そんなこんなで正月も休みなし・・・・。

3大バレエ

2007-12-26 01:49:41 | オーケストラ
「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」を俗にチャイコフスキーの3大バレエと言います。
余談ではありますが我々はそれぞれを「はくちょうこ」「ねむり」「くるみ」と呼んでいます。
その「くるみ」の公演も今日で最終日となりました。

都合7回の公演でソロも何組かが交代で務めました。
昨日は新人が主役デビューの予定でしたが残念なことに疲労骨折で降板、きっと一生懸命に練習に励んだでしょうに。
本人が一番悔しい思いをしていることだと思います、次の機会をじっくりと待って今度こそデビューを果たして欲しいと思います。

今日の楽日もデビューの公演、もう一組の主役デビューだったのです。
客席からは応援する歓声や拍手がたくさん飛んでおりました。
今回私の席からは舞台が全く見えないのでどんな感じのステージになっているか解らず、でもきっと立派にデビュー公演を務めたのだと思います。

国際的なソリストが務める舞台もすばらしいのですが今日のように新人さんがデビューともなれば応援したくなるではないですか。
カーテンコールの時に見せる表情も初々しくて、いつまでも今日の感激を忘れずに頑張って欲しいものです。

さて「くるみ」です。
私は3大バレエの中でもこの「くるみ」が音楽的に1番だと勝手に思っています。
「ねむり」も素晴らしい音楽ですが「くるみ」のシンプルでダイナミックでカラフルな魅力にはかなわない。
特に1幕の後半の音楽の盛り上がりは音楽的にもストーリー的にも最高、チャイコフスキーの作品の中でも最高の物ではないかと。
演奏する人を燃え上がらせる力が宿っているのです。
ネズミたちとの戦いが終わってから雪の精の所までの音の見事さ。
演奏する度に喜びが沸き上がってくるんです。
そして雪の精で加わる児童合唱。
言葉は歌わないのですがこれが却って素晴らしい効果を生み出しています。
純粋に声だけの力で表現された音楽、まるでオケの楽器のような扱いですがここぞと言う場面で突如現れる子供たちの声は何にも勝るインパクトがあります。
何回やってもこの場面に来ると感激してしまう。
チャイコフスキー恐るべし。

さてこれで今年の本番はジルベスターを残すのみ。
しかしその前に来年の2つのニューイヤーコンサートのリハーサルがあるのです。
年末年始はずっとお仕事、のんびり出来るのは元旦だけです。
正確には元旦も大晦日から引き続きの仕事がありますが午後から夜は暇。
その日も仕事と数えれば27日から1月6日まで連続でお仕事なわけで、ちょっと厳しいな。
今年は。

頭痛!

2007-12-25 00:18:02 | Weblog
今日は起きたら頭が痛い、それも左側だけ。
俗に言う偏頭痛という物かもしれないなと思いつつ仕事場へ。
痛みは一向に引く様子もなく、痛みでくらくらとする頭で本番をやりました。
そのせいか前半はつまらない間違いをポロポロと連発、後半は慣れたのか少し持ち直しましたが。

私はあまり頭痛の経験はありません。
花粉症やメタボといった痛みをあまり伴わない物は自慢では無いけれど持ち合わせてますが。
これほどまでの頭痛はちょっと経験が。
カミさんは昔からの頭痛持ち、偏頭痛の薬をいつも持ち歩いている程の人。
これでやっとカミさんの辛さが解りました、いや本当に辛いです。

原因はだいたい解っているのです、ピットの中の狭さから普通ではない姿勢で演奏しなければいけない事が一番の理由。
腰と首を左側に捻るような姿勢で弾いているんです。
今回のピットはセッティングがどうも良くないようで、中に入っている1stバイオリンは皆狭さに苦しめられています。
私も前後左右に全くスペースのない場所で弾いていてそんな姿勢になります。
おまけに昨日の本番中、右側の女性の弓が私の髪の毛の中を通過しました。
もう少しで弓で頭を突っつかれるところ、それで余計に左に逃げて弾いたという事が更に事態を悪化させたようです。
左の肩と首の固まり方が尋常ではないのです、血が通っていません。
早く整体に行きたい!

