にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

ふと

2008-12-31 02:02:38 | Weblog
仕事帰りに寄ったファミレスでふと湧いた疑問が一つ。
トイレで手を洗って考えた事、その洗面台には温風乾燥もあるし横にはペーパータオルも置いてある。
温風で手を乾燥させる、ペーパーで手を拭く、あるいは自分のハンカチで手を拭く、果たしてこの中でどれが一番エコなのだろうか。

温風は電気を使うし機械を製作する時のエネルギーや原材料の量。
ペーパータオルなら木を伐採して加工するわけで、一枚あたりのコストや原材料の量は僅かだろうけどそれこそ大量に作るだろうし使い捨て。
ハンカチは洗濯するときに水と電気と、乾燥機にかければガスも使うだろうし。
もちろんハンカチ一枚だけを洗濯する事は無いし、でもどれだけエコなのだろうか。

比較するのは難しいですし、今の私にはその答えを導き出すだけの資料も何もありませんが。
でも気になってしまってどうしようもないのです。

さて今日はジルベスターのリハーサル。
井上さんは型にはめられる、人の言う事に従う事が大嫌いな自由人。
秒刻みで台本が作られているジルベスターには根本的に合わないとも思えるのですが。
でもこの人ならではの爆発力、キャラの立ち方は捨て難い。
自分なりの思うところが有っての選曲だったりするのです、でもそれがテレビ局的には望む所では無いようで。
所々でバトルが繰り広げられておりました。

カウントダウンもどうなるかハラハラものです。
時間に収めようと思えば出来るんですが、今日やったリハでも2秒以内の誤差に入れていたし。
でも本番で何をやらかすか期待と不安ですが。
とにかくこちらは振られた通りに弾きますよ。


さてこれが今年2008年最後の書き込みとなります。
明日はジルベスターの本番中に年明けとなりますので次の書き込みは2009年最初のもの。
果たしてカウントダウンがどうなったか、楽しみではありますが。

今年一年、このブログをご覧になられた方、コメントやトラックバックを寄せられた方、皆様本当にありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
体と心とが許す限り、出来るだけ毎日更新を目指して書き込んでいくつもりです。
それでは皆様、よいお年を!


思い出と味と

2008-12-30 01:48:12 | Weblog
昨日はささやかながら忘年会を東中野の韓国料理店で。
メンバーは7月にアジアフィルに参加した東フィルと東京シティフィルの6人。
何となく波長が合うのです、食べて飲んでいるとソウルやインチョンで過ごした時間にすっと戻っていくのです。
場所が韓国料理店だし、飲んでいたのはマッコリだし、店員さんも日本語が怪しいし。
不思議なムードなのですが楽しかった。

さて今年の仕事もあとジルベスターを残すのみ。
明日はリハーサル、果たして今年のカウントダウンはどうなるのでしょうか。
指揮者は井上さん、そこに小曽根さんのピアノにバレエが加わって派手にラプソディー・イン・ブルーなんですが。
出たとこ勝負が得意?な井上さんですからきっと思いっきりハラハラさせてくれる事でしょう。
我々は全てを指揮者に任せて演奏するだけですから、時計も見えないし。
テレビの画面には時計が出ているし会場のお客さんも時計を見ながらです。
たぶん我々演奏者、それもオケだけが時計を見ずにその瞬間を迎えるのです。
明日のリハとあさってのゲネプロでどれだけ近づけるか、見物であります。

先ほどNHKのBSでベルリンフィルのジルベスターコンサートを放送していました。
一昨年の演奏会でしたがメインに据えられた曲は「薔薇の騎士」の終幕、3重唱から最後まで。
実に素晴らしい音楽の洪水、ゴージャスで悲しくて嬉しくて。
良かったなあ。
そういえば来月の定期ではこの「薔薇の騎士」をやるんです。
指揮は新国の公演でも指揮をしたシュナイダーさん。
職人肌の、でもとっても音楽的な雰囲気を持った指揮者。
なんだか来年がとっても楽しみになってきました。

長寿番組

2008-12-28 01:24:20 | Weblog
今日はNHKのニューイヤーオペラコンサートのリハーサルをNHK5階の509stで。
この番組、暮れの紅白と並んでずっと昔から続いている長寿番組。
私が東フィルに入ったのが1984年の暮れでした。
すぐにこの番組があって、あれからかれこれ24年。
早い物です、24年なんて。
佐藤しのぶ、市原多朗といった人たちが期待のホープとして出演していたのを思い出します。