疑問

2007-12-24 01:01:08 | Weblog
今日の2回公演の夜の部は某自動車メーカーの高級車ブランドによる貸し切り公演。
こういった貸し切りの公演はこの世界ではよく有る事、そして貸し切りの場合スポンサーからお酒や食事が振る舞われる事もしばしば。

2回目の公演の為にピットに入ると客席はお酒のにおいがしました。
でも考えてみると今日のお客さんは車のディーラーの招待客、新国の駐車場にはその高級車がずらりと勢揃い。
ハンドルをにぎり家路につくドライバーの皆さんはまさか飲まないだろうと思いたいのですが。

飲酒運転がいかに危険であるかは説明の必要もありません。
自動車メーカーは先頭を切って飲酒運転の撲滅を叫ばなければいけないはずなのに、今日のようなイベントで自ブランドの車に乗ってくるお客さんにお酒を出す神経が理解出来ません。
きっと運転者は飲まないだろうではなく、飲ませない、お酒は出さないというのが正しいあり方だと思いますが。
今日は演奏しつつ段々腹が立ってきて仕方がありませんでした。

そもそも「くるみ割り人形」というバレエは子供たちを対象にした公演。
出演者にも小さい子供もいるし、児童合唱も加わってこのお伽噺は語られるのです。
そんな子供が主役のバレエがお酒臭い劇場で上演されて良いのだろうか。

昼寝

2007-12-23 02:14:23 | Weblog
ハムスターは夜行性、昼間はずっと眠りの中。
ノノはこんな風にケージの中にある部屋の中で眠っているのです。
これは冬用の部屋でとっても暖かいみたいです、おまけにケージの下に遠赤外線ヒーターが敷いてあって部屋の中はとってもぬくぬく。
時折暑くなるようでこんな感じで頭を外に出して眠ります。
これが実におかしい、笑ってしまいます。
しかし気持ち良さそうに昼間は眠っていてうらやましい限り。
夜は活動すると言いますが夜の間中駆け回っているわけではありません。
大半の時間は部屋でのんびりしています、実にうらやましいハムスターの生活であります。

それと今日ひとつ頭に来た事が。
まあ大したことではありませんが。
Google Earthの衛星写真が更新されていて初台や渋谷の写真が新しくなりました。
そのせいかこの前まで渋谷のNHK放送センターの駐車場に写っていた私の車は姿が見えなくなったのです。
初台のコインパークにも見えないし、うちの駐車場にも見えない。
悲しいかな車の所在が解らなくなってしまったのでした。

それに加えて、F1のサーキットでも。
スパ・フランコルシャンやモンツァは写真が更新されてはっきりとその姿が見えるようになりました。
両方ともレース開催中の写真、モーターホームもきちっと写って見ていても楽しい。
ところが鈴鹿です、この前までは鮮明に見えていたサーキット。
更新された写真はあろう事か東コースはすっぽりと雲の中。
メインストレートも第一コーナーもS字も逆バンクもスタンドも何も見えません。
辛うじてヘアピンからスプーンカーブ、西ストレートから130Rまでが見えるけれどあとは本当に雲が隠している。
いくら今年と来年はグランプリが無いからと言ってこれはないよなあ。
2年後のF1の時には新しくなったサーキットの全貌が映し出されるなんて展開だったら凄いとは思いますが。
そこまで洒落っ気があるのだろうか?

さて今日のくるみ、子供たちの数がどっと増えました。
これでこそくるみです、客席の空気が違うんです。
面白くなってきました。
明日は昼夜の2回公演、ちょっと大変でも子供たちの歓声が聞こえれば大丈夫。


暮れ

2007-12-22 02:03:05 | Weblog
いよいよ今年も残りわずかになって年末モードに満ち溢れた街。
空気も冷たく澄み渡りピンと張りつめた風の冷たさが染み渡ります。

新国の楽屋口前の地下の池の水も空気も澄んで夏に撮った写真とは明晰さが違っています。
曖昧なところが一つもない空間という感じがします。
冬はすべてを細かく映し出します。

仕事の行き帰りにも感じますが道を走る車の数が増えて、また走り方もせわしなくなって来ています。
いよいよ年末といった雰囲気にあふれた通勤の道、のんびり走っていると後ろから突っつかれそうです。
今日は特に連休前の金曜日でしたから渋滞もなかなか。
仕事に向かう道も動かない、思いのほか時間を取られました。
大晦日まではこのまま渋滞が続くので時間は注意しないといけません。
本当に今年も暮れるのですね。

仕事の方も新国で「くるみ」をやる組、同時にオペラシティで「第九」をやる組と居てこちらも将に年末モード。
「くるみ」も2日目になって子供たちの数も増え盛り上がってきました。
明日からの連休でもっと盛り上がるかもしれません。
勝負です。

37年前

2007-12-21 01:21:10 | オーケストラ
BSフジで放送されていた番組で思いもかけない顔をたくさん見る事ができました。
60年代から70年代にかけてフジテレビはお抱えの日本フィルのコンサートをたくさん録画しておいたのです。
それを現代の技術でリマスターして放送しているのですが、今日見たものはちょうどこの時期に行われていた「100万人のクリスマスフェスティバル」というコンサートの録画。
このコンサートは山本直純さんを指揮に武道館や代々木の第2体育館で行われたイベント。
会場が武道館の場合は2つのオケが合同で演奏していました、その中の1970年12月22日のコンサートは日本フィルと東京フィルが合同で演奏したのです。
ちょうど37年前の東京フィルのメンバーがずらりと映っていて面白かった。

37年も経っているという事はそこに映っている皆さんはほとんど定年を迎えられています。
中にはまだ在籍していらっしゃる方も居ました、きっと学校を出てすぐの年の瀬だったのでしょう。
みんな若くて張り切っていて、懐かしいというよりフレッシュな印象でした。
弦楽器は入れ替わりが激しいのであまり判らなかったのですが管楽器と打楽器は見覚えのある顔ばかり。
カミさんと二人、画面をしっかりと見て「アッ!何さんと何さんだ!」とひとしきり盛り上がってました。
楽しかったな。

でも一番の収穫は張りのある体で飛び跳ねつつしっかりと音楽と向き合っていた直純さんの姿を見られた事。
合同オケと合唱団、それに巨大なホール全体を指揮しているエネルギッシュな姿は本当に涙が出る程に懐かしかった。
直純さんと演奏した思い出や、旅先での出来事などなどたくさんの場面が浮かんで来ました。
面白かったなあ、あのキャラクター。
もう二度と生まれないであろう破天荒な音楽家、誰からも愛された直純さん。
今日見た40年前の直純さんの指揮で演奏してみたかった。

さて明日はくるみの2日目。
昨日の初日は思ったより子供の姿が少なくておとなしい雰囲気でした。
まだ冬休みには入っていないので仕方が無いのかもしれません。
この週末からの連休でドドっと子供たちが来るんでしょうね。
やはりくるみはそうならないと、クリスマスですから。

だいぶスッキリ

2007-12-19 14:35:37 | Weblog
大火事状態だった鼻の治療もそろそろ終わりのようです。
午前中に行って来た耳鼻科であと一週間で治るでしょうという嬉しいお言葉を頂いて一安心。
薬もマイルドな物に代わりました。
でも抗生物質を飲み続けて来ましたからちょっときついです。
あと少し辛抱してスッキリとした鼻で新年を迎えたいと思ってます。

今日はくるみ割り人形の初日です。
本番は夜からですが新国のロビーも飾り付けられてすっかりクリスマスムード。
華やかです、きっと客席は子供達でいっぱいになるでしょう。
くるみ割り人形の本番は独特の雰囲気があります。
きっと楽しい本番になると思います。
さて頑張らなくちゃ。
腰の痛みなど吹き飛ばしてやりますよ!