今回ワーグナーのワルキューレ1幕の後半、「冬の嵐は過ぎ去り」から最後までをやります。
いいですね、この部分。
双子の兄妹と解っていながら愛をかわし聖剣ノートゥングをトネリコから抜き放つ場面。
官能と勇壮と歓喜、美しい音楽です。
好きだなこの場面。

そしてもう一つ私の好きなホフマン物語のプロローグ、クラインザックの歌。
酔っぱらいながらホフマンが歌う道化の物語。
まさかこんな場面をこのコンサートでやるとは思いもよらず、でも嬉しかったな。
またオランピアもあります。
機会があればまたホフマン物語はやってみたいオペラですが難しそうですね。
版の問題もあってなかなか決まった形の無いオペラ、未完と言うのは後世の音楽家の想像力を刺激するのでしょうがそれにしてもあまりに多くのヴァージョンが。
でも音楽の楽しさ美しさは抜群です。

東フィルのメンバーもすっかり入れ替わり私が最初にこのコンサートに出た頃のメンバーで今日も出ていたメンバーは片手で足りる数となりました。
ソロの皆さんはすっかり入れ替わってしまいましたし合唱団でずっと出演されている人もほんの一握り。
月日は本当に早く走り去るのですね。



とは言え

2008-12-27 01:33:18 | Weblog
連休も終了となりました。
すこしばかりまとまった休日ではありましたが、これだけではまだ色々な疲れを取るには不十分。
確かに新たに疲労を重ねる事はありませんが、だからといって蓄積した疲労が劇的に減っていくわけではありません。

今日は今年積もりに積もった疲労を目に見える形で実感しました。
詳しくは書きませんけれど、今現在の疲労度を見せられてちょっとショックで。
まあ落ち込む事はありませんが、よくぞここまで疲れを溜め込んだものだと感心したり。
考えてみれば今年は途轍も無く忙しい年ではありました。
体も心も忙しかった。
とまあ早くも今年一年を振り返っています。

明日からは来年の仕事のリハーサルが始まります。
NHKのニューイヤーオペラコンサートのリハーサルが2日間。
ちょうど紅白歌合戦のリハーサルと同じフロアでやるので、紅白に出場する歌手の皆さんも多く見かけるのです。
ちょっと面白い光景です、そういえば去年はショコタンに会いました。
みんなで「カワユスなあ」などと言ってましたっけ。

疲れない一日

2008-12-26 02:30:07 | Weblog
連休二日目、今日はじっくりと休ませていただきました。
昨日は車の修理や買い物などで結局都内や横浜市内をあちこち走り回り、実感として仕事に行ったのと同じような気分。
ですが今日は出かけてもすぐ近所まで。
あとはゆっくりのんびり、昼寝も少々。
昼寝と言うのは実に贅沢で心満たされるものです。
何だか肩や首まですっかり軽くなった感じもします。
やはり休みも続かないとだめですね。

明日は最終日なのですが、耳鼻科に行く予定も入っていてちょっとせわしない感じになりそう。
それに寒いという予報、今現在も凄い風が吹き荒れています。
冬の風ですね、先ほどライブカメラで見た新潟県の山間部はもの凄い吹雪模様。
画面が真っ白になるほどの激しさでした。
こちらも明日は乾燥し切った北風の一日だそうです。
鼻に来るのです、この乾いた空気。
ヒリヒリして痛みます。
その為の耳鼻科ですから張り切って行かなくては。

同時多発

2008-12-25 01:48:06 | Weblog
今日から3連休となりました。
ちょっとここで一息入れてから年末年始の仕事に備えます。

そんな連休初日は車のライト交換の為にプジョーのサービスステーションへ。
今年の秋からショールームとサービスステーションが分離され、ショールームは環八沿いの尾山台へ、サービスステーションは少し環八から中へ入った経堂へと移りました。
ザービスステーションへは今日が初めて。
細い道を曲がって曲がって行った所にひっそりとありました。