久々のピット

2007-12-18 01:52:31 | オーケストラ
くるみのB.O.でした。
オーケストラ付き舞台稽古です、衣装も装置も付けて本番さながらにリハーサルをしました。
明日も一応B.O.なのですがゲネプロみたいにやるとの事、はたしてゲネプロとB.O.との境界線は何なんでしょうね?

新国のピットは6月の「バラの騎士」と「ファルスタッフ」以来となります、約半年ぶりですね。
今回もバイオリンの配置が逆で我々1stは舞台を背にして演奏しますがスペースが無くて狭いの何の。
後ろのプルトの譜面台と自分のプルトの譜面台とに挟まれて身動きがとれません。
変な角度で体をひねらなければならず、これだと体を傷めそうな気配。
果たして無事に乗り切れるだろうか?

バレエという事で音楽の重要な要素であるテンポは踊り手次第です。
これは仕方がない事なので諦めているんです、通常の演奏会でのテンポとは掛け離れたテンポで(だいたいが遅くなるんですが)演奏しなければなりません。
でもその他の音楽的な要素はきちんと演奏したいものです。
フレーズの作り方とか強弱などなど、これをも踊りやすい音楽にしてしまうのはどうかとも思うのですけど。
チャイコフスキーの美しい音楽をわざわざギクシャクと演奏したくはないのですが。
それではただの伴奏、音楽と踊りとの相乗作用がかえって損なわれると思います。
まあ指揮者の考えなのでこれも仕方のないことですけど。
8月にチョンさんとやったプロコフィエフの「ロメオ&ジュリエット」のように音楽がまずきちんと出来上がっている上に踊りとのコラボレーションが出来るのが理想ですね。
そういえばもう亡くなってしまったバレエ指揮の大御所たちは決して音楽をおろそかにはしませんでした。
音楽だけでも鑑賞に堪えるものを作って、しかも踊りやすい。
そんな指揮をしてくれたマエストロが懐かしいです。

底冷え

2007-12-17 00:57:57 | Weblog
今日は練習後に世田谷のボロ市に行きました。
世田谷生まれで世田谷育ちのカミさんにとっては絶対に行かなくてはならない大事なイベント。
12月と1月の両方、仕事があろうとなんだろうと駆けつけるのです。

今日は私も付き合ってボロ市見物。
毎年の事ながらもの凄い人の数で歩くのも侭ならないほど。
特にこの年末の市は土日と重なり人出が凄かったようです。

しかし今日の東京地方は晴れたけれど冷たい季節風が一日中吹き付けて半端ではない寒さ。
気温はそれなりにありますが空気の冷たさが風により倍にも感じられます。
雪国ではもっと寒い中を歩いたりもしますがこんなに空気が痛くは感じられません。
関東平野を駆け抜ける北風の乾いた鋭さは特別なのかもしれません。

我々は短時間歩いただけでしたがお店を出している皆さんは本当に寒くて辛そうでした。
商売とは言え過酷ですね。
中にボランティア団体でしょうか、若者たちが出している古着の店がありました。
その若者、男性だったのですが半袖にミニスカートという女装で呼び込みをしていました。
この寒空にそんな格好で頑張らなくてもとは思いましたが、若さ故のなせる技。
風邪を引かなければよいのですけどね。

おととい買ったスタッドレスタイヤ、今日第三京浜を走ったら振動が出てハンドルがぶれる。
どうもバランスが上手く取れていなかったようでボロ市からの帰り道にショップに行って再調整をしてもらいました。
明日もう一度第三京浜で試してみます、今度は快適になっている事を願って。