今日は左側のテールランプにブレーキランプ、左前のポジション灯が同時に点かなくなってしまい修理に行ったのです。
あまりに同時に3つのライト、それも左側だけが壊れたので何か断線か機械的な故障かと疑っていたのですが結果は3つとも玉切れ。
3つの電球を取り替えてあっけなく修理は終わりました。
断線などの要因は今のところ考えられないとの事でしたが3つも同時に切れるものなんでしょうか。
何か腑に落ちないものを感じつつ帰ってまいりました。

さて昨日で佐渡さんの第九も全てが終了。
最後はオーチャードホールでの演奏会。
間口が狭く奥行きが有るこのホール、実はオケのセッティングが一番自然なのです。
それまでのオペラシティやサントリーのステージだと張り出したコーラスのスペースと指揮台に挟まれた狭いスペースに無理矢理オケを詰め込んだ感じのセッティング。
普段ならば絶対にあり得ないような楽器が隣に来たりします。
私は1stバイオリンの一番後ろのプルトでしたが背中にはパーカッション、左側はトランペット。
サントリーの場合はトランペットが左前方、などという場所ですからアンサンブルに悩むことが多かった。
しかしオーチャードは奥行きがありますのでオケを通常通りにセットして後ろにコーラス。
普段ならアンサンブルがやりにくくてと文句も出るオーチャードですが昨日は逆にやり易さを感じる本番。
不思議なものです。

今日の写真は先日富山駅前で撮ったイルミネーション。
クリスマスらしい写真は今年撮ってなかったのです、かわりにこの和風な写真です。
でもとっても奇麗なんです、この日の寒く凛と張りつめた空気の中でひと際冴えていたのです。
色彩のバランスが素敵でした。

ナビ

2008-12-22 02:20:46 | Weblog
今日は所沢で本番でした。
会場の文化センター「ミューズ」は航空公園のお隣。
広々とした公園の一角にあります。

しかし横浜から所沢に車で行こうとするとルートの選択に悩みます。
そこで今日は行きも帰りもナビの任せてみる事にしました。

所がです、行きと帰りで違うルートを出してきたのです。
設定は距離優先、つまりなるべく短い距離で行けるルートというわけで。
どうしてなんでしょうね。
全然違うルートでした。

行きは第三京浜から環八、井の頭通りと通って田無から東久留米を抜けるルート。
帰りは所沢から小平へ、そこから西国分寺へ、府中を抜けて関戸橋を渡り町田を抜け、最後は保土ヶ谷バイパス。

帰りは日曜日の夕方ということもあって渋滞だらけ。
それに西武線の踏切を何回も越えなければいけない。
なので渋滞にもいっぱい遭遇、行きよりも1時間以上余計に時間がかかりました。


しかいったい、どう言った訳で検索した結果がここまで違うのか。
作った人に聞いてみたいもの。

骨太

2008-12-21 01:46:34 | オーケストラ
今日はサントリーホールのマチネー、第九の連続です。
夕べは夜の本番で今日が昼の本番。
こういうパターンが一番きついですね。
前日の疲れが抜ける時間もそこそこに次のゲネプロ、そして追い打ちを掛けるように本番です。

今日も佐渡ワールドは全開。
スケールの大きな建造物のような第九。
男性らしさが匂ってくるようです。
佐渡さんの体型そのままの骨太でがっちりとした音楽。
指揮者でここまで男臭さを発している人物は珍しいのではないかと思います。
でもそこがなかなか良いのです。
年齢の重ね方がいい感じなんですね。
中年の良さを出せる、良い意味での「若いオヤジ」みたい。
このまま年を取っていきながら巨匠へと、どっしりと腰の据わった音楽を作り出す巨匠へと変貌を遂げていってほしいと思います。

今日は昼間の本番でしたから終演後のホール前はまだまだ明るかった。
写真は先週のディズニー・オン・クラシックの時に撮った今年のイルミネーション。
噴水は去年と同様なのですが今年はツリーがありません。
ちょっと寂しいのは今年のこのお時勢だから?

大工

2008-12-20 01:35:39 | オーケストラ
戸越銀座の整体の先生によく言われるのです「大工仕事でもしてきたんですか?」と。
肩や腰、首も固まりどうしようもなくなる。
まるで一日中金槌で釘を打っていたようだと。

今日の第九、久々に力が入りました。
指揮者の雰囲気に引き込まれるのです、自分の持っている能力を出し切れる。
いやそれ以上の仕事をしているかもしれない。
とにかく弾かされる、音を思い切り出せる。
それに今日のソリストと合唱なら手加減もいらないし。
やれる所まで行ってしまえ、みたいな気持ちになれる。

演奏し終わって気持ちは良かったけれど体にはこたえます。
本当に大工仕事の後みたいな背中と首、でも出来上がった建物は巨大で美しかった。
これだけの建造物が生み出せるのならやっただけの満足感も壮大で。
体が痛もうと構わないや、と思ってしまいます。
でも明日もあるんだよなあ、あさってもあったよなあ。
体の手入れに行かなくちゃいけません。
また言われるよなあ「大工仕事ですか?」って。

暮れる

2008-12-19 01:29:38 | オーケストラ
いよいよ東京フィルの第九のリハーサルになりました。
今年の指揮者は佐渡裕さん、スケールの大きな第九になりました。
落ち着いたテンポで雄大な音楽を構築していきます。
また指示が的確なんですね、オケに対しても合唱にもソロにも。
きちんと自分のイメージを演奏者に伝えてくれる、またその指示通りに演奏すると音楽がまた大きくなっていく。
第九という曲のキャラクターが佐渡さんに合っているのでしょう、とっても良い感じで仕上がっていきました。
明日からは本番が4回、東フィルの演奏会に加えて所沢でもやるんです。
4回は在京のオケでは少ない方だとは思いますが果たして他のオケは何回ぐらいやっているのか?

第九をやるといよいよ年末モードという気持ちになります。
去年は敢えて第九を避けて「くるみ」で年末を過ごしましたが日本人にはやはり第九ですね。
不思議なものですがしっかりと体にしみ込んでしまっているようです。

リハーサルが終わり外へ出ると陽も暮れてわずかに残った夕焼けの名残が奇麗でした。
宵の明星が光ります、雲もなく澄んで深い群青色の西の空。
冬の夕暮れの風景、こんな初台もあるのです。

旅の終わり

2008-12-17 02:38:03 | Weblog
今回の富山演奏旅行は3泊4日、何だかあっという間。
演奏したのは2日だけで前後に移動日がついての3泊4日ですから何だか短く感じられました。

昨日の富山は寒かった、雨がアラレになってひと際寒さが身に凍みたのです。
しかし今日の暖かいこと、お天気も抜群に良かった。
帰りのほくほく線の車窓から見える景色は素晴らしかった。
親知らず子知らずのあたりの海も奇麗、越後の山々も素晴らしい。
残念ながら黒部の山々は逆光になってしまいちょっと残念。

今日の写真はほくほく線の特急「はくたか」から見た八海山。
素晴らしく雄大な姿です。
雪を冠った姿ですね、冬はもうすぐそこまで来ている感じです。
左側の斜面に見える八海山スキー場のゲレンデもはっきりと白く見えるようになりました。
3kmのダウンヒル、ここはまた上から見る景色も最高です。
夏の間もロープウェイでゲレンデの頂上まで上がれます。
見下ろす緑の六日町のあたりの景色も良いのですが、冬は頂上付近の樹氷が素晴らしいのです。
何て書いているとスキーがしたくなってきますが。
滑れるかなあ、今年。

そんな帰り道に食べた駅弁は「富山湾弁当」!
ホタルイカに鱒のすしにブリに白エビのかき揚げ、富山の海の幸がぎゅっと詰まった優れもの。
これが美味しいんです。
新幹線で食べたのですが隣に座った見知らぬ女性もこの弁当を取り出して美味しそうに食べていらっしゃいました。
並んで食べた富山の幸、いいものです。

富山の味

2008-12-16 00:39:15 | Weblog
せっかく富山に来ているのです、御当地の名物を食べたいではないですか。
富山の味と言えばホタルイカに白エビ、寒ブリに富山ブラックに鱒の寿司。
ホタルイカは昨日の朝食で食べましたので今日は残りを一気に食べ尽くし。

まずはお昼に富山ブラック、御当地ラーメンとして有名。
真っ黒なスープは思いっきり濃い醤油味、塩と胡椒が効いていて強烈な個性。
でも麺とチャーシューがめちゃくちゃ美味しい!
食べに行ったのは「西町大喜本店」と言うお店、ブラックの老舗。
ひりひりしても美味しかった!