これから

2007-12-15 23:39:00 | Weblog
今日は完全にオフモード。
のんびりと一日家で過ごしました。
昨日は午前中から動き回り耳鼻科やオイル交換にタイヤをスタッドレスにするなどあたふたと過ごしたのです。
車もすっかり冬モードに切り替えてこの冬の仕事に備えるのです。

仕事の方も一段落、明日からは新国でのくるみ割り人形となって年末年始の連続仕事にいよいよ突入。
いよいよ今年も残りわずかという実感が湧いてきました。
くるみの後はNHKと新国のニューイヤーコンサートのリハが続いてジルベスターとなって年越しですね。
毎年の事なんですがどんどんその間隔が早くなっているように感じられます。
時間の過ぎる速度が加速しています、仕事に追いまくられているという感覚が強くなっています。
この歳になるともう少し余裕を持って仕事がしたいところですが世の中はそう甘くない。
まだまだ頑張らなくてはいけないようです。


ホテルマン

2007-12-12 01:07:28 | Weblog
今日の本番は赤坂にあるニューオータニの宴会場でやりました。
いつもこういった大きなホテルで仕事をすると、そこで働くホテルマン達の姿に感心させられます。
宴会場の裏ではたらく人々、シェフであったり配膳の係であったりと様々ではありますが本当に大勢の人が働いています。
見えるところ見えないところで仕事をしている皆さんにプロとしての姿を見るのです。

宴会場には裏の導線があります、食事が出てきたり給仕の皆さんが出入りします。
我々もステージに行くまではこの裏の導線を通るのです。
厨房の中を通り、食器の棚のあいだを歩き、業務用のエレベーターに乗り。
お客さんの目につかない道を通ってステージまでいく訳です。
ほんの少しではありますがこの業界の裏側を覗けるという訳です。
大きな宴会場には壁一枚隔てて巨大な厨房があるんです。
それは決してお客さんには見えない、見事に見えない仕組みになっていてお料理がふっと湧き出てくるように見える。
面白いもんです。
何でも仕事の舞台裏って面白いですね。

今日のホテルのように巨大で複雑な構造をしていると中で迷子になりかねません。
ここに行きたいと思っても全然わからない、新館なのか本館なのか、私は今どこに居るんだろうか。
でもこういうホテルのボーイさん達は何でも知っていてきちんと行き先を教えてくれます。
今日も何度もそんな人たちに助けられながらホテルの中を移動しました。
本当に助かります、さすがにその道のプロですね。
ありがとうございました。

さて明日からは本業に戻って再び「二つの未完成」に取り組みます。
定期です、気分を引き締めて臨まなければ。

あなキス

2007-12-11 01:08:01 | オーケストラ
今日の仕事はこんな景色の所で、海辺です。
芝浦の海のすぐ横にあるスタジオでのリハーサル。
一緒にリハをした女性シンガーは「小柳ゆき」さん。
題名の「あなキス」とは楽譜に書いてあったその曲の名前、正しくいえば「あなたのキスを数えましょう」ですね。

ちょっと狭いスタジオにリズム隊と8人の弦楽器、そして小柳さん。
まわりの壁にへばりつくようにスタッフが座っていて人口密度が以上に高いシチュエーション。
そんな中でのリハでしたがアレンジが色々とありまして思いのほか時間をとられてしまいました。

明日は本番なのですが一般向けのコンサートではなく某会社の年末のイベントの中で演奏するんです。
小柳さんとのコラボレーションの他にも人数を増やしてチャイコやドヴォルザークのセレナードを演奏します。
ただし広い宴会場での仕事なのでマイクを付けての演奏となります。
生音でないのが残念ですが仕方ありませんね。
あとはミキシングのスタッフに頑張ってもらって良い音を作ってもらうしかないですね。

仕事の方も年末ムード漂うものになってきました。
あさってからの定期が終わると一気に何末年始の連続仕事に突入となります。
いよいよ今年も終わりですね。