本番前に鱒の寿司。
地元出身の東フィルメンバー一押しの鱒の寿司を。
鱒の身が驚くほど分厚いのです、優しい酢加減のご飯との相性も抜群。
これもまた美味!
二段重ねの半分は残してあります、これは明日の朝ご飯に。

本番の後はブリと白エビ。
ブリは刺身で、白エビはかき揚げで。
言う事無し!
富山の地酒「勝駒」を飲みながら、至福の時間でした。

今日はひたすら富山を食べ尽くした一日。
幸せです。

考え込む

2008-12-15 00:07:07 | オーケストラ
新川での本番はミラージュホールと言う素敵な名前のホールで。
しかし今日の客席の寂しい事、これは無いだろうと思うくらいの入り。
冬の季節風が吹き抜けてでもいるような寒さ。
こうなった原因は色々とあるのでしょうがちょっと頂けない。
明日の富山の本番は一体どうなのか心配にもなります。
はるばる此処までやって来て、我々は何をしているのか考え込んでます。

そしてもう一つ我々を悩ますのがプログラミング。
全くメリハリの無い感じで二時間半、懸命に歌う歌手の皆さんが気の毒になりました。
そして歌の伴奏をする我々はひたすら小さく小さく、歌手の声を消さないように音を出さないで頑張るのです。
巨大な編成のオーケストラが肩をすぼめてひたすら縮こまっているのです。
本当に我々は何の為にここに居るのだろう。
ただただ疲労だけが残りました。

明日もこんな感じで終わるのかと思うと。
気が滅入るな。

2008-12-13 23:33:49 | Weblog
今日は富山県の魚津に来ています。
明日はすぐ近くの新川(にいかわ)でコンサートがあります。
午後からのんびりと家を出て魚津に着いたら雨の出迎え。
気温も横浜よりぐっと下がって冬らしさが感じられます。
これから本格的に寒くなっていくのでしょう。
まだ序の口ですね。

明日はコンサート終了後に富山市に移動します。
明後日は富山市でのコンサート、普通ならば同じプログラムを演奏するのですが今回はちょっと事情が複雑。
曲は同じでもソリストが違ったりで手間が掛かります。
なんでも主催者のこだわりらしいのです。
理由が知りたいものであります。

さて魚津に着いてはみたもののちょっと街が寂しいですね。
晩ご飯を食べようと街に出てはみてもホテル周辺はコンビニさえありません。
栄えているのは離れたところのようで車がないと身動きできず断念。
ホテルで大人しくしています。

明日は一日雨の予報、今回は独り旅。
ちょっと寂しさが。

夢よ、響け!

2008-12-13 01:16:25 | オーケストラ


一年に一度だけの特別な夜でした。
我々クラシック・オーケストラがその枠を飛び越えてはじけ飛ぶ、そんな一夜。
まるで夢のような音の洪水、何度やってもディズニー・オン・クラシック・サントリーホール公演は最高の御馳走。

前日までの疲れきった体も、ステージに上がり楽器を弾き出せば自然と動き出し、いや弾み出すのです。
こんなに楽器を弾いて楽しいコンサートは他にありません。
今回はアンコールの「Be Our Guest」でシンガーの間で踊るという又とない機会を経験。
ツアーのメンバーはそれこそ毎日のように踊っていたわけですが、昨日だけの出演でも出させてもらって最高に楽しかった。
これぞディズニー・オン・クラシックの醍醐味です。
オケもただ黙って演奏しない、声も出せば踊りもする。
そしてお客さんと一体となってみんなで幸せになるのです。

昨日のコンサートがこんなに盛り上がったのもツアーのメンバーの皆さんがここまでしっかりとしたステージを作り上げてくれたから。
我々はそこに入って行けば良かっただけ、緊張もしましたが引っ張ってもらえるので本当に助かりました。
33回ものステージをあちこちと移動しつつこなして来たエネルギーには頭がさがります。
ツアー最終日の沖縄公演2日目、感極まったメンバーはステージの上でみんな号泣していたとか。
その気持ちもわかるなあ。
あれだけ大変なステージをあれだけの回数、あれだけの場所でやって来たのですから。
皆さん本当にお疲れさまでした。

来年こそツアーに参加、と心に誓っていますが果たして。
去年のサントリー公演が終わった後、指揮のブラッドさんと約束したのです。
来年はツアーに参加するよ、と。
でもその約束は果たせなかった、今年もツアーの会場にお邪魔すると快く迎えてくれました。
今年は約束は交わしていないけれど、来年は絶対に。